本問は、「基礎化学」の「典型元素の水素化合物」についての問題です。「理科」の常識問題で、文系には、やや厳しい問題です。常識を働かせて、ギリギリまで選択肢を絞りましょう。また、過去問演習では、復習だけはしておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「沸点は、メタン < アンモニア < 水 < フッ化水素の順に高くなる。」ですが、誤った記述です。
文系には厳しいですね。
メタンの沸点は、-162℃です。
アンモニアは、沸点-33℃です。
水は、沸点100℃です。
フッ化水素は、沸点20℃です。
ですから、「メタン < アンモニア < フッ化水素 < 水の順に高くなる」と相なります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「アンモニアは、水酸化ナトリウム水溶液を付けたガラス棒を近づけ、白煙を 生じることで検出される。」ですが、誤った記述です。
これは、文系でも取らないとダメですね。鑑別の問題でもあります。
間違っているのは、「水酸化ナトリウム」のところです。
正しくは、「濃塩酸」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ちなみに、当該選択肢bを判別出来たら、あとは、50%の確率で点が取れます。
bが誤と分かれば、答えの1,3,4が消去できるからです。
選択肢cの「メタンは、天然ガスに多く含まれ、空気より軽く無臭の気体である。」ですが、正しい記述です。
理系常識問題で、文系には厳しいかもですが、がんばりましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ハロゲン化水素の水溶液の酸性の強さは、フッ化水素 < 塩化水素 < 臭化水素 < ヨウ化水素の順になる。」ですが、正しい記述です。
要は、一番強度が低いのが「フッ化水素(HF)」で、高いのが「ヨウ化水素(HI)」です。
“こういうもの”として押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は…、
正解:5
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。
ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。
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