独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

登録販売者の滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の受験予定の人に‐関西広域連合に統一化

結論から言うと、2019年度(H31)より試験問題が「統一化(合同化)」される滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の方は、当該統一については、そう気にしなくても、といった寸法です。

というのも、登録販売者試験は、都道府県によって、そう「差」がないので、試験問題が「統一化(合同化)」されても、そんなに影響はない、といった次第です。

要は、いつもどおりの勉強をしておけばよい、ってな寸法です。

参考:登録販売者の独学

試験問題の統一化(合同化)

ご存じかもしれませんが、2019年度(H31)からは、関西圏のうち、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の登録販売者試験は、「関西広域連合」が行うことになります。

参考:関西広域連合

よって、試験問題も、先の「関西広域連合」が作製することになります。

現在のところ、試験問題がどうなるか情報がないため、傾向がどう変わるかは不明です。

これがため、新問題の登録販売者試験に不安を抱いている人も多いかと思われます。

気にする必要はない

先述したように、登録販売者試験は、都道府県ごとに「差」があまりありません。

言うなれば、「大阪府」で合格できる人は、「北海道」だろうが「東京都」だろうが「福岡県」だろうが、どこの都道府県の試験でも通ります。

確かに、個々の都道府県の試験問題には、特色があって、他県とは異なる問題が出ます。

たとえば、「大阪府」の「法令」では、毎年1問は、配偶者のような素っ頓狂な出題があり、まず、点が取れません。

たとえば、「東京都」の「法令」では、「穴埋め問題」がとても難しいときがあります。

しかし、です。

都道府県ごとに、特色のある問題が出題されるとはいえ、8割~9割の問題は、同じような内容・難易度となっています。

逆を言えば、各都道府県の固有の問題を「捨て問」にしても、十分、合格点は確保できる、といった寸法です。

まとめ

滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県では、登録販売者の試験問題が統一化されます。

しかし、だからといって、他の県とは、次元の異なる出題になることは、まず、ないでしょう。

新出題者の試験問題は、他の県と、難易度にそう「差」のないものになる公算が『大』です。

こう言うとアレですが、登録販売者試験は、地方差が出ないように、試験問題の難易度を、調整しているように見受けられます。

手前味噌ながら、「登録販売者の独学」を参考にしつつ、問題演習を中心に勉強すれば、統一後の新問題でも、穏当に合格できるはずです。

毒物劇物取扱者の滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の受験予定の人に‐関西広域連合に統一化

結論から言うと、2019年度(H31)より試験問題が「統一化(合同化)」される滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の方は、統一後2~3年は、試験勉強の負担が増えます。

というのも、試験問題の傾向が読めなくなるため、全論点を押える必要があるからです。

試験問題の統一化(合同化)

ご存じかもしれませんが、2019年度(H31)からは、関西圏のうち、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の毒物劇物取扱者試験は、「関西広域連合」が行うことになります。

参考:関西広域連合

試験問題は、先の「関西広域連合」が作製することになります。

このページを作成しているときに、先の関西広域連合のWebサイトを漁りましたが、サンプル問題的なものはありませんでした。

そのほか、試験問題に関する情報がないため、試験傾向がどう変わるかは、全く不明となっています。

そのため、従来の「過去問演習」が効かなくなるおそれが「大」です。

新問題に切り替え

毒物劇物取扱者の独学」でも述べていますが、毒物劇物取扱者試験は、長い間、試験問題が変わらない試験でした。

ほぼ、例年通りの問題、難易度、構成であり、基本的なテキストを読んで問題集を解き、仕上げに各都道府県が公開するPDF過去問を解いて、それぞれの傾向を掴めば、合格できる試験だったのです。

しかし、試験主催者が変わると、応じて、試験問題も変わります。

よって、「過去問演習」が効かなくなる可能性が「大」となっています。

テキスト・問題集は満遍なく

従来の毒物劇物取扱者試験は、都道府県ごとの問題傾向が明らかで、「過去問演習」は、重要な作業でした。

ある県では出題されるが、ある県では出ない、というのが明白だったのです。

たとえば、大阪府では、毒物劇物の「用途」は、あまり出ませんでした。

んなもんで、大阪府受験のわたしは、「用途」は押える程度にして、他の問題に尽力していた、ってな次第です。

しかし、他の県を見てみると、「用途」は、“そこそこ出ている”論点で、たとえば、毒ガス・染料でおなじみの「ホスゲン」などがバシバシ出題されているのです。

こうした塩梅で、従来なら「捨てていた論点」も、テキストや問題集で、きっちり取れる勉強をしておかねば、新問題で安定して点が取れないことが予想されます。

これまでのように、(うちの県では、こういう問題は出ないから、軽く押えるだけでいいやー)的な作業は控えるべきです。

他の県の過去問も

基本的に、毒物劇物取扱者は、「テキスト+PDF過去問(各都道府県が公開)」で、受かる試験です。

しかし、先に述べた滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の受験予定の人は、必ず、「全国版の過去問」を購入して、他の都道府県の問題を解く必要があります。

