鎮暈薬の抗ヒスタミン成分の語呂合わせです。
あまり数がないので、さくっと憶えられますが、いくつか注意事項があるのでアレしてください。
さて、鎮暈薬の抗ヒスタミン成分を、まずは挙げていきます。
・メクリジン塩酸塩
・プロメタジンテオクル酸塩
・ジメンヒドリナート
・クロルフェニラミンマレイン酸塩
・ジフェンヒドラミンサリチル酸塩
…以上の5つが、鎮暈薬の抗ヒスタミン成分なのですが、語呂合わせを見ていく前に、「抗ヒスタミン成分の憶え方」を、一読してください。
このページを読めば、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」と「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」を、即効で憶えられます。
この2つは、語呂合わせよりも、先のページの憶え方の方が楽なので、参考にしてみてください。
んで、以下に紹介する語呂は、当該「クロルフェニラミンマレイン酸塩」と「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」を除いています。
では、メクリジン塩酸塩・プロメタジンテオクル酸塩・ジメンヒドリナートの語呂合わせです。
最初に語呂から言うと、「スカートめくりをしていた奴が、プロも滅多になれない、地面師になっとる」で、「すかーとメクリをしていた奴が、プロもメッタになれない、ジメン師にナットる」です。
カタカナのところが、医薬品成分の頭文字等になっています。
語呂のイメージとしては、「小学生のときに、女子のスカートめくりばかりしていた男子が、成人すると、不動産のプロでも滅多になれない地面師(不動産専門の詐欺師)になっていた」という感じです。
意味が意外に通じているので、憶えやすい語呂でした。
1つ1つ見て行くと…、
・すかーとメクリ・・・“メクリ”ジン塩酸塩
・プロもメッタに・・・“プロメタ”ジンテオクル酸塩
・ジメン師にナット・・・“ジメン”ヒドリ“ナート”
…ってな寸法です。
意外に頭に入る語呂かと思います。何度も唱えたら頭に入ります。
なお、「ジフェンヒドリナート」は、別名「ジフェンヒドラミンテオクル酸塩」でもあります。
両方とも試験に出るので、きちんと名称を押えておきましょう。
まあ、試験的には、「ジメンヒドリナート」の方が出ます。
鎮暈薬の抗ヒスタミン成分のド頻出論点は、「メクリジン塩酸塩」です。
当該「メクリジン塩酸塩」は、「他の抗ヒスタミン成分より作用の発現が“遅く”、持続時間が“長い”」です。
当該規定は、ひっかけ問題で、実によく出るので、丸暗記しておきましょう。
よくある「ひっかけ」としては、「メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分より作用の発現が速く、持続時間が短い」などです。
言うまでもなく、「×」です。遅く・長い、です。
また、「プロメタジン」も出ます。
「15歳未満は使用避ける」成分です。致命的な呼吸抑制が報告されているためです。
成分中の文言にある、酸塩とか塩酸塩とかは、あまり意識しなくていいです。
酸塩とか塩酸塩とかには、薬学的には意味があるのでしょうが、登録販売者試験的には、注意しなくていいので、主要な名称だけ押えていきましょう。
本試験では、言うほど、いやらしい問題は出ないからです。
たとえば、「鎮暈薬の抗ヒスタミン成分はどれか?」的な問題で、選択肢に「メクリジン」があったとします。
正式には「メクリジン塩酸塩」ですが、「塩酸塩」ないからといって、「メクリジン」が「×」になることはない、と思われます。
酸塩とか塩酸塩のない選択肢でも、まず「○」になるはずです。
試験的には、酸塩と塩酸塩の部分は、気にしなくてよいかと思います。わたしは、無視していました。
以上、医薬品成分「鎮暈薬の抗ヒスタミン成分」の語呂「スカートめくりをしていた奴が、プロも滅多になれない、地面師になっとる」でした。
この語呂で、ぜんぶで500個強ある医薬品成分のうち、3個を憶えることができます。
個人的には、そこそこ意味の通る語呂ができたので、満足しています。何回か唱えれば、頭に入ると思います。
なお、勉強方法等は「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者 教材レビュー」を、参考ください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 登録販売者, 登録販売者 憶え方, 登録販売者 語呂合わせ, 登録販売者-医薬品 | 2017年10月28日 1:16 PM |
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登録販売者が取り扱う第2類医薬品と第3類医薬品ですが、当該医薬品の成分でド頻出なのが、「抗ヒスタミン」成分です。
当該「抗ヒスタミン」成分は、風邪薬から鼻炎用点鼻薬まで配合されるため、試験に出ないことがありません。
本ページでは、当該「抗ヒスタミン」成分の憶え方を見て行きます。
結論から言うと、「抗ヒスタ“ミン”」成分とは、名称に「“ミン”」が入っているもの、と憶えます。
代表的な「抗ヒスタミン」成分を見てみます。
「ジフェンヒドラ“ミン”塩酸塩」・・・“ミン”あり。
「クロルフェニラ“ミン”マレイン酸塩」・・・“ミン”あり。
「カルビノキサ“ミン”マレイン酸塩」・・・“ミン”あり。
…もう、おわかりですね。
原則として、“ミン”が入っている成分は、「抗ヒスタミン成分」と判別する、ってな次第です。
たとえば、本試験で「抗ヒスタミン成分はどれか?」という典型的な問題で、次のような選択肢が出題されたとします。
