118問‐福島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「一般用医薬品の安全対策」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

118問‐一般用医薬品の安全対策

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「アンプル入りかぜ薬は、他の剤形(錠剤、散剤等)に比べて吸収が速く、通常用量 でも副作用を生じやすいことが確認されたため、関係製薬企業に対し、アンプル入り かぜ薬製品の回収が要請された。」ですが、正しい記述です。

 「アンプル入りかぜ薬」は、死亡事故が出ているので、一連の流れをチェックしておきましょう

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「1994年1月、小柴胡湯とインターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用 上の注意の改訂がなされたが、それ以降も慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例がある」ですが、正しい記述です。

 「小柴胡湯…間質性肺炎…インターフェロン製剤」は、ガチ暗記です。

 また、「緊急安全性情報」も配布されているので、併せて押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、年号・年月日は問われた事がないので、気にしなくていいです。

選択肢c

 選択肢cの「塩酸フェニルプロパノールアミンが配合された一般用医薬品による脳出血等の副作 用症例が複数報告されたことを受け、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用 上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分への速やかな切替えに ついて指示がなされた。」ですが、正しい記述です。

 キーワードの「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)」、「脳出血」、「プソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)」は、ガチ暗記です。

 他県では、括弧内のアルファベットが「穴埋め問題」で出た事があるので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「一般用かぜ薬全般において、使用上の注意として、「まれに間質性肺炎の重篤な症 状が起きることがあり、その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化 した場合には服用を中止して医師の診療を受ける」旨の注意喚起がなされている」ですが、正しい記述です。

 身近な「一般用かぜ薬」にも、このような注意喚起があります。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 >>> 次の問題へ。

適正使用

 101問:添付文書

 102問:添付文書2

 103問:医薬品副作用被害救済制度

 104問:医薬品副作用被害救済制度2

 105問:報告制度

 106問:安全性情報

 107問:副作用情報等の収集、評価

 108問:企業からの副作用報告

 109問:救済給付の支給対象範囲

 110問:報告の仕方

 111問:胃腸薬の適正使用

 112問:添付文書

 113問:添付文書の使用上の注意

 114問:添付文書の使用上の注意2

 115問:相談すること‐基礎疾患

 116問:してはいけない‐長期連用しない

 117問:してはいけない‐飲酒

 118問:一般用医薬品の安全対策

 119問:保管及び取扱い

 120問:医薬品の適正使用等

令和3年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする