毒物劇物取扱者 関西広域連合 令和6年度(2024年度)過去問+解説 第46問‐物質と性状

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「物質と性状」についての問題です。基本的なもの、よく出るもので問題が構成されており、文系でも、得点できるはずです。

第46問‐物質と性状

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「四塩化炭素・・・揮発性、麻酔性の芳香を有する無色の重い液体で、不燃 性である。」ですが、正しい記述です。

 四塩化炭素の正しい記述です。ちなみに、燃焼法で廃棄します。

 よく出るので、優先して押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「蓚酸・・・無色の刺激性の強い液体であり、還元性が強い。」ですが、誤った記述です。

 蓚酸ですが、無色透明の稜柱状結晶です。水によく解けます。

 燃焼法、活性汚泥法で廃棄します。

 漂白剤などの用途です。

 定番論点です。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「メタノール・・・無色透明の揮発性の特異な香気を有する液体で、可燃性 である。」ですが、正しい記述です。

 ボーナス問題です。

 乙4があれば、即答できたでしょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「クロルエチル・・・無色又は淡黄色の透明な液体で、水に難溶である」ですが、誤った記述です。

 クロルエチルは、無色の揮発性の液体で、エーテル様の臭いがあります。

 燃焼法で廃棄です。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。

 ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。

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