「混載」とは、「運搬」の1論点で、同一車両にて、危険物を運搬するときの規定です。
テキストには、ウダウダと書かれていたり、一覧表が展開されていたりしますが、以下の覚え方で10秒で済みます。
危険物には、1類から6類まであります。
まず、紙の上に、1から6までの数字を書きます。
で、「1-6」と、最初と最後の数字をコンビにします。
当該「1-6」は、1類と6類は、「混載可能」であることを示します。
最初の「1」と最後の「6」なので、すぐに頭に入るかと思います。
なお、1類と6類は、これ以外の組み合わせは不可です。(テキストで確認しておきましょう。)
ちなみに、1類は酸化性固体で、6類は酸化性液体です。
本試験では、「1類と4類は混載できる」などと出題されますが、1類は、同じ酸化性の6類としか混載できません。
酸化性同士なので、万が一の事故のときでも、重大なものになりにくいので、混載OKなのでしょう。(当方の憶測。)
次は、「3類」ですが、要領は一緒です。
1から6の数字の真ん中の、「3と4」にマルをします。
これで、「3類」は終わりです。
このマルは、『3類は、4類とだけ、混載できる』ことを示します。(テキストで確認しておきましょう。)
なお、「3類」とは、「禁水性・自然発火性物質」です。
「3類」は、禁水性なので水がダメ、4類も消化に水はダメ、だから、混載可なのでしょう。(当方の憶測です。)
次は、「2類」と「5類」です。
下の画像のように、1から6までの数字のうち、以下のようにマルしてください。
で、先に述べた「3類は4類のみ」を、確実に頭に入れてください。ここが味噌です。
で、当該マルの説明ですが…、
「2類」は、「4類」と「5類」と混載可能です。「3類は4類のみ」なので除外します。
「5類」は、「2類」と「4類」と混載可能です。「3類は4類のみ」なので除外します。
こんな次第で、「2類」と「5類」を覚える際は、「2345」で「3」除外と頭に入れておけば、事が済みます。
最初の「1-6」の画像を思い出してください。
この画像が、そっくりそのまま、「4類」の混載可能を示します。
真ん中の「2345」が、つまり、「4類」は、「2類」と「3類」「5類」と混載可能であることを示します。
これで「4類」も終わりです。(テキストで確認しておきましょう。)
以上、混載可能な類の憶え方でした。
この憶え方は、当方の自信作で、このやり方を発見したときは、小さく「ユリイカー」とつぶやいたほどです。
上記は、ウダウダと言葉の上で述べているので、めんどうですが、一度、ノートの上に書いてみてください。即解します。
最初と最後の1と6をセット。
真ん中の3と4をセット。
「2345」でセット。
こんな風に鉛筆を動かせば、ややこしい混載の規定も、10秒で憶えられるはずです。
なお、注意事項ですが、当該混載の論点と、「屋内貯蔵所または屋外貯蔵所での貯蔵規定」と混同しないでください。
混載と貯蔵とは、よく似ていますが、『同じ』ではないので、ここだけは要注意です。
『心の軍師』に、『1から6まで数字を書いて終わりですな』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐法令, 危険物取扱者 | 2016年12月10日 4:38 PM |
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危険物取扱者の免状の「いる」「いらない」は、法令の頻出論点です。
毎回のように出題されるわけは、“細かい違い”が多いうえに、他の多くの論点と被っているからです。
時間のない方は、「ここ」だけ憶えておけば、試験で1点拾える可能性がアップするので、晩酌やゲームのお供に。
試験で重要なところだけを述べます。
危険物取扱者の免状が要るのは、「危険物保安監督者」と「定期点検」です。
「危険物保安監督者」になるには、「甲種か乙種」と「実務経験が6ヶ月以上」が必要です。
「定期点検」をするのは、「危険物取扱者」…つまり、「甲種・乙種・丙種」の免状保有者です。
丙種の有無が、実によく問われるので、正確に憶えておきましょう。
たとえば、「危険物保安監督者には、甲種・乙種・丙種の免状が必要」とか、「定期点検には、甲種・乙種の免状が要る」とかです。2つとも「×」です。
「丙種」は、定期点検は可ですが、監督は不可です。
憶え方というか、頭の入れ方としては…、
危険物保安監督者については、「監督には、上位資格と経験」といったキーフレーズを元に、甲種・乙種の資格と要実務経験を頭に入れるといいでしょう。
定期点検については、「オール点検・全点検」ってな言葉を元に、危険物取扱者の全種(甲種・乙種・丙種)ができることを、頭に染み込ませるといいでしょう。これでだいぶ、間違えにくくなるはずです。
さて、「問題の核心」に向かいます。
当該「定期点検」ですが、免状保有者の「立ち会い」があれば、無資格者でも定期点検ができます。