統一後の新問題は、他の都道府県、たとえば、東京都等々を参考に、作成されることが予想されます。

んなもんで、他の都道府県の過去問が、たっぷり掲載された過去問を購入して、過去問演習をしておく必要があります。

教材レビュー」でも述べていますが、現在のところ、全国版の過去問には、「毒物劇物取扱者試験 公論出版」が候補となります。

当該過去問の全ての問題が解けるようになっていれば、統一後の新問題も、合格点は取れるはずです。

なお、試験の傾向が落ち着くまでは、数年かかるため、先の関西圏の受験生は、統一後の数年は、全国版の過去問を使用すべきです。

まとめ

試験問題が統一化されると、従来の過去問とは、異なった試験問題になる可能性があるため、試験傾向が読めず、満遍なく勉強する必要があります。よって、試験勉強の負担が大幅に増える公算が『大』です。

かつては、各県のPDF過去問を解いて、「出るところだけ集中して勉強する」のが試験勉強のセオリーでした。

しかし、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県で受験予定の方は、どのような出題があっても解けるように、テキストと過去問とを、満遍なく勉強しておく必要がある、ってな次第です。

毒物劇物取扱者の2019年度(H31)受験予定の人に

結論から言うと、少しでも『毒物劇物取扱者』という資格に興味があるなら、早々に受験しましょう、ってな寸法です。

毒物劇物取扱者試験は、現状の都道府県別から、地方ブロック単位で試験が行なわれる“可能性”があります。

関西圏では、当該地方ブロックになることが確定しています。

参考:参考:関西広域連合

最悪のケースは、自分が受けるときに、新しい試験に切り替わることです。過去問演習が効かなくなるため、試験勉強の負担が増してしまいます。

わたしは大阪府受験で、H30年の試験を受けましたが、ギリギリ統一化前に合格できてラッキーでした。

毒物劇物取扱者のそもそも

そもそも、毒物劇物取扱者試験は、傾向がそう変わらない試験です。

ほぼ、例年通りの問題、難易度、構成であり、基本的なテキストを読んで問題集を解き、仕上げに主催者の各都道府県が公開するPDF過去問を解いていれば、合格できる試験だったのです。

しかし、この従来の傾向に、変化の兆しが現れています。

試験問題が統一化(合同化)される可能性」です。

これまでは、各都道府県後ごとに作成されていた本試験問題ですが、地方ブロックで統一化・合同化されると、“数年間は”、従来の過去問演習が効かなくなるおそれがあります。

関西圏では、試験問題の統一化・合同化が「確定事項」ですが、その他の県にも、波及する可能性があるのです。

毒劇試験は、地方差あり

さて、毒物劇物取扱者試験ですが、この試験は、都道府県によって、かなり異なります。

どのくらい「差」があるかというと、試験科目数はもとより、問題数、問題内容まで違う、といった次第です。

たとえば、「東京都」の「一般」では、「75問」出題で、試験科目は、「法規」「基礎化学」「取扱い」「実地」の「4科目」です。

んで、わたしが受けた「大阪府」の「一般」は、「75問」出題で、試験科目は、「法規」「基礎化学」「取扱い・実地」の「3科目」です。

対して、「京都府」の「一般」は、「50問」出題で、試験科目は、「法規」「基礎化学」「取扱い」「実地」の「4科目」となっています。

付け加えて言うと、合格点(合格基準)や足切り点すら、都道府県で違っています。(大阪府では足切りは4割正解でしたが、東京都は5割正解が足切りです。京都府は非公開でした。)

問題内容も都道府県ごとに特色があり、そのため、個々の県の傾向を元に、試験勉強をしなくてはならなかったのが、これまでの毒物劇物取扱者であったのです。

関西圏は、2019年(H31)から、統一化

現在、試験問題の統一化(合同化)が確認できるのは、関西圏の毒物劇物取扱者試験です。

これまでは、関西圏の個々の都道府県が試験主催者でしたが、今後、試験問題の作成や試験の実施は、「関西広域連合」という広域行政団体が行ないます。

参考:関西広域連合

当該関西広域連合に参加する都道府県は、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県となっています。

これらの府県は、試験問題が大幅に変わることが予想され、従来の過去問演習が通用しなくなる、ってな塩梅です。

試験問題の統一化は、他の県でも、あると思われる

毒物劇物取扱者試験は、あまり受験生がいません。

一番多い東京都・一般で「800人前後」で、大阪・一般で「700人前後」です。

人口の多い両者でさえ、千人を切っているのですから、他の県では、“推して知るべし”の受験者数です。

わざわざ数百人のために、各都道府県で試験問題を作ったり、試験事務を執るのは、かなり、非効率だといえましょう。

故に、関西圏の都道府県は、「関西広域連合」が主催者になるわけです。

んで、この「流れ」は、他の県や地方ブロックにも波及する公算は「大」かと思われます。九州なら九州ブロックで、四国なら四国ブロックで、北陸なら北陸ブロック等々、試験の統一化(合同実施)は追々、進んでいくように思われます。

まとめ

要は、試験問題が統一化されると、従来の過去問とは、異なった試験問題になり、これがため、試験傾向が読めず、満遍なく勉強しなくてはならなくなり、よって、試験勉強の負担が大幅に増える、といった次第です。

これまでは、問題集を解いていても、(うちのところでは、こういう問題は出てないから、軽く押えるだけでいいや)的な作業が可能でした。

しかし、試験の統一化(合同実施)が起きると、こういうやり方が効かなくなります。

それに、試験の傾向が落ち着くまでは、数年かかるため、確実に合格するには、そこそこの学習量が必要になります。

現在、毒物劇物取扱者試験は、こういう背景下にあります。

試験に興味がある人は、試験制度・試験問題の大幅な変化がある前に申し込んで、従来の過去問演習が有効なときに受験し、合格するのがよい、といった次第です。

変わる前に、取ってしまいましょう。