毒物劇物取扱者の独学‐文系が1発合格する勉強方法と傾向と対策

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 毒物劇物取扱者を独学で1発合格をめざす文系の人に、独学の序盤・中盤・終盤の勉強方法から科目別勉強方法、使用教材など、必要な試験情報をわかりやすく説述。暗記と記憶のコツや、文系に致命的な「化学」の計算問題のコツ、「性質等」のコツも。理系資格の毒物劇物取扱者だが、文系でも、本ページで傾向をつかんで対策を執れば、独学合格が可能です。

インデックス

  1. 【緊急告知】
  2. はやわかり毒物劇物取扱者
  3. 必読の試験情報「一概には…」
  4. 2試験・3科目・足切りあり
  5. 文系向け使用教材
  6. 傾向と対策
  7. 全般の勉強方法
  8. PDF過去問について
  9. 法規の科目別勉強方法
  10. 化学の科目別勉強方法
  11. 計算問題のコツ
  12. 実技・性質の科目別勉強方法
  13. 性質等のコツ
  14. 暗記と記憶の2つのコツ
  15. 文系の試験勉強のまとめ

緊急告知

 関西圏の毒物劇物取扱者試験は、試験の主催者が変わります。

 関西圏で受験予定の方は、ブログの「毒物劇物取扱者の滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の受験予定の人に‐関西広域連合に統一化」を、一読ください。

 関西圏以外の受験予定の人も、こうした試験事務・試験問題の統一化・合同化は、他の地方ブロックで起きておかしくないので、「毒物劇物取扱者の2019年度(H31)受験予定の人に」の方を、一読願います。

 本試験の傾向がガラッと変わりかねないので、独学の人は、注意してください。

はやわかり毒物劇物取扱者

 毒物劇物取扱者は、理系資格ですが、試験勉強のほとんどは「暗記と記憶」なので、文系でも独学で1発合格できます。

 試験科目には、文系が頭を悩ませる「基礎化学」がありますが、高校レベルの難易度であり、定番化・定型化しているので、文系でも、後述する勉強方法で、合格点をじゅうぶんに確保できます。

 わたしも、ガチ文系でしたが、危険物等の資格もあったことから、“「化学」で頭を悩ましながらも”、1発合格できました。

 

 この点、理系の人なら、当該「化学」が余裕なので、ことさらに、1発合格できます。

 ところで、毒物劇物取扱者試験の主催者は、「都道府県」で、年1回、各都道府県ごとに試験が行われます。

 合格率は、おおむね「50~60%」台で、テキストと過去問題集をきちんと消化すれば、文系でも、落ちる事はありません。

 使用教材は「教材レビュー」にまとめていますが、メンドウな人は、「改訂新版 毒物劇物取扱者 合格教本」と「毒物劇物取扱者試験 公論出版」を使用すればいいでしょう。

 先の市販教材を使えば、セミナーや講習会等に行くことなく、合格できます。

 試験勉強期間は、「1~3ヶ月」ほど見ておけば、大丈夫です。

 本試験の難易度は、危険物の丙種くらいで、「カンタンだがメンドウ」です。

 なお、毒物劇物とはいえ、実際の薬物に触れることはありません。本試験は、ペーパー試験です。危ない作業はしないので、ドシドシ、挑戦してみてください。

必読の試験情報‐“一概”には言えない

 毒物劇物取扱者の受験に当たって、文系・理系ともども、必ず、知っておかねばならない試験情報があります。

 『すべてが、一概に言えない』ところです。

 毒物劇物取扱者試験は、「都道府県」が主催者であり、全国統一試験ではありません。よって、都道府県ごとに、問題数、試験傾向、配点、採点基準、足切り点等々で、絶妙に異なっています。よって、受験予定の都道府県のWebサイトや願書、PDF過去問を、熟読しておく必要があります。

