乙種には、1類から6類まであって、それぞれ、液体状のものと固体状のものがあり、類によっては、両方のものがあります。
当該「固有か液体か、両方か」が、本試験では頻繁に問われるのですが、試験勉強の序盤だと、それぞれが不明なために、なかなか憶えられません。
文系の人には、特にそれが顕著です。
しかし、当該論点は、法令のみならず、性消でも問われることがあるので、しっかり憶える必要があります。
また、当該論点は、乙4のみならず、甲種や他の類(乙種1類~6類)でも出るので、先々の試験を受ける予定なら、殊更に頭に叩き込まないといけません。
で、以下に、かなり“お世話になる覚え方”を述べていきます。
次に述べるのは、わたしのオリジナルではありません。
出展は「チャレンジライセンス」です。兎にも角にも、『有用』なので、以下の憶え方を推薦します。
個人的には、「いいくに(1192)作ろう鎌倉幕府」なみの、優れた語呂だと評価します。
さて、この語呂は、2つの過程で憶えていきます。
まず、以下の「9文字」の語呂を覚えます。
「こ・こ・こ・えき・えき・えき」
ひらがなのそれぞれは…、
「固・固・固・液・液・液」
…を指しています。
聡い方はもうおわかりでしょう。
そう、「1類・2類・3類・4類・5類・6類」が…、
それぞれ、「固体・固体・固体・液体・液体・液体」と対応している、ってな塩梅です。
4番目の「液体」は、乙種の4類です。
「固・固・固・液(乙4)・液・液」
乙4は、ご存知のように、超メジャーな、ガソリンや灯油、軽油を対象とした類です。
ですから、乙4は「液体」だと、即解できるかと思います。
んなもんで…、
で、当該一番頭に入りやすい「乙4」を基準に考え、乙4の前後は、「固体と液体」と、憶えます。
先に見た…、
「固・固・固・液(乙4)・液・液」
…乙4の前後は、“固体と液体”と、こじつけるといった塩梅で…、
「固・固・固・液・液(乙4)・固・液・液」
…と、このような脳内処理を行なう、ってな塩梅です。
文字からすると、凄くかったるいのですが、慣れると、すっと憶えられるので、この憶え方をお勧めです。
まとめると…、
「こ・こ・こ・えき・えき・えき」を、まず憶えて…、
乙4の「えき」の前後の類は、固体又は液体とこじつける、ってな塩梅です。
また、乙4の前後は、「それぞれ反対のものがある」と憶えても、つまり、「固体なら液体がある」とか「液体なら固体がある」という手合いでもOKです。
それか、「乙4の前後は、両方」でも、しっくりくるかと思います。
おさらいです。
乙種の第1類の危険物は、「酸化性固体」です。
乙種の第2類の危険物は、「可燃性固体」です。
乙種の第3類の危険物は、「禁水性・自然発火性物質(固体または液体)」です。
乙種の第4類の危険物は、「引火性液体」です。
乙種の第5類の危険物は、「自己反応性物質(固体または液体)」です。
乙種の第6類の危険物は、「酸化性液体」です。
多くのテキストでは、第3類と第5類の表記が「物質」となっていますが、当該物質は「固体または液体」を指します。
おおむね「物質(固体または液体)」と表記されているはずですが、念のために。
乙種の分類は、本当によく出ますので、きっちり・かっつり憶えこんでおきましょう。
お使いのテキストでは、たぶん、語呂が載っているかと思いますが、それでいけそうなそれで憶えて、しっくり来ないなら本ページにある憶え方で、頭に“刻んで”おいてください。
出展参考:「チャレンジライセンス」
先に紹介した憶え方は、「こ」が3つで、「えき」も同様に3つと、大変、テンポがよく、通勤や通学時のわずかな時間ですぐ覚えられるはずです。
ところで、「乙種の類ごとの性質」については、「語呂と理屈で憶える乙種の○○性」を参考にしてみてください。
『心の軍師』に、『こここえきえきえき。乙4前後は両方。』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐法令 | 2016年11月10日 1:32 PM |
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危険物取扱者の法令の中で、ド頻出な論点が「1類から6類までの、それぞれの○○性」です。
