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筆記の傾向変化(新傾向)について‐平成31年度(2019年度)の2電工・筆記受験の人に

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

第2種電気工事士の筆記試験の傾向変化について。2018下期筆記には、これまでにない問題が出題されている。2019年度(H31年度)以降の筆記試験受験予定の人に、当該傾向変化について述べる。

以下に述べる筆記の傾向変化(新傾向)については、中盤以降に知っておくべきことです。

筆記が進んでない方は、「お気に入り」にでも入れておいて、後々でお目汚しください。

さて、平成31年度(2019年度)の2電工・筆記受験の人向けに、直近の傾向について、述べておきたく思います。

直前の「平成30年度(2018年度)の下期筆記」には、これまでにない問題が“そこそこ”出題されています。

そのため、前回の試験と比べると、合格率が去年の「55.6%」から「51.8%」と、3.8ポイントも下落しました。

参考:2電工合格率

前回の下期筆記では、以下のような“傾向変化”がありました。

一般問題の傾向変化

まず、「一般問題」では、“これまでには見られなかった”複合的な問題や応用問題が出題されました。

たとえば、合成インピーダンスを求めないといけない「5問:スター(Y)結線」や…、

横断的な「11問:漏電遮断器」などが、出題されています。

正直なことを言うと、既に合格しているわたしですが、(えー?!、2電工でこんな問題が出るの?!)的に、かなり混乱してしまいました。

問題のレベルは、テキストレベルなので、テキストをしっかり読み込んで、過去問を解いていれば大丈夫なのですが、こうした“応用的・横断的な問題”も、出る可能性があると、踏んでおきましょう。

言うまでもありませんが、無理そうなら、こうした問題は、「捨て問」です。

配線図問題

次に、「配線図問題」でも、これまでにない問題が出ていています。

39問:図記号「f20A」」や…、

45問:図記号(リモコンリレー)」などが該当します。

おそらく、両方とも、解けない人が多かったと思われます。わたしも無理でした。

第39問は、テキストに記載されている論点です。しかし、ここまで細かいところを押えている受験生は、ごく少数だったはずです。

第45問は、そもそもが無理な問題です。ここまで記述のあるテキストは、ほとんどないはずです。多数の受験生は、(なんじゃこれ?!)と、面食らったはずです。

こんな次第で、「配線図問題」でも、これまでにない問題が登場しています。

しかも、点数の取りやすい「図記号問題」や「写真鑑別」に、こういった難問が顔を出して来ています。

(こういう出題もあるんだな)といった態で、前もって、腹を作っておきましょう。

まとめ的なもの

以上、2018年下期の筆記に見られた“これまでになかった傾向”を見てきました。

単に、2018年下期の筆記だけが“特別に難しかった”だけでならいいのですが、これがスタンダートになる“おそれ”もあります。

従来の意識のままでは、ヤバイです。

直前の過去問「H30下期筆記の過去問解説」だけは、キッチリ解いて、これまでにない“傾向”を把握しておいてください。

仮に、です。この傾向が続くとすると、ますます、“取れる問題を取る”ことが重要になってきます。

手前味噌ですが、「傾向と対策」や「筆記の勉強方法」を参考にして、取れる問題は必ず取れるように勉強しておきましょう。

また、筆記試験直前の最低限の暗記リストを、「2電工筆記の最低限リスト」にまとめています。併せて、お目汚しください。

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