丙種の免状でも、「定期点検」の「立ち会い」はできるのです。
対して、危険物の取扱いの「立ち会い」は、「甲種」と「乙種」のみです。
この「立ち会い権」についても、よくよく問われるので、きっちり暗記しておきます。
『丙種は、危険物の立ち会いができません。が、定期点検の立会いはできます。』
資格制度の根幹であり、また、混同しやすいので、出題者にとっては非常においしい論点です。
執拗に出題されています。彼らの罠に引っかからないようにしましょう。
頭がパニックになりますが、敢えて述べ置きます。
「危険物施設保安員」は、「定期点検」が可能です。
後述しますが、「危険物施設保安員」には免状が要りません。
つまり、免状のない無資格者でも…、
「危険物施設保安員に選任されれば、定期点検が可能」という次第です。
先の「無資格者でも、免状保有者の立ち会いがあれば点検可能」と、併せて憶えておきます。
法令は年々難化しているので、「無資格者」論点も、憶えておくべきです。
絶対的におさえるべき超頻出論点は「危険物の運搬には、危険物取扱者の免状はいらない」です。
それが、たとえ、“指定数量以上”の運搬であってもです。
ひっかけで、「指定数量以上の危険物を運搬する際は、危険物取扱者の免状保有者が運搬するか、免状保有者を同乗させなくてはいけない」とか…、
「指定数量の100倍を超える運搬の際は、危険物取扱者の免状を携帯する」などと、“さもありなん”な出題がなされます。
両方とも「×」です。「運搬」なら免状は要りません。
なお、危険物の「移送」には、免状が要るので、比べながら憶えるといいでしょう。
「移送」とは、「移動タンク貯蔵所(タンクローリー)」で危険物を運ぶことです。
運搬・・・軽トラ・・・免状なんて大層なものはいらん
移送・・・タンクローリー・・・でかいしトランスフォーマーっぽい。変形しそうなので免状いる
…っとこんな風にイメージすれば、すんなり憶えられるかと思います。
免状無用・論点で一番出るのが、この「運搬」なので、しっかり憶えます。通勤・通学中に100回見てください。
危険物施設保安員になるのに、危険物取扱者の免状はいりません。実務経験も必要ありません。
対して、先に述べたように、「危険物保安監督者」には、甲種か乙種の免状に、6ヶ月以上の実務経験が必要です。
本試験では、「危険物施設保安員には、丙種の免状が必要である」などと、浅い勉強だと即、あれ?監督は甲種と乙種だから保安員は丙種だっけ?あれ?となる、イヤらしい出題が多発しているので、キッチリ憶えます。
なお、保安員については、「危険物施設保安員は「監督の補助」で(語呂付き)」も参考までに。
免状のいる・いらないは、実に煩雑のため、苦手な人が多いです。わたしもそうでした。
また、最初のうちは問題が解けていても、“試験直前になると2、混同・混乱が生じて、ケアレスミスが生じやすいところです。
『だから、出題者に狙われる』といった次第です。
当該論点を突破するのは、「回数だけ」です。
1回1回、まじめにやらなくていいです。とにかく、接触回数を増やすだけです。
通勤・通学時に、ざっと目を通すくらいでいいですが、10回くらいは目を通しましょう。
当該論点は、超頻出なので、苦労は必ず報われるはずです。
『心の軍師』に、『数は力』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐法令, 危険物取扱者 | 2016年12月10日 11:05 AM |
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乙4の法令で頻出なのが、「保安距離」と「保有空地」です。
両者は被っているものが多く、セットで大まかに憶えて、後は、細かい違いを押さえていくのが効率的な勉強方法です。
釘を刺しておきますが、「保安距離‐ほあんきょり」と「保有空地‐ほゆうくうち」です。
漢字がよく似ているので、「保有距離」とか「保安空地」といったように、読み間違えないようにしましょう。恥をかきます。
次に述べる語呂は、わたしのオリジナルではありません。
出展は「チャレンジライセンス」です。
この語呂は、「予防規定」や「定期点検」でも使うので、兎にも角にも、『使い勝手がいい』です。ぜひ、使ってみてください。
費用対効果抜群の当該語呂とは、「せいぞう・ない・がい・がいたん・いっぱん」です。
上記の施設は、「保安距離」と「保有空地」が必要となる施設です。(※ 保有空地に1つだけ後述あり)
「せいぞう・ない・がい・がいたん・いっぱん」は、「保安距離」と「保有空地」が必要となる施設の語呂合わせです。
語呂のそれぞれは…、
「せいぞう」は、「製造所」の「“せいぞう”」の頭文字で…、
「ない」は、「屋内貯蔵所」の「おく“ない”せいぞうしょ」のところで…、
「がい」は、「屋外貯蔵所」の「おく“がい”せいぞうしょ」のところで…、