 毒物劇物取扱者がどのくらい異なっているかというと…、

 大阪府や東京都は、「75問」の出題ですが、京都府などは、「50問」の出題です。

 大阪府は「性質等」と「実技」がごっちゃになっていますが、東京都や京都府では、別々に出題されます。

 大阪府は足切りが40%ですが、東京都では足切りが50%です。京都府は採点基準が公開されていません。

 大阪府や東京都は、自腹で合格証書を郵送してもらいますが、京都府はふつうに送られてきます。

 こんな次第なのですが、とりわけ、試験問題の出題傾向が最も異なり、出る・出ないが都道府県によって明白に異なります。

 一生懸命、テキストの表やリストを暗記したが、自分が受けるところでは、ほとんど出題されなかったとか…、

 「化学」の計算問題は捨ててもいいと、Web等で述べられていたので「捨て問」にしてたら、自分の県では、計算問題のウエイトが高かった…、なんてことが多発します。

 情報の齟齬が大きいのが毒物劇物取扱者試験です。試験情報については、すべて、「一概に言えない。自分の受けるところでは、どうなのか?」と括弧がけで見ていく必要があります。

試験制度‐2試験・3科目・足切りあり

 毒物劇物取扱者試験は、「筆記試験」と「実地試験」の「2つの試験」からなります。

 両方とも、「多項選択式(正しいものはどれか?)」で、完全なペーパー試験です。

 筆記試験は、“「法規」「基礎化学」「性質・貯蔵・取扱方法(性質等)」の3科目で構成されます。

 しかし、大阪府のように、「実地試験」が「性質等」と一緒くたになっている都道府県もあります。

 “一概には言えない”のですが、おおむね、科目ごとに、足切り点が設けられているところが多いです。

 よって、1科目でも苦手な科目があると、それに足を取られて、不合格となりかねません。よって、満遍なく勉強しておく必要があります。

 なお、参考までに、大阪府では、「各科目100点満点で、1科目40点未満のものがある場合は不合格とする。」となっています。

 合格基準点は、公開されていないところもあり、“一概には言えない”のですが、おおむね「6割正解」で合格とするようです。

 合格率も、公開されていなかったりするため、“一概には言えない”のですが、おおむね「50~60%」のところが多いようです。

 こんな風に、“一概には言えない”ので、各自で、受験予定の都道府県のWebページや願書、公開データに当たってください。

文系向け使用教材について

 毒物劇物取扱者は、市販の教材だけで独学合格できます。

 しかし、教材の中には、ガチ理系向けのものや、単に羅列しただけのダメ教材が多々見られるので、文系の人は、注意が必要です。

 文系に推薦できる教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、「改訂新版 毒物劇物取扱者 合格教本」と「毒物劇物取扱者試験 公論出版」を使用すればいいでしょう。

 

 なお、理系の人なら、そうテキスト・過去問にこだわらなくても、支障ないかと思います。

傾向と対策

 毒物劇物取扱者の傾向は、『試験問題の大半は、定番化・定型化している』です。

 よって、対策としては、『テキストを2~3回読み、過去問題集を2~3回解き、PDF過去問を2回解く』となっています。

 試験問題は、“毎年出る問題”や“よく似た問題・同種の問題”、“使いまわされている問題”が目立ちます。

 それに、です。“一概には言えない”のですが、本試験では、「そっくりそのままの問題」が何問か出ています。

 ホント、問題文も答えも一緒で、過去問の答えさえ知っていれば、100%正解できてしまい、労せずして1点が取れます。

 また、毎年同じ毒物・劇物が問われる傾向があります。たとえば、大阪府では、毎年「硝酸」や「四塩化炭素」、「酸化第二水銀」が問われていました。

 他の都道府県でも、定番の毒物劇物があるでしょうから、その傾向に沿って、ピンポイントで憶えてしまえば、そこそこ点が取れてしまうのです。

 こういう「そっくり同じ問題」や「ド定番問題」を取りこぼさないだけでも、かなりの点数の底上げが可能です。ほいで、他の論点を、上積みする感じで勉強すれば、自然と合格点に到達する、ってな塩梅です。

 特に、文系の人ですが、「化学」の傾向も、「定型化・定番化」しているので、過去問をしっかり解いておくことで、足切り点には、引っかからないようになれます。がんばりましょう!

