本問は、「基礎化学」の「芳香族化合物」についての問題です。文系には厳しいですが、危険物取扱者の甲種等で勉強した人なら、解けなくもないです。無理なら捨て問ですが、解けるようなら、復習しておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aは、「ニトロベンゼン」となります。
ベンゼン (C6H6) に濃硝酸 (HNO3) と濃硫酸 (H2SO4) の混合物を加えて加熱すると、ニトロベンゼン (C6H5NO2) が生成します。
選択肢bは、「アニリン」となります。
ニトロベンゼンにスズ、濃塩酸を入れて還元すると、アニリン塩酸塩ができ、そこに強塩基である水酸化ナトリウムを入れるとアニリンができます。
選択肢cは、「フェノール」となります。
「アニリンの希塩酸溶液を氷冷しながら亜硝酸ナトリウム水溶液を加えてジアゾ化し、水中で加熱 する」と、塩化ベンゼンジアゾニウムが生じます。
んで、塩化ベンゼンジアゾニウムを水中で加熱すると不安定になり、加水分解して窒素とフェノールを生じます。
“こういうもの”として押えておきましょう。
正解:2
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。
ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。
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