当該論点は、乙4の「法令」のみならず、甲種試験でも、また、なぜか、1~6類の「性消」でも姿を現すことがあり、「ド頻出」にウソ偽りがありません。
試験の出題者的には、「点を取らせる問題」として、当該論点を採用しているきらいがあります。
確実に憶えて、1点を確保して、難問奇問に備えてください。これを間違えると、苦戦は必定です。
当該論点の対策は2つあって、「語呂」か「理屈」で憶えられます。
まずは、各危険物のおさらいからです。
乙種の第1類の危険物は、「酸化性固体」です。
乙種の第2類の危険物は、「可燃性固体」です。
乙種の第3類の危険物は、「禁水性・自然発火性物質」です。
乙種の第4類の危険物は、「引火性液体」です。
乙種の第5類の危険物は、「自己反応性物質」です。
乙種の第6類の危険物は、「酸化性液体」です。
多くのテキストでは、第3類と第5類の表記が「物質」となっていますが、当該物質は「固体または液体」を指します。念のために。
語呂は「サガット、失禁、しかも時差」です。
ポイントは、自明の「乙種4類は引火性液体」を、除いているところです。
当該「引火性」は、「物化」で定番の論点なので、無理に憶えようとしなくても、「物化」の試験勉強で自然に頭に入ります。
知っていることを、わざわざ語呂に入れる必要はない、といった次第です。
んなもんで、先の「サガット失禁、しかも時差」には、乙4の引火性液体は、入ってない語呂となっています。
なお、「サガット」は、別段、「佐賀」とか「サガ」でも構いません。
ちなみに「サガット」とは、昔の格闘ゲーム、ストリートファイターのキャラクターです。ライバルのリュウに昇竜拳を食らって、時間差で失禁している姿を想像してください。
語呂のそれぞれは…、
さ・・・1類の「酸化性」の「さんかせい」の「さ」。
が・・・2類の「可燃性」の「かねんせい」の「か」に濁点で「が」。
(っと)・・・この部分に、語呂はありません。
し・・・3類の「自然発火性」の読みは「しぜんはっかせい」の「し」。
(っ)・・・この部分に、語呂はありません。
きん・・・3類の「禁水性」の「きんすいせい」の「きん」。
(しかも)・・・この部分に、語呂はありません。
じ・・・5類の「自己反応性」の「じこはんのうせい」の「じ」。
さ・・・6類の「酸化性」の「さんかせい」の「さ」。
…語呂の説明は以上です。
そこそこ「サガット失禁、しかも時差」は、いい語呂だと思います。
語呂で憶えにくいなら、1つ1つをクソ理屈で憶えていきます。
当該理屈では、3つの過程で憶えられます。
まず、一番憶えやすい「乙4」は「引火性」です。
当該「引火性」は、「物化」で定番の論点なので、無理に憶えようとしなくても、「物化」の試験勉強で頭に入ります。
(補足しますが、乙4の危険物は、表面燃焼ではなく、引火性の蒸気が燃える蒸発燃焼です。これは、物化で超絶定番なので必ず憶えましょう。)
さて、次に、1類と6類の「酸化性」です。
ちょうど、乙種の最初と最後が「酸化性」なので…、
「最初と最後に参加(さんか→酸化)」くらいの語呂で、会議の最初と最後だけ参加するイヤらしい上司を頭に浮かべながら、憶えます。
鏡を覗けば、イヤらしい人の顔のサンプル顔が、目に入るかと思います。
これで、「3つ」済みました。
残るは「3つ」ですが、5類から行きます。
5類は、「自己反応性物質」です。
ひらがなにします。
「ごるい」は、「じこはんのうせいぶっしつ」です。
「ごるい」の「ご」と、「じこはんのう」の「じ“こ”」をこじつけて…、
5類の「ご」は、自己反応性物質の「こ」と、“カ行のこ”つながり、ってな感じで頭に入れます。
3類の禁水性・自然発火性は、語呂で一発です。
「しぜんさんすい」です。
漢字で言うと、「自然山水」か「自然散水」です。
ひらがなにします。
「しぜんさんすい」
説明すると…、
「しぜん」は、言うまでもなく、自然発火性の「しぜんはっかせい」の「しぜん」。
「さん」は、3類の「さん」。
「すい」は、禁水性の「きんすいせい」の「すい」。
…という手合いです。
旅行好きな方は「自然山水」で、無趣味のつまらない人は「自然散水」で憶えましょう。
