自動火災報知設備の消火設備の整備ができる、消防設備士 乙種4類試験の免除早見表が、本ページです。
乙種4類の試験免除は、消防設備士の甲種の1~5類の免状保持者と乙種の1~3・5~7類の免状保持者と、電気工事士(1種・2種)・電験(1~3種)の免状保持者と、そして、検定協会職員と技術士(電気)に付与されます。
なお、免状保持者なので、注意してください。
単なる合格者では、免除は受けられないので、前もって免状等を発行しておく必要があります。(コピーして願書に貼ります。)
さて、答えとも言うべき早見表は、下記画像です。
表の「電工」とは電気工事士です。1種・2種とも免除が可能です。
「電主」とは、電気主任技術者で通称「電験」です。1~3種とも免除が受けられます。
技術士等とは、検定協会職員と技術士(電気)に当たります。
端末なりに落として、ゆっくり見てください。なお、結論の数字は以下です。
まず最初に結論から言うと…、
甲1~5と乙1~3・5・6の免状保持者は、筆記の「6問」が免除されます。
乙7の免状保持者は、筆記の「11問」が免除されます。
電工は、筆記試験の「14問」と、実技の鑑別が「1問」免除されます。
電主は、筆記試験の「14問」が免除されます。
技術士等は、筆記試験の「20問」が免除されます。
「免除」は主として筆記試験(択一試験)が対象で、電工をのぞいて、実技の鑑別に一部免除はありません。
電工の有資格者だけが、実技の鑑別問題の『第1問』が免除されます。(1問目の固定です。)
免除を受けるにあたって、必ず頭に入れておかないといけないことが1つあります。
筆記で構造機能・整備が一部免除されても、実技試験では、それらの問題は、平気の平左で出題されることです。
たとえば、電工・電験の保持者は、構造機能(電気)の9問が免除されますが、実技では、構造機能(電気)に絡んだ問題が出題される公算が大です。
筆記で免除されても、実技で出題されるので、免除とは、要は「筆記の問題を解かなくていいだけ」であり、「勉強しなくても済む」ではないので要注意です。
構造・機能・整備は、勉強してないと、実技で99%落ちます。
勉強しなくて済む、受験生に嬉しい実質的な免除は、「法令」と「基礎的知識」しかない、と考えておいてください。
先も言ったように、甲1~5と乙1~3・5・6の免状保持者は、筆記の「6問」が免除になります。
反対に言うと、本試験では、筆記「24問」と実技「5問」を受けることとなり、その詳細は以下の通りです。
甲1~5と乙1~3・5・6の免状保持者が解かないといけない問題(勉強しないといけない問題)は…、
法令類別の「4問」と…、
基礎的知識(電気)の「5問」と…、
構造機能(電気)の「9問」と…、
規格の「6問」と…、
実技の鑑別が「5問」で…、
筆記「24問」と実技「5問」を、本試験で受けることになります。
なお、電工・電主の免状保持者は、基礎的知識(電気)の5問と、構造機能(電気)の9問が免除となるので、筆記は「10問」が勉強対象となります。
筆記「10問」の内訳は、法令類別「4問」と規格「6問」です。
先述したように、電工があると、実技の鑑別が1問免除です。
前述した「重要な注記事項」は、必ず目を通しておいてください!
先も言ったように、乙7の免状保持者は、筆記の「11問」が免除になります。
反対に言うと、本試験では、筆記「19問」と実技「5問」を受けることとなり、その詳細は以下の通りです。
乙7の免状保持者が解かないといけない問題(勉強しないといけない問題)は…、
法令類別の「4問」と…、
構造機能(電気)の「9問」と…、
規格の「6問」と…、
実技の鑑別が「5問」で…、
筆記「19問」と実技「5問」を、本試験で受けることになります。
なお、電工・電主の免状保持者は、構造機能(電気)の9問が免除となるので、筆記は「10問」が勉強対象となります。
先述したように、電工があると、実技の鑑別が1問免除です。
前述した「重要な注記事項」は、必ず目を通しておいてください!
先も言ったように、電工の免状保持者は、筆記の「14問」と実技の鑑別が「1問」免除になります。
反対に言うと、本試験では、筆記「16問」と実技「4問」を受けることとなり、その詳細は以下の通りです。
電工の免状保持者が解かないといけない問題(勉強しないといけない問題)は…、
法令共通の「6問」と…、
法令類別の「4問」と…、
規格の「6問」と…、
実技の鑑別が「4問」で…、
筆記「16問」と実技「4問」を、本試験で受けることになります。
なお、消防設備士の免状保持者(甲乙どれでも・類なんでも)は、法令共通の6問分が免除となるので、筆記は「10問」が勉強対象となります。
筆記「10問」の内訳は、法令類別「4問」と規格「6問」です。
繰り返しますが、前述した「重要な注記事項」は目を通しておいてください!
先も言ったように、電主の免状保持者は、筆記の「14問」が免除になります。
反対に言うと、本試験では、筆記「16問」と実技「5問」を受けることとなり、その詳細は以下の通りです。
電主の免状保持者が解かないといけない問題(勉強しないといけない問題)は…、
法令共通の「6問」と…、
法令類別の「4問」と…、
規格の「6問」と…、
実技の鑑別が「5問」で…、
筆記「16問」と実技「5問」を、本試験で受けることになります。
なお、消防設備士の免状保持者(甲乙どれでも・類なんでも)は、法令共通の6問分が免除となるので、筆記は「10問」が勉強対象となります。
筆記「10問」の内訳は、法令類別「4問」と規格「6問」です。
繰り返しますが、前述した「重要な注記事項」は目を通しておいてください!
技術士等の方も、試験の免除がありますが、ごく少数であり、免除内容も上述した免除早見表を見ればすぐわかるので、当該ページでは割愛します。
消防設備士に関するこまごましたことは、「消防設備士:ブログ記事」をばご参考ください。
★みんなとシェアする