アーカイブ問題です。新問追加により削除された問題です。消防設備士 甲種4類(甲4)の公式過去問の実技の解説。実技は、「差動式スポット型感知器」と「定温式スポット型感知器」の名称と機能を問う問題です。ド定番でありド頻出なのですが、注意すべきは、「漢字」です。絶対にミスしないでください。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やさしい」です。
しっかりテキストと問題集を繰り返した人なら、即答できるはずです。
というか、実技は、そもそも、問題数が少なく、1問1問の比重が高いです。
従って、本問のような、やさしい実技問題を落とすと、ほぼ、不合格になります。
本試験では、テキストに載ってないようなことでも、しばしば出題されるので、取れる問題での失点は致命的なことを、頭の片隅に置いていてください。
普通に、テキストと問題集で勉強した人なら、問題なく解けるはずです。
感知器のAは、丸っこいところに特徴があります。よくある、空気膨張式の感知器です。
テキストを何回も読んだ人なら、「差動式スポット型感知器」と即答できます。
機能ですが、そのまま選べばいいだけです。
「差動式」とは、「温度の上昇する割合が一定の率以上になったときに作動」する感知機です。
よって、選択肢は「エ」となります。
まあ、消去法で導けます。
選択肢イは、「…煙を含むに到った…」で間違いです。写真の感知器は「熱感知器」です。
選択肢ウも、即断できます。「…炎から放射される紫外線…」で、炎感知器について述べています。
んなもんで、選択肢は「ア」か「エ」となる次第で、目をつぶって解答しても、50%の確率で取れます。
答え:名称‐差動式スポット型感知器
答え:特性‐エ
Bもテキストを読み込んだ人なら、即答できます。
その独特の形から、「定温式スポット型感知器」とわかるはずです。
機能ですが、「定温式」は簡単です。
「定温式」とは、「一局所の周囲温度が、一“定”の“温”度以上になったときに、火災信号を発信する」ものです。
一“定”の“温”度なので、「定温式」といった塩梅です。
選択肢は、穏当に「ア」を選べるはずです。
答え:名称‐定温式スポット型感知器
答え:特性‐ア
問題はカンタンです。しかし、「漢字」には絶対に注意してください。
「差動式」を、「作動式」と誤記入してはいけません。
「定温式」を、「低音式」とか「低温式」などとしてはいけません。
出題者は、「漢字を間違えやすいものを狙っている」と考えておきましょう。
ついウッカリのケアレスミスで、書き間違えやすいので、記入後「最低3回」は、見直しをしてください。
必ずどこぞで、やらかしているはずです。当方、乙6(消火器)の本試験の際に、「消化器」と書いていました。慌てて直しましたよ。
設問Aの答えは…、
答え:名称‐差動式スポット型感知器
答え:特性‐エ
…です。
設問Bの答えは…、
答え:名称‐定温式スポット型感知器
答え:特性‐ア
…です。
公式のPDF過去問は、ノートPCやスマホで見ることはできます。
しかし、本格的な“問題演習”となると、「タブレット」での閲覧が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボード等が邪魔で、問題を解くのに集中できない、といった塩梅です。
当方は、PDF形式の過去問は、12インチのタブレット(thinkpad helix2)で閲覧しています。
PCと違って周辺がごちゃごちゃしないので、普通に「紙」の過去問を解くような感じに、問題演習ができる、といった次第です。
こんな次第で、PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の利用を勧めます。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安いので、コストパフォーマンスが秀逸です。もちろん、PDFの閲覧もできます。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れて倍時間がかかります。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
インチ数は8インチから10インチくらいが適当です。
戸惑うかもしれませんが、消防設備士の甲種4類・乙種4類とも、同じ教材を使います。
教材のよい点・わるい点等の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのがメンドクサイ人は、定番の下記教材を使えば間違いありません。
一口で言うと、テキストは定番の「わかりやすい! 第4類消防設備士試験」を…、
問題集は、姉妹本の「本試験によく出る! 第4類消防設備士試験」でそろえます。
甲種受験の方は、「4類消防設備士 製図試験の完全対策」を追加します。
テキストと問題集は、消防設備士試験の定番シリーズで、試験会場では多くの人が使っていました。当方、甲4のみならず、乙6・乙7でもお世話になりました。
乙6の使用教材については、「教材レビュー」に詳述してますが、読むのがメンドウな方は…、
テキストは「わかりやすい! 第6類消防設備士試験」を…、
問題集には「本試験によく出る! 第6類消防設備士問題集」を使います。
わたしの受けた試験では、受験生の3~4割が本書を使っており、わたしも本書の利用者でした。
フル免除だと、試験問題は10問しかないので、テキスト1冊で十分です。問題集は要らないです。
テキストには、定番シリーズの「わかりやすい! 第7類消防設備士試験」を使えばいいです。
わたしは、当該テキスト1冊で、構造・機能(規格)100%、法令75%で合格でした。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:消防設備士の義務・・・「ふつう」。
2問:基準法令の遡及適用・・・「ふつう」。ひっかけ注意。
3問:防火対象物・・・「難」。
4問:届出・検査・・・「やさしい」。1点候補。
5問:免状の亡失・再交付・・・「ふつう」。
6問:消防計画・・・「ふつう」。
11問:設置義務・・・「ふつう」。語呂必須。
28問:P型1級の非火災報・・・「難」。
32問:感知器・発信機・・・「やさしい」。
実技‐終端抵抗・・・「ふつう」。
製図・・・「やさしい」。取らんとダメ。
1問:特定防火対象物・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
2問:複合用途防火対象物・・・「普通」。取るべき。
3問:検定制度・・・「ふつう」。絶対問題。
4問:消火設備・・・「ふつう」。絶対問題。
5問:命令受領者・・・「ふつう」。取れる。
6問:定期点検・・・「ふつう」。
7問:消防設備士・・・「ふつう」。
11問:警戒区域・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
33問:煙感知器・・・「ふつう」。必須問題。
38問:受信器・・・「やさしい」。余裕。
実技:各感知器・・・「ふつう」。取りたい。
旧実技(R3):煙感知器・・・「ふつう」。取りたい。
13問:地下街の消火器・・・「ふつう」。
29問:消火器の性能・・・「やさしい」。
41問:安全栓・・・「やさしい」。基本問題。
実技:消火器構造・・・「ふつう」。取れる。
14問:設置基準・・・「ふつう」。
42問:警戒電路の電圧・・・「難」。
消防設備士に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者・消防設備士の合格証(試験結果通知書)に有効期限はない=合格はずっと有効」とかの記事を、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「消防設備士:ブログ記事」をばご参考ください。
★みんなとシェアする