勉強方法について

 毒物劇物取扱者の勉強方法ですが、まず、文系の人へ、独学上、最も重要な試験情報を述べます。

 『元素記号は覚えなくてはいけませんが、毒物劇物の化学式を憶える必要はありません。

 元素記号、たとえば、「酸素:O」とか、「窒素:N」とかは、「化学」で必要になるので、暗記する必要があります。

 しかし、「性質等」に出てくる毒物・劇物の化学式は、たとえば、シアン化カリウムは「KCN」ですが、こういうのは、憶えなくてよい、といった次第です。

 化学式の1つ1つを憶えるのは、大変な手間を食います。それなのに、出題は、ごくわずかです。

 毒物・劇物の化学式を憶えるのは、費用対効果が悪すぎるので、絶対にしてはなりません。

 もちろん、本試験では、「○○の化学式はどれか?」という問題が出題されます。

 しかし、大半は、すぐわかる難易度なのです。たとえば、「酸化第二水銀の分子式は?」という問題でしたら、選択肢には、先の「KCN」のような水銀や酸素の入ってないものが挙げられており、「水銀(Hg)」と「酸素(O)」さえわかっていれば、穏当に解ける、といった次第です。なお、酸化第二水銀は「HgO」です。

 こんな次第で、テキストの「取扱い」や「実地」のページに、ずらっと並ぶ化学式は、一切、無視すればよい、といった寸法です。少なくとも、このわたしは、1つとして憶えていません。

 しかし、例外があります。

 「化学」の「有機化合物」の単元で出てくるものは、たとえば、メタノール(CH3OH)やエタノール(CH3CH2OH)、ホルムアルデヒド(HCHO)やベンゼン(C6H6)等は、頻出論点のため、分子式や組成式をしっかり押えておかねばなりません。

 憶えるべきところと、そうでないところを意識して、暗記に取り組んでください。

 んでは、以下、具体的な試験勉強の方法を…、

  1. 序盤の独学
  2. 中盤の独学
  3. 終盤の独学

 …な感じで見ていきます。

 なお、科目別に知りたい人は…、

  1. 法規の勉強方法
  2. 化学の勉強方法
  3. 実技・性質の勉強方法

 …を参考ください。

序盤の独学

 独学序盤は、まず、「ざっくりとテキストを読む」です。

 毒物劇物取扱者試験が、どういうものかを、掴むような感じで、目を通していけばいいです。

 しかし、注意してください。

 「実地」「取扱」のところを、まともに読んではいけません。

 ここは、細々とした“箇条書き”のオンパレードで、まじめに読むと、失神します。本当に、ざっくり、目を通すだけでいいです。

 文系の人は、最初は、見慣れない毒物劇物の名称に、苦痛を“かなり”感じるはずです。わたしもそうでした。

 しかし、何回も目にするに従って、どんどんカンタンになるので、そこまで、我慢の毎日です。配偶者を思い浮かべれば、あらゆることに我慢できるはずです。

 んで、読み進めるのと並行して、テキストに付いてくる練習問題を解きます。

 チンプンカンプンでしょうが、答えを見ながらでもいいので、とりあえず、問題演習の数を稼いでいってください。

 こんな感じで、テキストを最後まで、1周通して読みきってしまいます。

中盤の独学

 独学中盤となったら、「テキスト読む‐過去問を解く」です。

 テキストを一通り読み終えれば、“毒物の○○、見た事はあるな~”とか、“劇物の××、たしかにこんなんあったな~)くらいのレベルに、到達しているはずです。

 そのくらいになれば、果敢に、過去問に入ります。中盤なので、まだまだ、憶えて切れていない状態でも、過去問に着手します。

 最初は、あまりの解けなさに、(こんなんで、受かるンかいな?)と不安に思うことでしょう。わたしもそうでした。

 しかし、テキストなり解説・解答なりを見つつ、過去問を解いていってください。

 んで、過去問を解いたら、解説を読み、テキストの該当箇所を読み、記憶に勤しみます。

 わたしのやり方ですが…、

 

