これまで、「1-プロパノール」と「2-プロパノール」は、試験に出ませんでした。
しかしながら、近年の本試験では、時折、出題されるようになっています。
とはいえ、不安になることはありません。
試験に出るところは「アルコール類」の共通事項がほとんどで、「1-プロパノール」と「2-プロパノール」それ自体に突っ込んだ出題は「ない」からです。
つまり、「アルコール類」の定番事項を、正確に覚えておけば、点が取れるという塩梅です。
試験の傾向はざっとこんな感じなので、当該2つの危険物は、基本的なことだけ押さえて、深追いを避けるのが賢明です。
昨今の本試験で、特に問われている“トレンド論点”は、ぶっちゃけ、「試験に登場」です。
わたしが受験した当時は、当該「1-プロパノール」と「2-プロパノール」なんて、姿形も出てこなかったので、全くのノーマークでした。こんな危険物あったの?的な感じです。
しかし、先述したように、難化傾向を受けて、試験に顔を出すようになっています。
まずは、試験に出ても戸惑わないように、名前を頭に入れることが大事で、まずは、「1-プロパノール」と「2-プロパノール」は、「アルコール類」と、頭に入れることからはじめましょう。
本試験にて、(1-プロパノール???、なんだそりゃ???)と、無駄に動揺しないようにしてください。
「1-プロパノール」と「2-プロパノール」は、先輩のエタノールやメタノールと、特徴が共通しており、そこが頻出論点となっています。
箇条書きしていくので、ざっくり押さえておきましょう。
・無色透明です。
・水に溶けます。
・有機溶剤に溶けます。
・炎は青白いため、見えにくい。
・水溶性液体用泡消火器を使用。
…といった塩梅です。
めんどくさかったら、ド定番の「水に溶ける」「有機溶剤に溶ける」だけ、憶えておけばいいでしょう。
泡消火器の問題で出る可能性が大ですが、それでも、「1-プロパノール」と「2-プロパノール」はアルコール類→耐アルコール泡消火器(水溶性液体用泡消火器の別名)、と連想できるので、問題はないかと思われます。
「1-プロパノール」は、別名:n-プロピルアルコールです。
「2-プロパノール」は、別名:イソプロピルアルコールです。
これらの別名は、別に憶えなくていいです。
というのも、本試験では、おおむね正式名称(?)の、「1-プロパノール」と「2-プロパノール」でしか登場していないからです。
同じアルコール類の「メタノール」や「エタノール」も、それぞれ別名がありますが、本試験では、「メタノール」や「エタノール」という文言で登場しています。
本試験にて、「1-プロパノール」と「2-プロパノール」の別名は何か?なんていう問題は考えられないので、無理して、別名まで憶えなくていいでしょう。
「1-プロパノール」と「2-プロパノール」は、本試験では、コンビ問題やトリオ問題として出題される傾向が「大」です。
たとえば、「エタノール、メタノール、2-プロパノールと共通するものはどれか?」的な問題です。
当該コンビ問題・トリオ問題ですが、おおむね、同時に問われるメタノール・エタノールといった、ド定番危険物の基礎・基本ができていれば解ける問題がほとんどです。
出題者は、目くらまし的に、「1-プロパノール」と「2-プロパノール」を繰り出している公算が大です。
馴染みのない「1-プロパノール」と「2-プロパノール」に囚われないようにしてください。
万が一、単独の問題が出たり、難問に遭遇したりしたら、南無三とつぶやいて「捨て問」にしましょう。たぶん、誰も解けないです。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:アルコール類 | 2017年3月26日 11:18 AM |
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「メタノール」は、乙4危険物で頻出論点です。
固有の数字・特徴が満遍なく出題されるほか、「エタノール」や他の危険物と比較する横断問題が出ます。
ごぞんじのように、本試験は年々難化しており、当該「エタノール」の問題でも、難問奇問の類が登場しています。
しかし、問題を解くキモの部分は、基礎・基本的なことなので、ド定番事項をしっかり押さえましょう。
蛇足ですが、「メタノール」は、別名「メチルアルコール」で、「毒性」があり、誤って飲用すると失明することがあるので、「目が散る=目散る」アルコールと言われています。
昨今の本試験で、特に問われている“トレンド論点”は、「沸点」と「有毒」です。
メタノールの沸点は「64度」です。
数字はガチ暗記しなくてもいいですが、メタノールの沸点は、「60度くらい」で、「水より早く沸く」くらいに、把握しておきます。
本試験では、「メタノールの沸点は約65度である」とか、「メタノールの沸点は100度である」といった風な問題が出ています。
先に述べたように、メタノールの沸点は「64度」なので、それぞれ「○」、そして、「×」です。
沸点が問われる危険物は、ごく限られています。チェックだけはしておきましょう。
次に見ておくべきは、おなじみの「有毒」です。
メタノールは「有毒」で、誤って呑むと、失明または死亡することがあります。
当該有毒は、本当によくでます。
