独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

8月試験は“予想以上に”キツイと思うべし‐滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の人で、2019年度(平成31年度)の登録販売者試験を受験する方へ

ご存知かと思いますが、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の登録販売者試験は、2019年度(平成31年度)より、主催者が「関西広域連合」に変わります。

主催者の変更に伴い、先の6つの都道府県の試験日は、「8月頃」に一本化されます。

参考:http://www.kouiki-kansai.jp/koikirengo/jisijimu/shikakumenkyo/index.html

また、これらの都道府県以外にも、8月試験の県があるかと思います。

さて、ここで、注意しておきたいのは、「8月という季節」です。

一口で言えば、「暑い」のは、トラブルの元、試験勉強の敵といった寸法です。

暑くて能率落ちる・空調で体調崩れる

試験日が「8月頃」なので、試験勉強は、おおむね、5月・6月・7月にすることになります。

5月は、いいのですが、問題は、6月と7月です。

6月は、ご存じのように梅雨時であり、気候が大きく変わる時期。

体調も崩しやすく、ムシムシして、やる気も出ない時期となっています。

予定ではここまで終わっているのに、ぜんぜん進んでない、ってなことが多々起きます。

7月は、言うまでもなく、初夏を少し過ぎた辺りのため、本格的に、暑くなってきます。

一口で言うと、「暑い」と、脳が動きません。よって、勉強できません。暑い時期の試験勉強の能率は、格段に落ちます。

だから、学校は、暑い夏は休みになるのです。授業・勉強・学習にならないからです。

蛇足ですが、高校・大学の『受験』は、おおむね「2~3月」にありますが、なぜ、その月に受験なのかというと、「寒いから=暑くないから」かと思います。

繰り返しますが、暑い最中での試験勉強は、自分の思う以上に、進みません。

んで、暑いからといって、空調を効かせて勉強をすると、これまた、体調を崩す原因となって、試験勉強の進捗は、落ち気味になるといった次第です。

こうした次第で、6月と7月の試験勉強は、秋・冬・春の勉強と比べると、能率や進捗は落ちる、と考えておかねばなりません。

よって、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県を受験する人は、早め早めに着手すべきです。暑くなる6月下旬・7月上旬までに、だいたいの論点を済ませているくらいになっておくのが理想です。