 …な風に、過去問に出てきたものを、テキスト等の該当箇所に、マーカーで塗っていきました。

 こうすると、そこそこ“頭”に残ったものです。

 こんな次第で、まずは、過去問に載っていることから、制覇していきましょう。

 さて、です。こういうとアレですが、毒物劇物取扱者の問題そのものは、凝ったものはほとんどなく、単純なものが多いのです。

 また、先述したように、「出るもの」はそこそこ決まっているので、それらをしっかりやるだけで、点が取れるようになるのです。

 そのため、1回目の過去問演習はきつくても、2~3回目となると、だいぶ点が取れるようになります。

終盤の独学

 過去問が仕上がってくる独学終盤に駒が進めば、「仕上げに、受験予定の都道府県のPDF過去問を、2~3回解く」ことを目標にします。

 PDF過去問を解けば、個々の都道府県の試験傾向がわかります。

 んで、当該傾向を元に、「暗記と記憶」に勤しみます。

 たとえば、「廃棄」や「用途」がよく出るところなら、テキストの該当箇所を、「5回くらい」見て、本格的に覚えこんで行く、ってな寸法です。

 逆に、出ない論点は、ざっくり押える感じにしていきます。

 わたしの受けた「大阪府」では、「貯蔵」「廃棄」「漏洩時措置」がちょっとしか出ないので、わたしは、見るだけにして、他に労力を回していました。

 こういう感じで、PDF過去問を解き、9割近く解けるようになっていれば、本試験でも、合格できるはずです。

PDF過去問について

 主催者の都道府県のWebサイトで、過去問がPDF形式で配布されています。

 当該PDF過去問は、傾向把握のために、必ず解かねばなりません。

 先述したように、本試験は、都道府県によって傾向が異なるため、どの論点に尽力して、どの論点を捨てるかを把握しておかねばなりません。勉強のロスが減ります。

 また、毒物劇物取扱者試験では、“同じ問題文で同じ答え”という『ボーナス問題』が出る可能性が高く、そういう“おいしい試験情報”を得ることで、点数の底上げが可能となります。最高の足切り回避です。

 このように、解ける・解けないは別にして、一度は、目を通さなくてはいけません。

 試験勉強に、ある程度、目処が立ったら、さっさとPDF過去問に手を付けてください。

PDF過去問はタブレットで

 ところで、PDF過去問の問題演習ですが、「タブレット」での閲覧が効率がいいです。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

法規の科目別勉強方法

 一概には言えないのですが、当該「法規」は、最もカンタンで、かつ、最大の得点源となっています。

 ボリューム(条文数)が少なく、そして、試験問題は、制度内容や数字を問うたりするなど、シンプルな出題が多いため、本当に点が“すぐに”取れるようになります。

 「法」などと見聞きすると、ゾッとする人も居られるでしょうが、当該毒物劇物取扱者では、全くそうではないので、安心してください。

 法規は、テキスト・過去問題集を2回はやっておけば、PDF過去問や本試験で、7~8割は“すぐに”取れます。シッカリ勉強すれば、9割はかたいです。

 一概には言えないのですが、当該法規で点が取れれば取れるほど、残りの2~3科目で“失点してもよい”ことになるので、集中して取り組むのが賢明です。

 一概には言えないのですが、当該法規で点数を大きく稼ぎ、他の科目は、足切りを免れるくらいに得点するのが毒物劇物の基本方針となっています。

 まあ、四の五を言わず、テキスト・過去問題集に当たってみてください。勉強前の不安は、ほとんど杞憂です。

化学の科目別勉強方法

 難易度は、「高校化学」レベルです。

 知識問題と計算問題の2系統があり、計算問題で出るのは、「mol計算」「濃度計算」「化学反応式」「pH」「中和反応」「ボイル・シャルルの法則」「熱化学反応式」などです。

 本試験は、定番化しているので、過去問を繰り返しておけば、致命的な失点をすることはないでしょう。

 よって、理系の人なら、あまり問題ないはずです。テキストと過去問題集をざっくりやってみて、手ごたえ十分なら、そう深く勉強しなくてもよいでしょう。

 しかし、問題は、文系の人なのです!!