とりわけ、お友達のエタノールと絡めて出題される傾向があり、たとえば、「“エ”タノールは有毒である」ってな感じで問われる、という塩梅です。
有毒なのは「メタノール」なので「×」です。
「メタノール→メチルアルコール→目が散るアルコール」という感じで“こじつけて”、区別して憶えてください。
メタノールのド定番は、昔も今も「引火点」です。
メタノールの引火点は「11度」と、とても低く危ない数字となっています。
憶え方ですが、「エタノール」と一緒に憶えます。
語呂は、「Meに、いい遺産」です。
「Me」は、順番を示しており…、
M・・・metano-ru・・・メタノールのM
e・・・etano-ru・・・エタノールのe
…が該当します。
次に、「いい遺産」ですが…、
いい・・・いち・いち・・・11(メタノールの引火点)
遺産・・・いさん・・・いち・さん・・・13(エタノールの引火点)
…ってな次第です。
個人的には、悪くないと思うので、ぜひ、「Meに、いい遺産」で、メタノールとエタノールの引火点を憶えてください。
本試験では、「メタノールの引火点は、20度以下である」といった問題が出ています。
「○」です。
また、少し捻りが加えられて…、
「20度の液温のメタノールに、炎を近づけると燃える」
…といった出題例もあります。
「○」です。
メタノールの引火点は、「11℃」なので、20℃のメタノールは、引火します。
試験に出る引火点は、キッチリ、憶えきりましょう。
そして、次のド定番事項ですが、「メタノールは、水・有機溶剤に溶ける」です。
メタノールが問題の主テーマの場合、例外なく、「水に溶ける」とか「有機溶剤に溶ける」云々の選択肢があるはずです。
ストレートに問うてくるので、「水、有機溶剤に溶ける」と、しっかり頭に叩き込んでください。
ちなみに、アルコール類(お友達のエタノール、1-プロパノール、2-プロパノール)も同様なので、「アルコール類は、すべて水・有機溶剤に溶ける」と憶えましょう。
なお、出題例では、「水と任意の割合で溶ける」という、捻った文言のときもあるので、惑わされないようにしてください。「よく溶ける」の言い換えです。
また、メタノールは、「水溶性泡消火器」の論点でド頻出ですので、併せて憶えておきましょう。
メタノールで押さえておくべきことは、結構たくさんあって、まずは「燃焼範囲」と「発火点」です。
メタノールの「燃焼範囲」は、「6.7~37vol%」となっています。
本試験では、「メタノールの燃焼範囲は、ガソリンより広い」などと出題されています。
「○」です。
ガソリンは「1.4~7.6vol%」なので、その通りと相なります。
次に、「発火点」です。
具体的な数字をガチ暗記する必要はありません。メタノールの発火点は「464度」と、かなり高いと頭に入っておけば事が足ります。
発火点が問われるのは、おおむね「二硫化炭素の90度」くらいなのですが、なぜか、メタノールでの出題例があるんで、押さえておくといいでしょう。
本試験では、「メタノールの発火点は、350度である」などと出ています。
「×」です。
メタノールは、細々としたことが問われるので、箇条書きしていきます。なお、以下の性質は、お友達の「エタノール」と共通しています。
・炎は見えにくい。青白い炎。
・刺激臭あり。(特有の臭いがある。いわゆる、アルコール臭。)
・揮発性
・三酸化クロム(無水クロム酸)と接触すると、激しく反応して発火。
・ナトリウムと反応させると水素が発生する。
最近の試験は難化しているので、これらも押さえておくと、本試験では鉄壁であります。
メタノールは、比較問題も多いです。お友達のエタノールや、ガソリン、二硫化炭素などとトリオを組んだ、横断的な問題が出ています。
また、『迷彩問題』も多いのが特徴です。見たこともない難・選択肢を多用して、目くらましをかけてくる、という塩梅です。
しかし、そういった問題ほど、基礎・基本的なことが頭に入っていれば、解けるようになっています。
落ち着いて問題を読んで、しっかり得点にしてください。
なお、ごく稀に「???」な難問奇問珍問が出ることがあるので、そのときは、潔く捨て問にしましょう。誰も解けないはずです。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:アルコール類 | 2017年3月26日 11:13 AM |
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「エタノール」は、乙4危険物で頻出論点です。
固有の数字・特徴が満遍なく出題される問題のほか、他の危険物と比較する横断問題がよく出ます。
しかも、本試験は、年々難化していて、当該「エタノール」の問題でも、「???」な選択肢がぞくぞく登場しています。
しかし、問題を解くキモの部分は、基礎・基本的なことです。ド定番事項をしっかり押さえましょう。
蛇足ですが、「エタノール」は、別名「エチルアルコール」です。
お酒の主成分のアルコールが当該「エタノール」であります。
昨今の本試験で、特に問われている“トレンド論点”は、「沸点」と「無毒」です。
エタノールの沸点は「78度」です。
数字はガチ暗記しなくてもいいですが、エタノールの沸点は「80度くらい」に把握しておきます。
要は、「エタノールは、水よりはやく湧く。水より沸騰しやすい。」です。
本試験では、「エタノールの沸点は100度である」といった風な問題が出ています。
