独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

泡消火器は「感電して泡吹いた」-消防設備士:乙6の勉強

泡消火器(機械泡・化学泡)の適応火災は、ご存知のように、普通火災と油火災のみです。

つまり、「電気火災」には適応していません。

理由は、「感電してしまう」からで、泡を伝って電気が流れてくるため危ない、という次第です。

手前味噌ながら、当該論点を一瞬一発で憶えられる語呂を紹介します。我ながら、自信作です。

「感電して泡吹いた」

憶えられましたか?「感電して泡吹いた」です。

…もう、おわかりですね。

“感電”して“泡”吹いた」の「感電」は、電気がダメなことを示し…、

」は、機械泡と化学泡の両消火器を指しています。

「感電して泡吹いた」を2~3回唱えれば、電気がやばいことがイメージできますから、電気がダメなら他は良いってな次第となり、泡消火器の適応火災(普通○、油○、電気×)を忘れなくなります。

なお、消火器の適応火災は、憶えたての頃は区別が付いているのですが、なぜか、試験の中盤以降になると、どんどん混同が進んでくる論点で、故に“頻出”となっています。

何気にアレレとなりかねないので、試験の1週間前になったら、復習を兼ねて再記憶をしておくよう、助言いたします。

最後にもうちょっとだけ述べておくと、消化作用と適応火災は、機械泡消火器と化学泡消火器ともに『同じ』です。

手の込んだ問題になると、「機械泡消火器は電気火災に適応するが、化学泡消火器は電気火災に使えない」などと問われます。

意外にアレレとなってしまいます。

また、主論点の「電気火災に使えない」が転じて、普通の切り口で攻めてくることもあります。

たとえば、「化学泡消火器は、普通火災に使えない」とか「機械泡消火器は、油火災に適応している」などなどです。

「泡消火器→電気火災ダメ」としか憶えてないと、アレレとなって、足をすくわれかねません。

「感電して泡吹いた」で主要論点を押さえた後は、そこに付け足す感じで、泡消火器の消化作用や適応火災を正確に憶えていってください。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

棚卸減耗費?棚卸減耗損?-勘定科目の微妙な違いに不安になったら許容勘定科目表

本試験が近づくと不安になる”のが、勘定科目の表記です。

試験勉強の中盤になると、出版社の異なる教材に手を付けることが多くなります。

違う出版社の教材を使う際に遭遇するのが、勘定科目の“絶妙な違い”です。

たとえば、タイトルにありますように、棚卸減耗“費”は、棚卸減耗“損”でも表記可能なので、教材によっては、同じ勘定科目でも、『漢字』が違っていることがあるのです。

1~2文字の微妙な違いに、(たぶんこれでいいと思うのだけど…)的な、配偶者にお使いを頼まれたときの不安に陥りがちです。

(メーカーが違うだろ、これ(特定の商品名)でないとダメなんだよ、バカ!文字も読めないのかよっと、後でガチに怒られるのが定石で、次からは雑用すら頼まれない次第。)

さて、勘定科目に「アレレ~的な不安」に陥ったら、テキストなり問題集なりの最初の方を開いてください。

そこには、「許容勘定科目表」があると思います。

付いてない方は、「日商簿記 許容勘定科目表」とでも、検索を掛けてください。公式の該当ページにたどり着けます。

で、当該資料で、“微妙に違っている勘定科目”の当否を調べる、という塩梅です。

先の例で挙げた「棚卸減耗費」は、「棚卸減耗損」でも許容されていることが、「収益」の単元を見ればわかるかと思います。

ちなみに、わたしが受験生のときは、有価証券の売買にて、プラスなら「有価証券売却益」で、マイナスなら「有価証券売却損」と勘定科目を使っていたのですが、ある教材の解答には、「有価証券売買益」と「有価証券売買損」となっていて、もの凄く不安になった思い出があります。