文系はきけん

 高校化学レベルとはいえ、文系の人は、全く油断できません。

 一概には言えないのですが、多くの都道府県では、足切り点が設けられています。よって、当該化学がまったくダメだと、受験前の時点で、落ちてしまいます。

 文系なら、先の「法規」と「実技(性質等)」は、何とかなるはずです。基本は、「暗記と記憶」だからです。

 しかし、「化学」は、計算問題があるため、それ相応の対策を練らなければなりません。

 「化学」ですが、先述したように、計算問題と知識問題の2系統から成っています。

 知識問題は、テキストを読み込んだり、過去問題集を繰り返したりすれば、何とか、点数を確保できるはずです。要は、覚えるだけです。

 問題は、計算問題です。

 理想を言えば、点が取れるくらいには、勉強しておくべきです。

 先も述べたように、出題はある程度、決まっているので、勉強しておけば、全滅を避けるくらいには到達できます。

 しかし、頭痛がする、どうしてもダメ、卒倒する、時間がないなどの事情にあるなら、まず、受験予定地のPDF過去問を開いて、計算問題の比重を調べてみてください。

計算問題のコツ‐捨て問

 先述したように、毒物劇物試験は、都道府県ごとによって、かなり異なる試験です。

 んなもんで、「化学」の問題構成や出題数を、受験予定の都道府県のPDF過去問を調べることで、どれだけ、計算問題を捨てられるかの目途が付くのです。

 計算問題にも、溶液の濃度といった「カンタン系」と、熱化学反応式といった「難しい系」があります。

 コツとしては、前者の「カンタン系」に集中する、といった次第です。

 計算問題の中には、中学生レベルのものもあります。そういうものを、まずは、勉強して、「点」とするわけです。

 んで、いくつか取れる自信が付いたら、後者の「難しい系」に手を伸ばすといった次第です。

 コツですが、無理はいけません。

 独学では、無理をすると、すぐにイヤになるので、1日1論点くらいのペースで、ムズイ計算問題を、勉強していきます。んで、その時ダメなら、ダメでいいです。

 ほいで、本試験直前まで、ダメなようなら、『捨て問』とします。

 わたしは、酸化還元反応などの2~3の論点がどうしてもダメで、「捨て問」としましたが、「カンタン系」の問題を取ることで、十分に足切りを免れる事ができました。

 文系の独学では、「化学」の足切りさえ、免れたらよいのです。

 受験予定地のPDF過去問を調べ、“どれだけ捨てれるか”を確かめて、“どこで点を取るか”を追求してみてください。気持ちがぐっと楽になるはずです。

計算問題を全部捨てるのは考えもの

 大半の県では、計算問題の比重が高いため、足切り点に引っかからないためには、どうしても、計算問題を勉強しなくてはならないところがあります。

 しかし、これに対して、問題数に余力があったり、計算問題の出題が少なかったりする県では、計算問題のぜんぶを「捨て問」にできるところがあるのです。

 当方の受験した大阪府がそうで、化学の出題数は「25問(100点満点)」で、計算問題は「5~6問(20~24点)」、足切り点は「40%正解(=40点)」だったので、計算問題をすべて捨てても、何とかなったのです。

 実際の試験会場でも、「計算問題は全部捨てた!」と話している人が多々いました。

 しかし、計算問題は、メチャクチャに難しいものではありません。テキストや過去問題集を繰り返せば、点数は取れるので、全部を捨てるのではなく、取れそうなものだけは、勉強しておくべきです。

 1点を笑うものは、1点に泣きます。

実技・性質等の科目別勉強方法

 実技・性質等ですが、一口で言うと、「膨大なボリューム」です。

 ですから、文系の独学では、毒物劇物の1つ1つを、テキストで覚えていくような、『苦行』をしてはいけません。必ず挫折します。

 本格的な「暗記と記憶」の作業に入るのは、中盤以降です。

 まず、ざっくりテキストに目を通します。覚えようとせず、確認程度くらいでOKです。

 一通り読めたら、即断に、問題集に挑戦します。

 ほとんどの問題は解けないでしょうが、それが普通です。

 んで、テキストを見ながらでいいので、選択肢をテキストで調べるような態で、問題を解いていきます。

 んで、テキストで調べたところは、蛍光ペンでマークして、復習の目印とします。

 とりあえずは、上記作業を、過去問題集の最後までやっていきます。

性質等のコツ‐よく出る論点は決まっている

 ここで、「性質等」のコツですが、各毒物・劇物で、最も多く問われるのは、「固体か液体か気体か」、「色」、「臭い」なのです。

 反対に言えば、「廃棄」とか「用途」といったものは、あまり出ていないのです。

 んなもんで、まずは、「固体か液体か気体か」、「色」、「臭い」に着目して、憶えていけばいいわけで、反対にいえば、「廃棄」等は、「後回し」にすればいい、ってな次第です。