先に述べたように、エタノールの沸点は「約80度」なので、「×」です。
「沸点」が問われる危険物はごく少数のため、盲点になりがちです。しっかり憶えておきましょう。
次に、おなじみの論点「無毒」です。
「エタノール」は、毒性がありません。
毒性があるのは、「メタノール」です。
本試験のド定番問題は「毒性は、エタノールのほうが強い」などと出ます。もちろん「×」です。
有毒なのは“目が散る”メタノールで、お酒のエタノールは無毒です。
出題者は、意図的に、受験生が混同しそうな問題を出してくるので、当該「メタノール:有毒」「エタノール:無毒」は、きっちり区別しておきます。
エタノールのド定番は、昔も今も「引火点」です。
エタノールの引火点は「13度」と、とても低くて、危ない数字となっています。
なお、メタノールの引火点は、「11度」です。
憶え方ですが、メタノール・エタノールを合わせて、「Meに、いい遺産」くらいに憶えます。
「Me」は、順番を示しており…、
M・・・metano-ru・・・メタノールのM
e・・・etano-ru・・・エタノールのe
…が該当します。
次に、「いい遺産」ですが…、
いい・・・いち・いち・・・11(メタノールの引火点)
遺産・・・いさん・・・いち・さん・・・13(エタノールの引火点)
…ってな次第です。
個人的には、悪くないと思うので、ぜひ、「Meに、いい遺産」で、メタノールとエタノールの引火点を憶えてみてください。
本試験では、「エタノールの引火点は、20度以下である」といった出題が多いです。
少し捻りが加えられて…、
「20度の液温のエタノールに、炎を近づけると燃える」
…といった出題例もあります。
エタノールは、なぜかしら「引火点20度がらみ」の出題が多いです。
が、先の引火点の憶え方で、数字を憶えておけば、即答できるはずです。
そして、次のド定番事項ですが、「エタノールは、水・有機溶剤に溶ける」です。
エタノールが問題の主テーマの場合、例外なく、「水に溶ける」とか「有機溶剤に溶ける」云々の選択肢があるはずです。
ストレートに問うてくるので、「水、有機溶剤に溶ける」と、しっかり頭に叩き込んでください。
ちなみに、アルコール類(お友達のエタノール、1-プロパノール、2-プロパノール)も同様なので、「アルコール類は、すべて水・有機溶剤に溶ける」と憶えましょう。
なお、出題例では、「水と任意の割合で溶ける」という、捻った文言のときもあるので、惑わされないようにしてください。「よく溶ける」の別表現です。
また、エタノールは、「水溶性泡消火器」の論点でド頻出ですので、併せて憶えておきましょう。
エタノールで押さえておくべきことは、結構たくさんあって、まずは「燃焼範囲」と「発火点」です。
エタノールの「燃焼範囲」は、「3.3~19vol%」となっています。
本試験では、「エタノールの燃焼範囲は、ガソリンより広い」などと出題されています。
ちなみに、ガソリンは「1.4~7.6vol%」です。
エタノールの燃焼範囲も、今後は具体的な数字で問われる公算が大なので、「3.3~19vol%」の数字は憶えておくとよいでしょう。
憶え方としては、「お酒で、散々な一休」です。
「お酒」は、「エタノール」を示します。
「散々」は、「33」で、「3.3」に当たります。
「一休」は、「19」で、「19」です。
悪くない憶え方だと、自負しております。
次に、「発火点」です。
具体的な数字をガチ暗記する必要はありません。
エタノールの発火点は「363度」と、かなり高いくらい、ガソリンより高い、と頭に入っておけば事が足ります。
発火点が問われるのは、おおむね「二硫化炭素の90度」や「ガソリンの300度」くらいなのですが、なぜか、「エタノール」の問題で出題されたことがあるので、押さえておくといいでしょう。
本試験では、「エタノールの発火点は、350度以上である」などと出ています。
エタノールは、細々としたことが問われるので、箇条書きしていきます。なお、以下の性質は、お友達の「メタノール」と共通しています。
・炎は見えにくい。青白い炎。
・刺激臭あり。(特有の臭いがある。いわゆる、アルコール臭。アルコール消毒系のウェットティッシュの臭いをかいでみてください。)
・揮発性
・三酸化クロム(無水クロム酸)と接触すると、激しく反応して発火。
・ナトリウムと反応させると水素が発生する。
最近の試験は難化しているので、これらも押さえておくと、本試験では鉄壁であります。
メタノールは、比較問題も多いです。お友達のエタノールや、ガソリン、二硫化炭素などとトリオを組んだ、横断的な問題が出ています。
また、『迷彩問題』も多いのが特徴です。見たこともない難・選択肢を多用して、目くらましをかけてくる、という塩梅です。
しかし、基礎・基本的なことが頭に入っていれば、解けるようになっています。しっかり得点にしてください。
なお、ごく稀に「???」な難問奇問珍問が出ることがあるので、そのときは、潔く捨て問にしましょう。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:アルコール類 | 2017年3月25日 2:32 PM |
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