毒物劇物取扱者 関西広域連合 令和6年度(2024年度)過去問+解説 第39問‐毒物及び劇物の廃棄の方法2

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「毒物及び劇物の廃棄の方法2」についての問題です。取れる選択肢もありますが、文系には厳しいです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。

第39問‐毒物及び劇物の廃棄の方法2

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「水に溶かし、水酸化カルシウム(消石灰)、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)等 の水溶液を加えて処理し、沈殿ろ過して埋立処分する。」ですが、これは、「沈殿法」の記述です。

 よって、「塩化亜鉛」となります。

選択肢b

 選択肢bの「スクラバーを備えた焼却炉の中で乾燥した鉄製容器を用い、油又は油を浸 した布等を加えて点火し、鉄棒でときどき撹拌 して完全に燃焼させる。残留 物は放冷後水に溶かし、希硫酸等で中和する。」ですが、「燃焼法」の記述です。

 よって、「ナトリウム」となります。

選択肢c

 選択肢cの「セメントを用いて固化し、埋立処分する。」ですが、「固化隔離法」です。

 「固化隔離法」は、数が少ないので、何とか解けます。これは、「塩化第一銅」です。

 ほかに、「砒素」も、この廃棄方法です。

答え

 「a」は「塩化亜鉛」です。

 「b」は「ナトリウム」です。

 「c」は「塩化第一銅」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

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独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。

 ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。

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