「がいたん」は、「屋外タンク貯蔵所」の「おく“がいたん”くちょぞうしょ」のところで…、
「いっぱん」は、「一般取扱所」の「“いっぱん”」のところと、相なっています。
まずは、この語呂を憶えてください。
というのも、試験に一番出るのが「保安距離(保有空地)が必要な施設はどれ?」的な問題だからです。
このごろを覚えておくだけで、1点の可能性がかなりあがります。(なお、保有空地には、この語呂に1つ、追加があります。後述します。)
また、先述したように、当該語呂は、「予防規定」と「定期点検」でも使うことになるので、脳に刻み込んでください。
まず、「さんご」というキーワードとなる数字を憶えます。「珊瑚」や「産後」「浜野サンゴ(あさりちゃんのお母さん)」など、適当な文字を充てるとよいでしょう。
当該「さんご」は、「3」と「5」です。
…もうお分かりですね。
当該「さんご」を憶えると、4つの規定を終わらせることができます。
特別高圧架空電線は、水平距離で「“3”メートル以上」…、
高圧架空電線は、水平距離で「“5”メートル以上」…、
病院・学校等は、「“3”0メートル以上」…、
重要文化財・史跡は、「“5”0メートル以上」…、
…これらの距離をおく必要がある、といった塩梅です。
電線関係はそれぞれ「3・5」で、「さんご」です。
社会的に保護しないといけない病院や重要文化財などは「30・50」で、これまた「さんご」といった寸法です。
こうして「さんご」というキーワードを元に憶えると、すんなり暗記できます。
一般住宅は、「10メートル以上」の保安距離を取る必要があります。
これはカンタンです。
一般住宅をひらがなにして、「いっぱんじゅうたく」。
「じゅうたく」
「じゅう」
…もうお分かりですね。
一般住宅の「じゅう」と10メートル以上の「10」とを掛けるわけです。
高圧ガス施設や液化石油ガス施設からは、「20メートル以上」の保安距離が必要です。
これもカンタンです。
「ガス」は2文字。
“2”文字と「“2”0メートル以上」を合わせて憶える、ってな寸法です。
保安距離について重要ポイントは以上です。これだけ憶えておけば、点は取れるでしょう。
以下、保有空地についての補足です。
おさらいです。
「保安距離」が必要となる施設はなんだったでしょう?
そうです、「せいぞう・ない・がい・がいたん・いっぱん」でした。
出展:チャレンジライセンス
「保有空地」は、語呂に1つ、追加があるだけです。
それは、「“屋外の”簡易タンク貯蔵所」で、当該タンクから「1メートル以上」の空地を設ける必要があります。
念を押しておきますが、「屋外」の「簡易タンク貯蔵所」です。ですから、室内のそれは必要ありません。
当該規定は、多分、出ないと思いますし、おおむね、先の語呂を憶えておけば、消去法で正解を導けると思います。
が、出る可能性を捨てきれないので、「保有空地に追加:“屋外の”簡易タンク貯蔵所・1メートル以上空地」と、余裕のある人は憶えておきましょう。(甲種だと出ます。)
どのくらい「保有空地」を設ければよいかは、各製造所の規模や形態ごとに細かく決められており、試験対策上、そのすべては憶えられません。
ですから、一番出る「製造所と一般取扱所」だけ、憶えます。
キーワードは、これまた「さんご」で、「製造所と一般取扱所」の保有空地の規定は以下のとおりです。
「指定数量が10以下だと、保安距離の幅は“3”メートル以上」
「指定数量が10を超えると、保安距離の幅は“5”メートル以上」
…です。
憶えるのがしんどかったら、「保有空地はさんご」と憶え、多いと5、少ないと3くらいに頭に入れておけばいいでしょう。
「保有空地」は、万が一の火災の際に、消火活動を円滑にするために設けられています。
なのに、そこに物を置いておくと、消火活動に支障があるのは明白です。
ですから、「保有空地には物を置かない」という規定があり、これが実によく出ますので、テキストでおさらいをしておいてください。
たとえば、「保有空地には、危険物に応じた消火設備を設置しなくてはいけない」などと出題されます。答えは「×」です。「空地」ですので引っかからないで下さい。
乙4の法令には、似たような規定が多いです。
混同を防ぐためにも、まず「保安距離と保有空地はセット」と憶えます。
んで、あの名語呂「せいぞう・ない・がい・がいたん・いっぱん」を憶え、後は「さんご」等々で肉付けします。
「保安距離」と「保有空地」は、語句や数字さえ正確に憶えておけば、まず、点が取れるので、貴重な1点を確保してください。
『心の軍師』に、『兎にも角にも、せいぞう・ない・がい・がいたん・いっぱん、ですな。』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐法令, 危険物取扱者 | 2016年12月9日 10:40 AM |
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