毒物劇物取扱者 関西広域連合 令和6年度(2024年度)過去問+解説 第28問‐金属のイオン化傾向

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「金属のイオン化傾向」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。文系がゼッタイに取らねばならない問題です。

第28問‐金属のイオン化傾向

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 文系でも取れる問題です!

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢A

 選択肢Aの「金属の単体が水溶液中で陽イオンになろうとする性質を、金属のイオン化 傾向という。」ですが、正しい記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢B

 選択肢Bの「イオン化傾向の大きいリチウム(Li)、カリウム(K)は水と反応しない。」ですが、誤った記述です。

 イオン化傾向が大きいほど、反応性が高くなります。

 よって、リチウム(Li)、カリウム(K)は、水と反応します。

 危険物取扱者の乙3があれば、即答できましたね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢C

 選択肢Cの「イオン化傾向の異なる金属を電解質水溶液に浸して導線で結ぶと、電流が 流れる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 文系の人は、“こういうもの”として押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢D

 選択肢Dの「イオン化傾向の小さい白金(Pt)は、天然ではほとんどが酸素との化合 物として存在する。」ですが、誤った記述です。

 白金(Pt)は、イオン化傾向が小さいので、自然界では、単体(金属)として安定に存在します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「A」は「正」です。

 「B」は「誤」です。

 「C」は「正」です。

 「D」は「誤」です。

 よって…、

 正解:2

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。

 ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。

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