独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

特定電気用品と特定電気用品以外の電気用品の区別と、おまけのPSE:第2種電気工事士の筆記・法令-電気用品安全法

結論から言うと、「電気用品安全法」は、捨てます。

理由はめんどくさいからです。

特定電気用品と、特定電気用品以外の電気用品は、実に数が多く、しかも、名称に漢字が多用されているので、難論点となっています。目を通すのでさえ、一苦労です。

さらに、本試験では、『何が、特定電気用品に当たるか』と、『何が、特定電気用品以外の電気用品に当たるか』が出題されるのですが、明白な線引きができないため、1つ1つを逐語的に憶えねばならず、配偶者並みの手間がかかります。

端的に言えば、「電気用品安全法」は、非常に費用対効果の低い論点となっています。

当該論点は、2~3のポイントだけに絞って、後は捨ててしまい、他の問題で点数を確保する方が賢明です。

別段、当該電気用品安全法で失点しても、少しも痛くありませんし、実務にも、そう支障はありません。

まあ、要領的なことを、ざっくりみていきましょう。

特定電気用品

一口で言います。

「特定電気用品」とは、「やばい」ものです。

テキストには、「特に危険又は障害の発生する恐れが多い電気用品」と説明されていますが、読むのが面倒なので、「やばい」の一言でいいでしょう。

言い換えれば、「杜撰な作りだと困る物」です。

本試験では、『何が、特定電気用品に当たるか』が出題されるのですが、「やばい」基準で判断します。

たとえば、「配線用遮断器」や「漏電遮断器」ですが、これが“てきとー”な作りだと、「やばいな」という“感じ”がするので、「特定電気用品」と判断します。

「ヒューズ」もずさんだと、「やばいな」という“感じ”がプンプンします。

「ケーブル」や「コード」、「絶縁電線」も、作りが適当で皮膜が薄かったりすると、「超やばいな」という“感じ”がするので、「特定電気用品」です。

「点滅器(スイッチ)」も、「手」が触れるところなので、漏電していると、格段に「やばい」です。

残るは、キャブタイヤケーブル(凄く丈夫なケーブル。なお、ボイラーのメンテナンスでは、当該ケーブルが指定されている。BY二級ボイラー技士試験。)とか、放電灯用安定器とかですが、このあたりになると、面倒なので捨てていいでしょう。

ざっくり、この程度、押えておけばいいでしょう。

特定電気用品以外の電気用品

当該名称の「特定電気用品以外の電気用品」の長ったらしさから、頭が痛くなります。

深追い禁物です。ざっくりいきましょう。

「ちょい、やばい」が、「特定電気用品以外の電気用品」です。

「電線管とその他の付属品」が杜撰な作りだと、「甚大じゃないけど、ちょっと、やばい」ので、「特定電気用品以外の電気用品」です。

「蛍光灯電線」や「ネオン電線」も品質が悪いと、「人の手はそう触れないけど、ちょっとやばいよね」なので、「特定電気用品以外の電気用品」です。

次に、「おなじみ」の電気機器が、「特定電気用品以外の電気用品」です。

「おなじみ」系には、「電気ストーブ」「換気扇」「テレビ」「リチウムイオン蓄電池」などがあり、これらは「特定電気用品以外の電気用品」です。

家で目にするたびに、記憶に刻んでいくといいでしょう。

試験対策は、以上です。

これら以外を勉強するのは、コスパが悪いので、潔く捨てましょう。

難問が出たら、たとえば、「H29:上期‐30問:電気用品安全法」などは、ほとんどの受験生は解けませんわ。

PSEマークの区別

試験では、まれに、PSEマークの区別が出題されます。

ざっくりいきましょう。

特定電気用品は、作りが杜撰だと“やばい”物なので、角ばった、四角四面の、権威のある感じです。

だから、特定電気用品のPSEマークは、「尖がった、ひし形」です。

なお、表記ですが、まず出ないと思いますが、<PS>Eとも表記されます。表記も尖っている、と憶えればいいでしょう。

対して、特定電気用品以外の電気用品は、言うなれば、“プチやばい”だけなので、丸みのある、柔らかな感じにしています。

特定電気用品以外の電気用品のPSEマークは、「まる形」です。

なお、表記についてですが、(PS)Eとも表記されます。表示も丸い、と憶えればいいでしょう。

電気用品安全法は、ざっくり、この程度でいいでしょう。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

「カカロット」で対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定を憶える:第2種電気工事士の筆記・法令-電気設備技術基準

「電気設備技術基準」の論点に、「対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定」があります。

当該論点ですが、昔の試験では、ほぼ毎回出ていたのですが、「令和」になってからは、ほとんど問われなくなっており、本当に、思い出したように出るくらいになっています。

ただ、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、当該「対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定」の憶え方等を述べておきます。

前提・・・ざっとでOK

ひとまず当該論点の前提ですが、対地電圧ウンヌンは、2電工ではそう問われないので、ざっと見ておけばいいです。憶えないといけないのは、「4つ」の条件です。

さて、基本的に、住宅の屋内電路の対地電圧は、「対地電圧150V以下」にしなくてはいけません。

しかし、以下に述べる4つの条件を満たせば、定格消費電力2.0kw以上の電気機器を、対地電圧を300V以下にでき、3相200V配線を使用できるようになります。

4つの条件ですが…、

①簡易接触防護措置。

②屋内配線と直接接続。(コンセントは不可。)

