午前第8問‐愛知県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「医薬品の使用」への作用の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。

午前第8問‐医薬品の使用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分が含まれているものはない。」ですが、誤った記述です。

 「法規」の「濫用等のおそれのある医薬品」の論点を思い出せば、依存性・習慣性のある成分が一般用医薬品にはある、と判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「登録販売者は、一般用医薬品を必要以上に大量購入しようとする者であっても、希望どお りに販売する必要がある」ですが、誤った記述です。

 手引きには、選択肢のようなケースでは…、

 「慎重に対処する必要があり、積極的に事情を尋ねる、」

 「状況によっては販売を差し控えるなどの対応が図られることが望ましい」

 …とされています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「医薬品をみだりに酒類(アルコール)と一緒に摂取するといった乱用がなされると、急性 中毒等を生じる危険性が高くなる」ですが、正しい記述です。

 その通りの記述です。

 まあ、常識的に判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「小児の用量が設定されていない医薬品であっても、小児に成人の用量の半分以下を服用さ せれば、副作用につながる危険性はない」ですが、誤った記述です。

 よくある「間違った薬の常識」です。

 医薬品の中には、小児が服用すべきではない成分が、たとえば、アスピリンなどが含まれているものがあります。

 参考:使用しない 小児

 んなもんで、「子供だから、大人用のものを半分にして飲ませればよい」わけではないです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:健康食品

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:セルフメディケーション

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:副作用

 7問:医薬品の不適正使用

 8問:医薬品の使用

 9問:医薬品と食品の相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:プラセボ効果(偽薬効果)

 13問:妊婦等

 14問:一般用医薬品の対処範囲

 15問:一般用医薬品の品質

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:サリドマイド訴訟

 18問:スモン及びスモン訴訟

 19問:HIV訴訟

 20問:CJD訴訟

令和4年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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