消防設備士 乙種6類の公式過去問の、第41問目の解説。本問は「構造・機能・整備」の問題で、安全栓を問う問題です。単純な知識問題で、典型的な基礎・基本問題です。とてもカンタンです。間違えた人は、保育園からやり直してください。
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本問のレベルは「やさしい」です。
テキストを読み込んだ受験生なら、即答できるはずです。んなーこたない、と突っ込みを入れるはずです。
本試験でも、こういう問題は出るので、深く考えず、正解してしまいましょう。
なお、実技では、「安全栓」に関して、「直筆」で書かせる問題が出ます。
本問の選択肢は熟読して、そらで書けるようになっておきましょう。特に、選択肢の1はよく聞かれます。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「不動の作動を防止うんぬん」ですが、まさに、その通りです。
安全栓は、まさに、「レバーが不時に作動して誤放射するのを防ぐ」ために、設けられている部品です。
従って、本選択肢は「○」です。
先述したように、実技対策として、当該選択肢の文言を、そらで書けるようになっておきましょう。
選択肢2の「安全栓の要らない消火器」ですが、当該記述の通りです。
転倒式の化学泡消火器と、手動ポンプにより作動する水消火器には、安全栓を設けなくていいです。
ま、ぶっちゃけいうと、先の2消火器は、作業者が何かしらの作業をしないと動作しないからで、「不時の作動」がありえないからです。
転倒式の化学泡消火器はひっくり返さないといけません。偶然、ひっくりかえるのは、そうないことでしょう。
手動ポンプの水消火器が動くには、ポンプを自分で動かさないといけないわけで、「不時」は考えられません。どう考えても、「意図」がないと動きません。
こういった次第で、先の2消火器は、「安全栓」そのものが必要ない、ってな塩梅です。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢3の「作動操作の途中において自動的に云々」ですが、即、おかしいとわかるはずです。
自動的に外れてしまうと、「不時の作動」を防げません。
従って、本選択肢は「×」で、本問の正解です。
選択肢4の「1動作で容易に引き抜くことができ云々」ですが、その通りです。
従って、本選択肢は「○」です。
本問は、「誤っているものはどれ?」です。
従って、本問は選択肢3が正解となります。
答え:3
選択肢の2についてですが、実技では、「安全栓の設けなくてはいけない消火器を述べよ」という問題が出る可能性があります。
この場合、すべてを列挙できないので、選択肢2の逆を行きます。
つまり、「転倒式の化学泡消火器または手動ポンプで動く水消火器以外の消火器」ってな寸法です。
また、試験では、「手さげ式の消火器の安全栓」の規定がよく出ます。
・リングは黄色、内径は2cm以上。
・上方向に引き抜くよう装着(ただし垂直軸から30度以内)。
当該2規定も憶えておきます。よくひっかけで、「安全栓は赤色」や「横(下)に引き抜く」などと出ます。
公式のPDF過去問は、ノートPCやスマホで見ることはできます。
しかし、本格的な“問題演習”となると、「タブレット」での閲覧が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボード等が邪魔で、問題を解くのに集中できない、といった塩梅です。
当方は、PDF形式の過去問は、12インチのタブレット(thinkpad helix2)で閲覧しています。
PCと違って周辺がごちゃごちゃしないので、普通に「紙」の過去問を解くような感じに、問題演習ができる、といった次第です。
こんな次第で、PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の利用を勧めます。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安いので、コストパフォーマンスが秀逸です。もちろん、PDFの閲覧もできます。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れて倍時間がかかります。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
インチ数は8インチから10インチくらいが適当です。
戸惑うかもしれませんが、消防設備士の甲種4類・乙種4類とも、同じ教材を使います。
教材のよい点・わるい点等の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのがメンドクサイ人は、定番の下記教材を使えば間違いありません。
一口で言うと、テキストは定番の「わかりやすい! 第4類消防設備士試験」を…、
問題集は、姉妹本の「本試験によく出る! 第4類消防設備士試験」でそろえます。
甲種受験の方は、「4類消防設備士 製図試験の完全対策」を追加します。
テキストと問題集は、消防設備士試験の定番シリーズで、試験会場では多くの人が使っていました。当方、甲4のみならず、乙6・乙7でもお世話になりました。
乙6の使用教材については、「教材レビュー」に詳述してますが、読むのがメンドウな方は…、
テキストは「わかりやすい! 第6類消防設備士試験」を…、
問題集には「本試験によく出る! 第6類消防設備士問題集」を使います。
わたしの受けた試験では、受験生の3~4割が本書を使っており、わたしも本書の利用者でした。
フル免除だと、試験問題は10問しかないので、テキスト1冊で十分です。問題集は要らないです。
テキストには、定番シリーズの「わかりやすい! 第7類消防設備士試験」を使えばいいです。
わたしは、当該テキスト1冊で、構造・機能(規格)100%、法令75%で合格でした。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:消防設備士の義務・・・「ふつう」。
2問:基準法令の遡及適用・・・「ふつう」。ひっかけ注意。
3問:防火対象物・・・「難」。
4問:届出・検査・・・「やさしい」。1点候補。
5問:免状の亡失・再交付・・・「ふつう」。
6問:消防計画・・・「ふつう」。
11問:設置義務・・・「ふつう」。語呂必須。
28問:P型1級の非火災報・・・「難」。
32問:感知器・発信機・・・「やさしい」。
実技‐終端抵抗・・・「ふつう」。
製図・・・「やさしい」。取らんとダメ。
1問:特定防火対象物・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
2問:複合用途防火対象物・・・「普通」。取るべき。
3問:検定制度・・・「ふつう」。絶対問題。
4問:消火設備・・・「ふつう」。絶対問題。
5問:命令受領者・・・「ふつう」。取れる。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:消防設備士・・・「ふつう」。
11問:警戒区域・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
33問:煙感知器・・・「ふつう」。必須問題。
38問:受信器・・・「やさしい」。余裕。
実技:各感知器・・・「ふつう」。取りたい。
旧実技(R3):煙感知器・・・「ふつう」。取りたい。
13問:地下街の消火器・・・「ふつう」。
29問:消火器の性能・・・「やさしい」。
41問:安全栓・・・「やさしい」。基本問題。
実技:消火器構造・・・「ふつう」。取れる。
14問:設置基準・・・「ふつう」。
42問:警戒電路の電圧・・・「難」。
消防設備士に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者・消防設備士の合格証(試験結果通知書)に有効期限はない=合格はずっと有効」とかの記事を、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「消防設備士:ブログ記事」をばご参考ください。
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