宅地建物取引士(宅建)の試験科目「税法」の難易度や特徴をコメントしたページ。初心者向け。独学者向け。宅建の「税法」がどのような科目なのか、まあまあわかる。試験勉強序盤の情報収集の一環に有用。出題数や取るべき点数を併せて述べる。
まずもって、知っておくべきことは、「税法」は、何を勉強して、何を捨てるかを明確にすることです。
「税法」は、そこそこ、規則性のある科目です。
よって、「宅建士 税法の出題予想+過去問データ」などを参考にして、“自分の年度には、何が出そうか”を把握して、勉強することになります。
まあ、初学者の人は、「税法は、1点取れたら御の字」と、踏んでいてください。
「税法」は、例年『2問』出題されます。
目標点は、「1点」です。
「税法」では、「1点」を取ることを、最大の目標としましょう。
もう「1点」は、余裕ができたら、取り掛かることにしましょう。
参考:宅建 予想得点計画
「税法」ですが、優先順位は、「あまり高くはない」です。
「税法」は、「6つ」も科目があり、個々に憶えることがたくさんあります。
それなのに、「2問」しか出題がなく、極めて、コスパが悪いです。
また、「税法」は、その傾向にある程度の規則性があるとはいえ、それが“絶対的なもの”ではありません。
要は、予想や対策が“大ハズレ”するときもあるわけで、ことさらに、対策が取りにくいといった次第です。
よって、「税法」は、点が間違いなく取れる「宅建業法」や「その他」などが終わってから、追々と見ていくことになります。
試験科目のなかでは、“最後らへん”でやるくらいの優先順位です。
「税法」ですが、一口で言えば、「暗記科目」です。
税額・税率、起算日やら基準日等々、各種数字を、ひたすら憶えることになります。
受験生の負担は、大きいです。
後述しますが、無理そうな税法科目は、「捨て問」も、一手です。
科目別の勉強方法は、「税法の勉強方法」に述べています。参考までに。
んで、以下に、税法全般の対処法を述べていきます。
まずもって、アドバイスですが、先に述べたように、「税法」は、「後回し」です。
これといった傾向がないので、「税法」は、「1点」から遠い科目です。
他の重要科目が済んでからが「税法」です。
「税法」は、その出題傾向からすると、「一概に、全部やる必要はない」です。
よって、先に紹介した「宅建士 税法の出題予想+過去問データ」のページを参考に、皆さんが受ける年度で、出そうな税法科目を、優先して勉強するといった次第です。
もちろん、時間に余裕があるなら、全ての税法科目に着手しましょう。
「税法」ですが、難しいのがボリュームの大きい「所得税」と「贈与税」、「固定資産税」です。
出題内容も、結構、複雑です。
対して、ボリュームが小さくて取り組み易いのが「印紙税」、「不動産取得税」、「登録免許税」です。
出題は、主に、各種数字です。
「税法」を勉強するなら、カンタンな「印紙税」くらいから、順に着手しましょう。
先述したように、「税法」は、コスパが悪いです。
特に悪いのが、分量の多い「所得税」「贈与税」です。
進捗が遅れているとか、他の重要科目に不安があるとかなら、これらコスパの悪い税法科目は、「捨て問」でも構いません。
こういうとアレなのですが、「税法」は「悪問」地帯で、(こんなもん、実際に実務をしたことのある奴しか知らんぞ)的な、テキスト逸脱問題・過去問超越問題が、しばしば出題されます。
たとえば、H29の問23「別荘の損害は、所得税法上、譲渡所得の金額の計算上控除される」などは、所得税に精通してないと、解きようがないです。もちろん、テキストには載ってないです。
先に、「税法では、1点を取ることを、最大の目標としましょう。」と述べたのも、得てして、2問出題のうち、1問が「悪問」のケースが多いからです。
一生懸命、テキストや過去問を勉強しても、「悪問」だったら、全ておじゃんです。
よって、本腰を入れる前に、(あーこれは、無理だな)と思ったら、“深追いせず”、「捨て問」にして、その分の時間と労力を、他の科目に投入しましょう。
税法は、ひとまず、「後回し」が賢明。
やるのは、中盤以降。
しかし、他の重要科目が遅れ気味なら、さらに「後回し」に。
他の科目が何とか消化できたら、先に見たように、易しい税法科目(印紙税とか)から着手します。
全部しなくていいです。
無理なら、「捨て問」です。
最低でも「1点」取る勉強をします。
「税法」の「2点」目は、ホント、出題範囲のあらかたが終わっていて、「保険の意味」くらいで勉強しましょう。
「税法」は、「1点」取れたら、御の字です。
目下作成中。
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