FP技能士の学科試験の計算問題は、先にまとめて解いてしまうと、脳が混乱しないので、ヘンなミスの発生を防ぐことができ、確実に点にできる。
結論から言うと、『計算問題だけを、先にまとめて、解いてしまう』という次第です。
FP技能士の学科試験の計算問題は、ヘンに間違うという特徴があります。
普段は解けるのに、模試や予想問題集などを通して解いていると、なぜか、普段はしないような計算ミスをしたり、解き方が頭から飛んでしまったり、果てには、解けなくなったりと、何気に手を焼くのです。
計算問題は、基本的な出題が多く、良質の得点源になるので、落とすわけにはいきません。
重要性は重々承知しているのに、なぜか、ヘンに間違うのです。
わたし自身、計算問題への違和感を、1級、2級、3級のすべてを通して感じていました。
そこで、『計算問題だけを、先にまとめて、解いてしまう』ことで、ヘンなミスをしないようにした、という寸法です。
なぜ、計算問題にヘンなトラブルが生じるのか、その原因を考えてみましたが、計算問題は脳の作業が『異質』になるので、切り替えがうまくいっていないのでは、という結論に至りました。
学科試験の大半は、「知識問題」です。
要は憶えているかどうか、知っているかどうかを試しているわけで、学科試験の解答では、ずっと、脳の記憶領域から「思い出している=呼び出し」ばかりをしているわけです。
しかし、そこに急に「計算問題」という、演算とも言うべき、別系統の処理が割り込ん来るわけです。
人間の脳はこんぴゅーたーではないので、これがため、脳が混乱しているのではないかと、結論付けた次第です。
わたしの1級の経験なのですが、大部分が計算問題で1問目から計算が始まる午後の応用問題では、計算問題がスムーズに円滑に解けています。
この事実は、学科のように、“急な割り込みがない”と、脳がスムーズに動く証左だと考えています。
まとめます。
学科試験では、記憶問題や知識問題が連続している中、急に計算問題が出現するので、脳が混乱して、ヘンに間違います。
逆を言うと、計算問題が試験の一番最初なり最後なりに固まっているのなら、ヘンなミスはしないという塩梅です。
ですから、「計算問題だけを、先に、まとめて、解いてしまう」ようにすれば、脳が混乱しないので、確実に計算問題を解答することができ、1点を確保することができる、という寸法です。
なお、「計算問題だけを、先に、まとめて、解いてしまう」のは、試験戦術上でも有利です。計算問題は、だいたい出るものが決まっているので、先に解き切ってしまえば、数点を確実に確保できて、合格への橋頭堡を築くことができます。
計算問題を落とす人は、ぜひ、取り入れてみてください。
蛇足の注意事項です。
先に計算問題を解いたら、問題番号を3回確かめて、正確に該当番号のところにマークしてください。
それか、問題を解いても、一切マークをしないようにします。
というのも、本試験という緊張する時間では、けっこうマークシートミスが発生するからです。
きちんとマークできてこその正解なので、マークミスで失点なんていう本末転倒を享受しないように!
2015年5月21日 3:45 PM
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