細かく言うと、「雑損」と「雑損失」とか、「消耗品費」と「事務用消耗品費」とか、「為替差損益」と「為替差益」とか、結構、絶妙に違っていることが多いのです。

ちなみに先の勘定科目は、それらのどちらでも構いません。

勘定科目の絶妙な違いが気になり始めたら、先に述べた「許容勘定科目表」で確かめてみてください。

3分程度、時間を割くだけで、かなり不安が減ります。

特定電気用品と特定電気用品以外の電気用品の区別と、おまけのPSE:第2種電気工事士の筆記・法令-電気用品安全法

結論から言うと、「電気用品安全法」は、捨てます。

理由はめんどくさいからです。

特定電気用品と、特定電気用品以外の電気用品は、実に数が多く、しかも、名称に漢字が多用されているので、難論点となっています。目を通すのでさえ、一苦労です。

さらに、本試験では、『何が、特定電気用品に当たるか』と、『何が、特定電気用品以外の電気用品に当たるか』が出題されるのですが、明白な線引きができないため、1つ1つを逐語的に憶えねばならず、配偶者並みの手間がかかります。

端的に言えば、「電気用品安全法」は、非常に費用対効果の低い論点となっています。

当該論点は、2~3のポイントだけに絞って、後は捨ててしまい、他の問題で点数を確保する方が賢明です。

別段、当該電気用品安全法で失点しても、少しも痛くありませんし、実務にも、そう支障はありません。

まあ、要領的なことを、ざっくりみていきましょう。

特定電気用品

一口で言います。

「特定電気用品」とは、「やばい」ものです。

テキストには、「特に危険又は障害の発生する恐れが多い電気用品」と説明されていますが、読むのが面倒なので、「やばい」の一言でいいでしょう。

言い換えれば、「杜撰な作りだと困る物」です。

本試験では、『何が、特定電気用品に当たるか』が出題されるのですが、「やばい」基準で判断します。

たとえば、「配線用遮断器」や「漏電遮断器」ですが、これが“てきとー”な作りだと、「やばいな」という“感じ”がするので、「特定電気用品」と判断します。

「ヒューズ」もずさんだと、「やばいな」という“感じ”がプンプンします。

「ケーブル」や「コード」、「絶縁電線」も、作りが適当で皮膜が薄かったりすると、「超やばいな」という“感じ”がするので、「特定電気用品」です。

「点滅器(スイッチ)」も、「手」が触れるところなので、漏電していると、格段に「やばい」です。

残るは、キャブタイヤケーブル(凄く丈夫なケーブル。なお、ボイラーのメンテナンスでは、当該ケーブルが指定されている。BY二級ボイラー技士試験。)とか、放電灯用安定器とかですが、このあたりになると、面倒なので捨てていいでしょう。

ざっくり、この程度、押えておけばいいでしょう。

特定電気用品以外の電気用品

当該名称の「特定電気用品以外の電気用品」の長ったらしさから、頭が痛くなります。

深追い禁物です。ざっくりいきましょう。

「ちょい、やばい」が、「特定電気用品以外の電気用品」です。

「電線管とその他の付属品」が杜撰な作りだと、「甚大じゃないけど、ちょっと、やばい」ので、「特定電気用品以外の電気用品」です。

「蛍光灯電線」や「ネオン電線」も品質が悪いと、「人の手はそう触れないけど、ちょっとやばいよね」なので、「特定電気用品以外の電気用品」です。

次に、「おなじみ」の電気機器が、「特定電気用品以外の電気用品」です。

「おなじみ」系には、「電気ストーブ」「換気扇」「テレビ」「リチウムイオン蓄電池」などがあり、これらは「特定電気用品以外の電気用品」です。

家で目にするたびに、記憶に刻んでいくといいでしょう。

試験対策は、以上です。

これら以外を勉強するのは、コスパが悪いので、潔く捨てましょう。

難問が出たら、たとえば、「H29:上期‐30問:電気用品安全法」などは、ほとんどの受験生は解けませんわ。

PSEマークの区別

試験では、まれに、PSEマークの区別が出題されます。

ざっくりいきましょう。

特定電気用品は、作りが杜撰だと“やばい”物なので、角ばった、四角四面の、権威のある感じです。

だから、特定電気用品のPSEマークは、「尖がった、ひし形」です。

なお、表記ですが、まず出ないと思いますが、<PS>Eとも表記されます。表記も尖っている、と憶えればいいでしょう。

対して、特定電気用品以外の電気用品は、言うなれば、“プチやばい”だけなので、丸みのある、柔らかな感じにしています。

特定電気用品以外の電気用品のPSEマークは、「まる形」です。

なお、表記についてですが、(PS)Eとも表記されます。表示も丸い、と憶えればいいでしょう。

電気用品安全法は、ざっくり、この程度でいいでしょう。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。