消防設備士 乙種7類の公式過去問の、第14問目の解説。本問は「構造・機能・整備」の問題で、漏電火災警報器の設置基準を問う問題です。難しいところはありません。
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本問のレベルは「ふつう」です。
どういう建物に、漏電火災警報器を設置しなければならないかを問う基本問題で、本問のテーマは、「複合用途防火対象物」です。
テキストと過去問を消化していれば、穏当に取れるはずです。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
問題文には、「飲食店と事務所が共存する複合用途防火対象物」とあります。
んで、「飲食店と事務所」ですが、このうち、「飲食店」が「特定防火対象物」に該当します。
んなもんで、当該建物は、「一部が特定防火対象物」になっている「複合用途防火対象物」と相なります。後は、こいつの“数字”を思い出すだけの作業です。
当該「一部が特定防火対象物」になっている「複合用途防火対象物」の数字ですが…、
『延べ面積が“500㎡以上”で、特定防火対象物の床面積が“300㎡以上”』
…の場合に、漏電火災警報器の設置義務があります。
後は、500㎡と300㎡の数字の当否を見ていけばいいだけです。
選択肢1の数字は、【ア】が「300」で、【イ】が「150」となっています。
先に見たように、設置義務が生じるのは、『延べ面積が“500㎡以上”で、特定防火対象物の床面積が“300㎡以上”』です。
従って、選択肢1は「×」と、相なります。
選択肢2の数字は、【ア】が「300」で、【イ】が「200」となっています。
先に見たように、設置義務が生じるのは、『延べ面積が“500㎡以上”で、特定防火対象物の床面積が“300㎡以上”』です。
従って、選択肢2は「×」と、相なります。
選択肢3の数字は、【ア】が「500」で、【イ】が「250」となっています。
先に見たように、設置義務が生じるのは、『延べ面積が“500㎡以上”で、特定防火対象物の床面積が“300㎡以上”』です。
従って、選択肢3は「×」と、相なります。
選択肢4の数字は、【ア】が「500」で、【イ】が「300」となっています。
先に見たように、設置義務が生じるのは、『延べ面積が“500㎡以上”で、特定防火対象物の床面積が“300㎡以上”』です。
従って、選択肢4は「○」と、相なります。
本問では、ストレートに、「500・300」という、そのままの数字が出た問題です。
しかし、“本試験では、”【ア】が「800」で、【イ】が「500」といった感じで、「以上」までを踏まえて出題してきます。
また、たとえば、【ア】が「900」で【イ】が「200」だったり、【ア】が「450」で【イ】が「350」だったりと、本試験では、数字を入れ替えてくる公算が大です。
しっかり、正確に、先の数字を憶えてください。
本問は、「正しいものはどれ?」です。
従って、選択肢4が正解となります。
答え:4
公式のPDF過去問は、ノートPCやスマホで見ることはできます。
しかし、本格的な“問題演習”となると、「タブレット」での閲覧が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボード等が邪魔で、問題を解くのに集中できない、といった塩梅です。
当方は、PDF形式の過去問は、12インチのタブレット(thinkpad helix2)で閲覧しています。
PCと違って周辺がごちゃごちゃしないので、普通に「紙」の過去問を解くような感じに、問題演習ができる、といった次第です。
こんな次第で、PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の利用を勧めます。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安いので、コストパフォーマンスが秀逸です。もちろん、PDFの閲覧もできます。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れて倍時間がかかります。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
インチ数は8インチから10インチくらいが適当です。
戸惑うかもしれませんが、消防設備士の甲種4類・乙種4類とも、同じ教材を使います。
教材のよい点・わるい点等の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのがメンドクサイ人は、定番の下記教材を使えば間違いありません。
一口で言うと、テキストは定番の「わかりやすい! 第4類消防設備士試験」を…、
問題集は、姉妹本の「本試験によく出る! 第4類消防設備士試験」でそろえます。
甲種受験の方は、「4類消防設備士 製図試験の完全対策」を追加します。
テキストと問題集は、消防設備士試験の定番シリーズで、試験会場では多くの人が使っていました。当方、甲4のみならず、乙6・乙7でもお世話になりました。
乙6の使用教材については、「教材レビュー」に詳述してますが、読むのがメンドウな方は…、
テキストは「わかりやすい! 第6類消防設備士試験」を…、
問題集には「本試験によく出る! 第6類消防設備士問題集」を使います。
わたしの受けた試験では、受験生の3~4割が本書を使っており、わたしも本書の利用者でした。
フル免除だと、試験問題は10問しかないので、テキスト1冊で十分です。問題集は要らないです。
テキストには、定番シリーズの「わかりやすい! 第7類消防設備士試験」を使えばいいです。
わたしは、当該テキスト1冊で、構造・機能(規格)100%、法令75%で合格でした。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:消防設備士の義務・・・「ふつう」。
2問:基準法令の遡及適用・・・「ふつう」。ひっかけ注意。
3問:防火対象物・・・「難」。
4問:届出・検査・・・「やさしい」。1点候補。
5問:免状の亡失・再交付・・・「ふつう」。
6問:消防計画・・・「ふつう」。
11問:設置義務・・・「ふつう」。語呂必須。
28問:P型1級の非火災報・・・「難」。
32問:感知器・発信機・・・「やさしい」。
実技‐終端抵抗・・・「ふつう」。
製図・・・「やさしい」。取らんとダメ。
1問:特定防火対象物・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
2問:複合用途防火対象物・・・「普通」。取るべき。
3問:検定制度・・・「ふつう」。絶対問題。
4問:消火設備・・・「ふつう」。絶対問題。
5問:命令受領者・・・「ふつう」。取れる。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:消防設備士・・・「ふつう」。
11問:警戒区域・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
33問:煙感知器・・・「ふつう」。必須問題。
38問:受信器・・・「やさしい」。余裕。
実技:各感知器・・・「ふつう」。取りたい。
旧実技(R3):煙感知器・・・「ふつう」。取りたい。
13問:地下街の消火器・・・「ふつう」。
29問:消火器の性能・・・「やさしい」。
41問:安全栓・・・「やさしい」。基本問題。
実技:消火器構造・・・「ふつう」。取れる。
14問:設置基準・・・「ふつう」。
42問:警戒電路の電圧・・・「難」。
消防設備士に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者・消防設備士の合格証(試験結果通知書)に有効期限はない=合格はずっと有効」とかの記事を、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「消防設備士:ブログ記事」をばご参考ください。
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