第2類の「可燃性」は、いい憶え方が浮かばなかったので、そのまんま、ブツブツと「2類は可燃」と唱えてください。
強引に「2類は可燃。2類は可燃。2類は可燃。」と、ブツブツ会議中に唱えるのがよいでしょう。
すぐに暇を出されるはずです。
なお、第2類危険物には、「“引火性”固体」というものがあります。
当該品目の「引火性」を、定義の「可燃性」と、混同しないようにしましょう。
以上、危険物の性についての、語呂と理屈の2対策でした。
乙種の1~6類の「性」は、本当によく出ますので、きっちり・かっつり憶えこんで、「1点」を確保です。
なお、「類ごとの液体・固体の別」については、「すぐ憶えられる乙種の液体・固体」を参考にしてみてください。
『心の軍師』に、『語呂か理屈で、間違いのない1点ですな』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐法令, 危険物取扱者 | 2016年11月10日 1:31 PM |
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結論から言うと、時間がなくてあまり勉強できないなら、「下手な予想」よりも、各候補問題の固有部分を『特訓』したほうが、格段に受かるという塩梅です。
反対に言いうと、山勘を働かせて、○○番の候補問題だけをやるというような「やり口」は推奨しない、という塩梅です。
言うまでもありませんが、理想は、「すべての候補問題を2~3回は練習する」です。これが一番、受かります。
しかし、仕事等で時間があまり取れないなら、「各候補問題の固有部分」に絞って、集中的に、特訓します。
候補問題には、それぞれに、独自の作業・工程があります。それを「固有部分」というのですが、ある程度、試験勉強の要領を得たなら、当該固有部分に絞って練習をするのが合理的です。
というのも、候補問題は全部で13問ありますが、たとえば、電源線の工程や、スイッチの工程、ケーブルの切断と寸法取り、ランプレセプタクル等々の作業は、「いっしょ」で「共通」しているので、“ひたすら重複しているから、多少、省略してもよい”といった手合いです。
候補問題の作業の多くは、『共通部分』から構成されています。
これらの『共通部分』は、全候補問題を通して数多く練習することになるので、格段に上手になって、技量はすぐに『天井』となります。
んなもんで、『共通部分』ができるようになったら、後は、各候補問題の『固有部分』に絞って練習すればよい、という次第です。
固有部分の1つ1つの練習は、ぶっちゃけ、「15分~30分」あれば十分です。
たとえば、「3路スイッチ」だけ作業するのは、15分もあれば十分です。逆に、そんなに時間がかかると「ヤバイ」です。
このように、各候補問題の固有部分だけを特訓すれば、短期間の勉強でも、格段に受かりやすくなるという次第です。
なお、『固有部分』については…、
参考:候補問題 NO.1~NO.4の固有部分‐2016年(平成28年度)2電工・技能
参考:候補問題 NO.5~NO.8の固有部分‐2016年(平成28年度)2電工・技能
参考:候補問題 NO.9~NO.13の固有部分‐2016年(平成28年度)2電工・技能
…を、参考にしてみてください。
こういった次第で、よほどに“膨大な試験範囲”の試験なら山勘予想もありですが、2電工の技能は、全13問と、莫大な分量があるわけではありません。
ですから、「2~3回」が鉄板に受かる勉強方法に変わりはないのです。
しかし、時間が取れないなら、先に述べた特訓方式で、大半の候補問題を消化できるはずです。
『山勘の予想』で手薄な候補問題を残して、『不合格となるリスク』を増やすくらいなら、固有部分の全部を、きちんと消化しましょう。
こちらのほうが、格段に受かるはずです。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 2電工技能 | 2016年11月10日 10:13 AM |
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