具体的に言えば、4月初旬には、本年度試験の手引きの改訂の有無が判明します。

改定がない年度なら、即、テキストと過去問を注文して、試験勉強に入ります。

改定があれば、改定が反映される5月初旬あたりにテキストを購入し、試験勉強に入ります。

参考:登録販売者 教材レビュー

とにかく、暑くなるときまでに、最低でも、テキストの通読して、過去問を1回転はしておきましょう。

繰り返しますが、暑い最中の勉強は、実にきついです。そもそも、机に向かうことすら、難しい事があります。

転ばぬ先の杖。夏バテの可能性もあるので、早めに論点を消化してください。

試験会場の空調に、最大の配慮を

試験が「8月頃」だと、気温が高いので、ほとんどの試験会場には、空調が効いています。

空調の寒過ぎ・効き過ぎに対して、必ず、対処しておきます。

具体的に言うと…、

・念のため、長袖を持っていく。
・首・頭に巻くタオルを持っていく。
・すぐに「寒い」と言う。

…となっています。

まず、「念のため、長袖を持っていく。」ですが、これは、女性のみならず、男性も長袖を持っていくべきです。

その理由は、会場自体はそう寒くないが、あなたの席だけ、ガチンコで空調が当たるときがあるからです。

わたしは、8月にあった大阪府の毒物劇物取扱者試験のときに、当該ガチンコ空調の席に当たってしまいました。

ビュービューと風が当たり、寒くて寒くて、試験が終わる頃は、頭が本当に動かなくなってしまいました。

同じ試験会場で、若い女性が“カーディガン”を羽織っていたのですが、まさに、その通りだなと思った次第です。

冷え性でもない男性のわたしでも、ガチンコ空調にはホトホト参ったという次第です。

運が悪いと、ガチンコ空調に当たります。転ばぬ先の杖。長袖1着なら、配偶者と違って、荷物になりません。

念のため、カーディガン・長袖Tシャツ・パーカーなどの『長袖』を、カバンに入れておきましょう。

次に、「首・頭に巻くタオルを持っていく。」ですが、これも、同趣旨です。

先もいいましたが、あなたの席だけ、空調の風が集中するときがあります。

このときに、タオル1枚あると、頭に巻くとか首に巻くなどして、『暖』を取ることができます。

頭に冷たい風が長時間当たると、頭痛がします。

私事ですが、二日酔い以外、頭痛になったことのないわたしですが、1時間も強冷風を頭に受けると、ガンガンしてきました。あ、これが頭痛なんだといった体で、先の毒物劇物取扱者試験のよい思い出です。

念のため、タオルは1枚、カバンに入れておきましょう。配偶者と違って、タオル1枚など軽いものです。また、タオルは汗も拭けるので、配偶者の倍は有益なはずです。「配偶者はタオル以下」と言っているわけではありません。

最後に「すぐに「寒い」と言う。」ですが、これは、試験監督の人に物を申すときは、早めに言うという趣旨です。

というのも、試験会場によっては、空調が管理室で一元管理されているときがあるからです。

空調の操作が教室なり会場では不可で、一度、管理室に連絡し、管理室にて、部屋の温度を変えるところがあります。

んなもんで、どうしようなく寒くなって、「空調を上げてくれ」といっても、すぐに対応できないときがあります。

本試験日に、自分の席に座って10分もすれば、寒すぎかどうかは分かります。もの凄く寒いなら、早々に、試験監督の人に、温度を1~2度上げてもらうように、言いに行きましょう。

試験直前や、試験が始まってから言っても、空調がいい感じになるのに、時間がかかります。試験が始まる前に、言うのがベストかと思います。

まとめてきなもの

ざっと、「8月受験」の注意事項を述べました。

試験慣れしたわたしでも、「8月」の試験には、予想以上のトラブルがあり、ズンドコな目に遭いました。

先述したように、2019年度(平成31年度)の滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の試験は、「8月頃」となります。

8月の暑さを舐めていると、合格レベルの実力を持ちながら、不合格の憂き目に遭うことになります。

自分の実力を最大限に発揮できるよう、じゅうぶんに8月対策を練っておきましょう。

筆記の傾向変化(新傾向)について‐平成31年度(2019年度)の2電工・筆記受験の人に

以下に述べる筆記の傾向変化(新傾向)については、中盤以降に知っておくべきことです。

筆記が進んでない方は、「お気に入り」にでも入れておいて、後々でお目汚しください。

さて、平成31年度(2019年度)の2電工・筆記受験の人向けに、直近の傾向について、述べておきたく思います。

直前の「平成30年度(2018年度)の下期筆記」には、これまでにない問題が“そこそこ”出題されています。

そのため、前回の試験と比べると、合格率が去年の「55.6%」から「51.8%」と、3.8ポイントも下落しました。

参考:2電工合格率

前回の下期筆記では、以下のような“傾向変化”がありました。

一般問題の傾向変化

まず、「一般問題」では、“これまでには見られなかった”複合的な問題や応用問題が出題されました。

たとえば、合成インピーダンスを求めないといけない「5問:スター(Y)結線」や…、

横断的な「11問:漏電遮断器」などが、出題されています。

正直なことを言うと、既に合格しているわたしですが、(えー?!、2電工でこんな問題が出るの?!)的に、かなり混乱してしまいました。

問題のレベルは、テキストレベルなので、テキストをしっかり読み込んで、過去問を解いていれば大丈夫なのですが、こうした“応用的・横断的な問題”も、出る可能性があると、踏んでおきましょう。