③専用の開閉器と過電流遮断器を施設。

④漏電遮断器を施設。

…となっています。

語呂合わせ‐カカロット

先の4つの条件の語呂合わせは、『簡易に触るな、直に接するな、カカロット。』です。

カカロットとは、ドラゴンボールという漫画の登場人物で、失業や生活苦、悩み・不安といった人の悲哀とは一切無縁で、子持ちなのに金髪を逆立てている孫悟空というキャラクターの本名です。

まだしも、ライバル役のべジータの方が、自身の社会的責務(元王子で祖国は滅亡)と、祖国復興を果せられない懊悩に苦しむので、キャラが立っています。

ところで、当該語呂合わせのくだらない説明ですが…、

「簡易に触るな」は、①の簡易防護措置です。

「直に接するな」は、②の屋内配線と直接接続です。

「カカロット」は…、

カカ・・・開閉器(いへいき)と、過電流遮断器(でんりゅうしゃだんき)で…、

ロ・・・漏電遮断器(うでんしゃだんき)を現わしています。

こんな風に、くだらない語呂合わせで当該4つの規定を頭に入れて、過去問を2~3回解いておけば、本試験では1点が拾えるように思います。

お粗末な内容ですが、べジータに免じて、お許し頂きたいと願う次第であります。

なお、漫画「ドラゴンボール」を知らない方は…、

簡易に触るな、直に接するな、カカアのン毛』くらいに、憶えてください。

補足:本試験定番

本試験でよく出るのは、条件の②です。再度挙げると…、

②屋内配線と直接接続。(コンセントは不可。)

…です。

当該②のうち、「コンセント不可」を、よくよく押えておきましょう。

本試験では、「エアコンを屋内配線と“コンセントで接続した”」などと出ます。

コンセントは、不可です。

ここさえ押さえておけば、ぐっと点数可能性が上がるかと思います。

当該論点の憶え方等は、以上です。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

電圧種別‐交流600v、直流750vとかの憶え方:第2種電気工事士の筆記・法令-電気設備技術基準

第2種電気工事士の筆記で、「電気設備技術基準」が出ないことはありません。

とりわけ頻出事項なのが、「電圧種別」です。

結論から言うと、「6・7・5」が憶え方のコツです。

「6・7・5」という順番が大事なので、「6・7・5」のまま頭に入れます。

さまぁ~ずの三村風に、「6、7、と昇順と来て、最後は5かよっ!(普通なら8だろっ!)」的に、突っ込みを入れる感じで、憶えてください。

で、「6・7・5」ですが、下の画像を、頭に刻み込んでください。

第2種電気工事士のACとDCの電圧種別

6・7・5

「6・7・5」の説明に入ります。

まずは、おさらいからです。

当該「電圧種別」には、「交流」と「直流」の2つがあります。

「交流」の数字は…、

低圧は、00V以下。

高圧は、00V超~7千V以下。

特別高圧は、7千超。

…です。

「直流」の数字は…、

低圧は、750V以下。

高圧は、750V超~7千V以下。

特別高圧は、7千超。

…です。

太字に下線のところだけ、違うところで、後は一緒です。

ですから、当該違うところだけを、まず頭に入れたらいいという次第で、ゆえに「6・7・5」と相なる次第です。

残る作業は、当該「6・7・5」の数字の組合せを押さえていくだけです。

交流の電圧種別

交流は、「6・7・5」のうち「6・7」を使います。

下の画像の左側の、赤い部分です。

第2種電気工事士のACとDCの電圧種別

「6・7」の「6」が、交流・低圧の最小値「00V以下」を示し…、

「6・7」の「7」は、交流・高圧の最大値の「千V以下」です。

加えて、「7」は、特別高圧の最小値「千超」です。

直流の電圧種別

直流は、「6・7・5」のうち「7・5」を使います。

下の画像の右側の、青い部分です。

第2種電気工事士のACとDCの電圧種別

「7・5」は、低圧の最小値「750V以下」を示します。

また、「7・5」は、高圧の最小値の「750V超」でもあります。

最後に、「7・5」の「7」が、特別高圧の最小値「千超」となります。

補足‐特別高圧

さて、「特別高圧」は、「7千超」でした。

ぶっちゃけて言うと、「特別高圧」は、第2種電気工事士と無関係の電圧のため(2電工では工事できないため)、本試験では、出題されないと思われます。

試験に出るのは、業務に関係してくる、交流600vと直流750vのところだけです。

参考:R1下期筆記 30問:電気設備技術基準

「特別高圧」は、「7」という数字だけ、ざっくり見ておけばよいでしょう。交流と直流の数字に違いもありませんし。

まとめ

文字にして追うと、凄くややこしいのですが、実際は「6・7・5」という数字を頭の中で整理するだけなので、カンタンです。

一度、チラシの裏に、「AC(交流)」と「DC(直流)」と殴り書きして、その上に、「6・7・5」という数字を書き、低圧・高圧・特別高圧のそれぞれに、数字を“振り分ける”様な感じで、書き出してみてください。

普通に、「低圧の交流は600V以下云々・・・」と唱えるよりも、数倍早く頭に入るし、数字の混同が起きません。

たとえ、本試験中に、細かいところをド忘れしても、とりあえず「6・7・5」という数字を、問題用紙の空白に書くことができれば、何とか正解を導けます。

また、当該論点には、「以下」と「超」という、うっかりするとわからなくなる用語が含まれているので、不安な方は、「法律用語のコツ:以下・以上・未満・超える」で、その意味を再確認しておいてください。

結構、アレレとなります。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。