 各毒物劇物には、かなりの記述がありますが、どこがよく出るかがわかれば、憶える苦労も減ります。

 どこに尽力すればよいか、納得してから、「暗記と記憶」の作業に入っていきましょう。

 ところで、毒物劇物の名称・特徴ですが、文系にとっては、初見のものばかりで、しかも、カタカナの長ったらしいもの・専門的なものが多数のため、最初は、絶望するはずです。

 コツは、「あきらめない」です。

 わたしも、最初は、その『数』に唖然としましたが、本試験時には大体は把握できるようになってました。

 テキストや問題集にて、何回も接するうちに、次第に憶えていくので、あきらめず、配偶者のように、根気よく接していきましょう。

暗記と記憶の2つのコツ

 テキストの各毒物劇物の“膨大なキーワード”を憶えるのは、実に骨が折れます。

 第1のコツですが、「テキストよりも、問題演習」です。

 テキストの読むより、問題を解きながらの方が記憶に残ります。

 問題演習を繰り返せば、ある程度、記憶に残ります。んで、問題演習では覚えられなかったものを、テキストを精読して、腰を据えて暗記していく、といった寸法です。

 んで、第2のコツですが、暗記と記憶は、主に、通勤・通学時間や、空き時間・細切れ時間を中心にして、憶えていくようにします。

 配偶者から蛇蝎のように嫌がられますが、『トイレ』にテキスト等を置いておいて、暗記に勤めるのも乙なものです。見るだけでも、記憶は維持できます。

 机の前で憶えるよりも、こうした“使われていない時間”で憶えた方が記憶のノリがいいです。時間の有効利用にもなります。

 机の前では、問題を解いたり、過去問を解いたり、テキストを読んだりする時間に充てましょう。

用途、廃棄等

 「鑑別」や「用途」、「廃棄」等の論点は、正直、機械的に憶えていくしかありません。

 わたしは、テキストのリストや表を、先の空き時間のほか、夜寝る前に10個なり20個を憶えるようにしていました。

 もちろん、すぐ忘れるのですが、やはり、何回も見ていくうちに、頭に残るようになります。

 ざっと眺める・目を通すだけでも、かなり効果があります。

 いっぺんにやると大変な苦痛ですが、毎日少しずつなら、嫌気も差しません。すぐ眠れるので、酒量も激減します。肝臓にもやさしい勉強方法をお試しください。

まとめ的なこと

 毒物劇物取扱者ですが、要は、「回数」です。

 文系にとっては、とっつき難い毒物劇物も、何回も目を通せば、頭に残っていきます。憶えられないと愚痴る前に、「回数」を確保してください。

 計算問題も、「回数」で、足切りは免れます。

 使用教材は、「教材レビュー」を参考にします。

 テキストと過去問題集は「2~3回」を、PDF過去問は「2回」をやっておけば、まあ、穏当に合格ラインに入れるはずです。

 「法規」は、文系なら、大丈夫です。過去問を解いていれば、点は取れます。

 「化学」は、文系にとって、“最大の不合格要因”です。問題演習を中心に、手に負える問題は、確実に取れるようにしましょう。ダメなものは「捨て問」で、3~4個ならOK。

 「性質」「実技」での毒物劇物の暗記は、細切れ時間を最大限に活用しましょう。要は、「暗記と記憶」なので、文系でも、きちんとやれば、点は取れるようになります。

 都道府県が公開しているPDF過去問は、必ず解いて、傾向を掴んでおきます。

 こうした次第で、文系でも、正しく試験情報を得て、傾向に沿った対策を執っていれば、受かります。受験料は、かなり高額なので、「お布施」にならないよう、1発合格しましょう。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

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