言うまでもありませんが、無理そうなら、こうした問題は、「捨て問」です。

配線図問題

次に、「配線図問題」でも、これまでにない問題が出ていています。

39問:図記号「f20A」」や…、

45問:図記号(リモコンリレー)」などが該当します。

おそらく、両方とも、解けない人が多かったと思われます。わたしも無理でした。

第39問は、テキストに記載されている論点です。しかし、ここまで細かいところを押えている受験生は、ごく少数だったはずです。

第45問は、そもそもが無理な問題です。ここまで記述のあるテキストは、ほとんどないはずです。多数の受験生は、(なんじゃこれ?!)と、面食らったはずです。

こんな次第で、「配線図問題」でも、これまでにない問題が登場しています。

しかも、点数の取りやすい「図記号問題」や「写真鑑別」に、こういった難問が顔を出して来ています。

(こういう出題もあるんだな)といった態で、前もって、腹を作っておきましょう。

まとめ的なもの

以上、2018年下期の筆記に見られた“これまでになかった傾向”を見てきました。

単に、2018年下期の筆記だけが“特別に難しかった”だけでならいいのですが、これがスタンダートになる“おそれ”もあります。

従来の意識のままでは、ヤバイです。

直前の過去問「H30下期筆記の過去問解説」だけは、キッチリ解いて、これまでにない“傾向”を把握しておいてください。

仮に、です。この傾向が続くとすると、ますます、“取れる問題を取る”ことが重要になってきます。

手前味噌ですが、「傾向と対策」や「筆記の勉強方法」を参考にして、取れる問題は必ず取れるように勉強しておきましょう。

また、筆記試験直前の最低限の暗記リストを、「2電工筆記の最低限リスト」にまとめています。併せて、お目汚しください。

登録販売者の滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の受験予定の人に‐関西広域連合に統一化

結論から言うと、2019年度(H31)より試験問題が「統一化(合同化)」される滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の方は、当該統一については、そう気にしなくても、といった寸法です。

というのも、登録販売者試験は、都道府県によって、そう「差」がないので、試験問題が「統一化(合同化)」されても、そんなに影響はない、といった次第です。

要は、いつもどおりの勉強をしておけばよい、ってな寸法です。

参考:登録販売者の独学

試験問題の統一化(合同化)

ご存じかもしれませんが、2019年度(H31)からは、関西圏のうち、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の登録販売者試験は、「関西広域連合」が行うことになります。

参考:関西広域連合

よって、試験問題も、先の「関西広域連合」が作製することになります。

現在のところ、試験問題がどうなるか情報がないため、傾向がどう変わるかは不明です。

これがため、新問題の登録販売者試験に不安を抱いている人も多いかと思われます。

気にする必要はない

先述したように、登録販売者試験は、都道府県ごとに「差」があまりありません。

言うなれば、「大阪府」で合格できる人は、「北海道」だろうが「東京都」だろうが「福岡県」だろうが、どこの都道府県の試験でも通ります。

確かに、個々の都道府県の試験問題には、特色があって、他県とは異なる問題が出ます。

たとえば、「大阪府」の「法令」では、毎年1問は、配偶者のような素っ頓狂な出題があり、まず、点が取れません。

たとえば、「東京都」の「法令」では、「穴埋め問題」がとても難しいときがあります。

しかし、です。

都道府県ごとに、特色のある問題が出題されるとはいえ、8割~9割の問題は、同じような内容・難易度となっています。

逆を言えば、各都道府県の固有の問題を「捨て問」にしても、十分、合格点は確保できる、といった寸法です。

まとめ

滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県では、登録販売者の試験問題が統一化されます。

しかし、だからといって、他の県とは、次元の異なる出題になることは、まず、ないでしょう。

新出題者の試験問題は、他の県と、難易度にそう「差」のないものになる公算が『大』です。

こう言うとアレですが、登録販売者試験は、地方差が出ないように、試験問題の難易度を、調整しているように見受けられます。

手前味噌ながら、「登録販売者の独学」を参考にしつつ、問題演習を中心に勉強すれば、統一後の新問題でも、穏当に合格できるはずです。