毒物劇物取扱者 関西広域連合 令和6年度(2024年度)過去問+解説 第35問‐アミノ酸

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「アミノ酸」についての問題です。完全な「理系」の問題です。しかし、文系の人でも何とか解ける選択肢があるので、ここから、最終解答を導いてください。うまくいけば、取れます。

第35問‐アミノ酸

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「生体内で合成されないか、または合成されにくいため、外部から摂取する必 要があるアミノ酸を必須アミノ酸という。」ですが、正しい記述です。

 これは、よく耳目にするので、文系でも解けるかと思います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「α-アミノ酸は、デンプンを構成する主要な成分である。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「デンプン」のところです。

 正しくは、「タンパク質」です。

 これも、何とか解けますね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「アミノ酸にニンヒドリン水溶液を加えて温めると、紫色に呈色する。」ですが、正しい記述です。

 ・・・文系には厳しいです。“こういうもの”として押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「アラニン以外のアミノ酸には、鏡像異性体が存在する。

 間違っているのは、「アラニン以外のアミノ酸」のところです。

 アラニンは、鏡像異性体を持つアミノ酸のことです。

 “こういうもの”として押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 正解:2

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独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。

 ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。

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