消防設備士 乙種4類の公式過去問の、第11問目の解説。本問は「構造・機能・整備」の問題で、警戒区域を問う問題です。基礎・基本の数字を問うものであり、また、警戒区域は実技等でも出る可能性があることから、本問は、絶対に取らなくてはいけません。
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本問のレベルは「やさしい」です。
ド定番論点なので、できないと困ります。
警戒区域の論点は、実技でも出ます。大半の受験生なら、点にします。間違ったら、みっちり復習しておきましょう。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
「警戒区域」の設定基準は、ご存じのように、「1つの警戒区域の面積は、600㎡以下」となっています。
ただし、「主要な出入口から内部を見通せる場合は、1000㎡以下」にすることができます。
そして、「警戒区域の一辺の長さは、50m以下」とします。
どれも、基本中の基本です。しっかりテキストを読んでおきましょう。
先述したように、「1つの警戒区域の面積は、600㎡以下」です。
ですから、「ア」には、「600」が入ります。
この時点で、選択肢の「3」と「4」が消えます。
先述したように、「警戒区域の一辺の長さは、50m以下」です。
んなもんで、「イ」には、「50」が入ります。
先述したように、「主要な出入口から内部を見通せる場合は、1000㎡以下」です。
従って、「ウ」には、「1000」が入ります。
本問は、実技試験でも、出る可能性があります。
試験形式は「空欄補充」で、先のア・イ・ウの中に、「自筆で数字を記入する」ってな塩梅です。
この場合、「記入時の単位」には、通常の100倍は注意してください。
たとえば、問題文が「1つの警戒区域の面積は、(ア)とし…、」であった場合、(ア)の解答は、「600㎡」と、きちんと平方メートルの単位をつけて解答しないと正解になりません。
逆に、問題文が「1つの警戒区域の面積は、(ア)㎡とし…、」であった場合、(ア)の解答は、「600」と、単位をつけずに解答しないと正解になりません。このとき、誤って「600㎡」と解答すると、「×」です。
正確な知識があっても、解答で間違うのは愚の骨頂です。実技は配点比重が大きいので、取れる問題をケアレスミスで落とすことは、厳に控えるべきです。
実技試験では、こういう落とし穴があるので、絶対に注意です。
まとめると、「ア:600」で「イ:50」で「ウ:1000」です。
従って、選択肢2が正解となります。
答え:2
公式のPDF過去問は、ノートPCやスマホで見ることはできます。
しかし、本格的な“問題演習”となると、「タブレット」での閲覧が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボード等が邪魔で、問題を解くのに集中できない、といった塩梅です。
当方は、PDF形式の過去問は、12インチのタブレット(thinkpad helix2)で閲覧しています。
PCと違って周辺がごちゃごちゃしないので、普通に「紙」の過去問を解くような感じに、問題演習ができる、といった次第です。
こんな次第で、PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の利用を勧めます。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安いので、コストパフォーマンスが秀逸です。もちろん、PDFの閲覧もできます。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れて倍時間がかかります。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
インチ数は8インチから10インチくらいが適当です。
戸惑うかもしれませんが、消防設備士の甲種4類・乙種4類とも、同じ教材を使います。
教材のよい点・わるい点等の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのがメンドクサイ人は、定番の下記教材を使えば間違いありません。
一口で言うと、テキストは定番の「わかりやすい! 第4類消防設備士試験」を…、
問題集は、姉妹本の「本試験によく出る! 第4類消防設備士試験」でそろえます。
甲種受験の方は、「4類消防設備士 製図試験の完全対策」を追加します。
テキストと問題集は、消防設備士試験の定番シリーズで、試験会場では多くの人が使っていました。当方、甲4のみならず、乙6・乙7でもお世話になりました。
乙6の使用教材については、「教材レビュー」に詳述してますが、読むのがメンドウな方は…、
テキストは「わかりやすい! 第6類消防設備士試験」を…、
問題集には「本試験によく出る! 第6類消防設備士問題集」を使います。
わたしの受けた試験では、受験生の3~4割が本書を使っており、わたしも本書の利用者でした。
フル免除だと、試験問題は10問しかないので、テキスト1冊で十分です。問題集は要らないです。
テキストには、定番シリーズの「わかりやすい! 第7類消防設備士試験」を使えばいいです。
わたしは、当該テキスト1冊で、構造・機能(規格)100%、法令75%で合格でした。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:消防設備士の義務・・・「ふつう」。
2問:基準法令の遡及適用・・・「ふつう」。ひっかけ注意。
3問:防火対象物・・・「難」。
4問:届出・検査・・・「やさしい」。1点候補。
5問:免状の亡失・再交付・・・「ふつう」。
6問:消防計画・・・「ふつう」。
11問:設置義務・・・「ふつう」。語呂必須。
28問:P型1級の非火災報・・・「難」。
32問:感知器・発信機・・・「やさしい」。
実技‐終端抵抗・・・「ふつう」。
製図・・・「やさしい」。取らんとダメ。
1問:特定防火対象物・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
2問:複合用途防火対象物・・・「普通」。取るべき。
3問:検定制度・・・「ふつう」。絶対問題。
4問:消火設備・・・「ふつう」。絶対問題。
5問:命令受領者・・・「ふつう」。取れる。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:消防設備士・・・「ふつう」。
11問:警戒区域・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
33問:煙感知器・・・「ふつう」。必須問題。
38問:受信器・・・「やさしい」。余裕。
実技:各感知器・・・「ふつう」。取りたい。
旧実技(R3):煙感知器・・・「ふつう」。取りたい。
13問:地下街の消火器・・・「ふつう」。
29問:消火器の性能・・・「やさしい」。
41問:安全栓・・・「やさしい」。基本問題。
実技:消火器構造・・・「ふつう」。取れる。
14問:設置基準・・・「ふつう」。
42問:警戒電路の電圧・・・「難」。
消防設備士に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者・消防設備士の合格証(試験結果通知書)に有効期限はない=合格はずっと有効」とかの記事を、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「消防設備士:ブログ記事」をばご参考ください。
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