本問は、「法規」の「事故の際の措置規定」についての出題です。基礎知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「毒物劇物販売業者が取り扱う毒物が盗難にあったが、特定毒物ではなかっ たため、警察署に届け出なかった。」ですが、誤った記述です。
んなーこたない、と突っ込む選択肢です。
特定毒物ではなかったとしても、直ちに、警察に届け出なくてはなりません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「毒物劇物製造業者の製造所において取り扱う毒物が飛散し、周辺住民の多 数の者に保健衛生上の危害が生ずるおそれがあったので、毒物劇物製造業者 は直ちに、その旨を保健所、警察署及び消防機関に届け出るとともに、保健 衛生上の危害を防止するために必要な応急の措置を講じた。」ですが、正しい記述です。
飛散漏れ等の事故の場合、届け出るのは、保健所、警察署、消防機関です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「劇物を学術研究のために使用している研究所において劇物が盗難にあっ たが、毒物劇物営業者ではなかったため、警察署に届け出なかった」ですが、誤った記述です。
盗難紛失の警察署への届け出義務は、毒物劇物営業者のほかに、特定毒物研究者にも課せられています。
問題文には、特定毒物研究者である明言はないですが、その可能性はあります。
よって、届け出すべきかと思われます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。
ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。
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