毒物劇物取扱者 関西広域連合 令和6年度(2024年度)過去問+解説 第24問‐質量パーセント濃度計算

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「質量パーセント濃度計算」についての出題です。基本的な問題で、文系でも、じゅうぶんに点が取れる問題です。こういう問題を取れるように、過去問を繰り返しておきましょう。

第24問‐質量パーセント濃度計算

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 定番の計算問題です。

 文系の人は、解き方を押さえてください。

密度と、溶液の質量

 密度は、問題文を見ると、「密度が1.2g/cm3」なことがわかります。

 溶液が1L(1000cm3)とすると、「1000×1.2」で、溶液の質量は「1200g」となります。

モル濃度と、溶質の質量

 問題文には、「モル濃度が6.0mol/L」とあるので、溶液1L中に溶質は6mol含まれることがわかります。

 水酸化ナトリウム(NaOH)の質量を求めます。

 「原子量は、H=1.0、O=16、Na=23とする。」とあるので、水酸化ナトリウム(NaOH)は、「23+16+1」で「40」となります。

 これが6molあるので、溶質の質量は、「40×6」で「240g」となります。

質量パーセント濃度

 質量パーセント濃度の公式は、「(溶質の質量[g] / 溶液の質量[g]) ×100 」でした。

 先に求めた数字をぶち込むと…、

 (240g/1200g)×100

 0.2×100

 20

 …と相なります。

答え

 正解:3

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。

 ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。

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