1.コデインリン酸塩
2.カルボシステイン
3.カルビノキサミンマレイン酸塩
…もう、おわかりですね。
1と2の「コデインリン酸塩」と「カルボシステイン」には、“ミン”がないので、「抗ヒスタミン」成分ではない、といった次第です。
んで、3の「カルビノキサ“ミン”マレイン酸塩」には、“ミン”があるので、「抗ヒスタミン」成分と判別する、ってな塩梅です。
こんな感じで、まずは、“ミン”の有無で、「抗ヒスタミン」成分を憶えれば、暗記の負担が減るという手合いです。
しかし、これは、「原則として」の憶え方です。原則があれば、「例外」があります。
例外的に、成分名に「ミン」はないけど、「抗ヒスタミン」成分のものがいくつかあります。
まず憶えるべきは、「クレマスチンフマル酸塩」です。
当該「クレマスチンフマル酸塩」は、「呼吸器官に作用する薬」に配合される「抗ヒスタミン」成分です。
見ての通り、「クレマスチンフマル酸塩」には、暗記のキーワード「ミン」がないので、独自で憶える必要があります。
・・・くだらない覚え方ですが、「呼吸器官に作用する薬」に配合される「抗ヒスタミン」成分には、先の「クレマスチンフマル酸塩」のほかに、「カルビノキサミンマレイン酸塩」があります。
んで、2つの成分の頭文字を取って、「カルビくれ」と憶えました。
…一応、説明すると、「カルビくれ」の「カルビ」は「“カルビ”ノキサミンマレイン酸塩」で、「くれ」は「“クレ”マスチンフマル酸塩」に当たります。
この「カルビくれ」で、例外の「クレマスチンフマル酸塩」を憶えましょう。
個人的には、好きな語呂の1つです。
先の“ミン”はないが「抗ヒスタミン」の「クレマスチンフマル酸塩」以外にも、例外はあります。
たとえば、「プロメタジンテオクル酸」や「メクリジン塩酸塩」、「ケトチフェン」「メキタジン」「アゼラスチン」などですが、これらは、個別に憶えるより、「語呂合わせ」でまとめて憶える方が楽です。
「語呂合わせ」で憶えるべきは、「鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)」と「内服アレルギー用薬」の「抗ヒスタミン」です。
当該語呂合わせは、別ページで説述しています。
「鎮暈薬の抗ヒスタミン成分の語呂合わせ」と「内服アレルギー用薬の抗ヒスタミン成分の語呂合わせ」を参考にしてみてください。
さて、例外中の例外を述べておきます。
タイトルにあるように、成分名に「ミン」はあっても、抗ヒスタミン成分ではないものがあります。
まずは、「呼吸器官に作用する薬」に配合される「アドレナリン作動」成分の「メトキシフェナミン塩酸塩」です。
見ての通り、「メトキシフェナ“ミン”塩酸塩」と、“ミン”があるため、間違えやすくなっています。
当該「メトキシフェナミン塩酸塩」は、例外中の例外なので、意図的に、「メトキシフェナミン塩酸塩は、アドレナリン」と、憶えこんでください。
次に、「鎮暈薬」に配合される「抗コリン成分」の「スコポラミン臭化水素酸塩」です。
当該「スコポラ“ミン”臭化水素酸塩」も、“ミン”があるけれども、抗ヒスタミン成分ではないものです。
先と同様に、「スコポラミン臭化水素酸塩は、抗コリン」と、意識して憶えてこんでください。
「皮膚に用いる薬」の「外皮用薬」にも、抗ヒスタミン成分が配合されています。
んで、当該「外皮用薬」には、「ジフェニルイミダゾール」と「イソチペンジル塩酸塩」という抗ヒスタミン成分が新たに登場します。
しかし、当該「ジフェニルイミダゾール」と「イソチペンジル塩酸塩」の2つは、よほど余裕がない限りは、「捨て問」です。
というのも、試験での出題実績はほとんどないからで、そのうえ、配合された市販薬もあまりないため、実務でも比重が低いからです。
加えて、両成分は、外皮用薬のみにしか出ないため、費用対効果も少ないのです。
試験で頻出の抗ヒスタミン成分ですが、当該「ジフェニルイミダゾール」と「イソチペンジル塩酸塩」の2つは、「後回し」か「捨て問」で大丈夫かと思います。
参考:ジフェニルイミダゾール
参考:イソチペンジル塩酸塩
以上、抗ヒスタミン成分の憶え方でした。
まずは、原則的に、「ミン」の有無で判別してください。
で、例外的に、「ミン」はないが抗ヒスタミン成分である「クレマスチンフマル酸」を憶えます。
ほいで、残りの「ミン」はないが抗ヒスタミン成分は、「語呂合わせ」で憶える、ってな寸法です。
語呂合わせは、長くなったので、別ページにまとめています。リンクを再掲すると、「鎮暈薬の抗ヒスタミン成分の語呂合わせ」と「内服アレルギー用薬の抗ヒスタミン成分の語呂合わせ」です。
んで、例外中の例外が「メトキシフェナミン塩酸塩‐アドレナリン作動成分」と「スコポラミン臭化水素酸‐抗コリン成分」です。区別して憶えてください。
ところで、大元のところですが、「抗ヒスタミン」成分の作用・特徴もしっかり憶えてください。
風邪薬の抗ヒスタミン成分は、「くしゃみや鼻汁を抑える」です。
本試験では、「気管や気管支を拡げる」などと、しれっと出題されます。(言うまでもないですが、気管支拡張はアドレナリン作動成分です。)
次に、鎮暈薬の抗ヒスタミン成分は、「延髄にある嘔吐中枢への刺激や、内耳の前庭における自律神経反射を抑える」です。
本試験では、「脊髄にある嘔吐中枢への刺激や、内耳の蝸牛における自律神経反射を抑える」などと、しれっと出題されます。(言うまでもないですが、延髄と前庭です。)
「呼吸器官に作用する薬」の抗ヒスタミン成分は、「鎮咳成分、気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助ける」です。
名称ばかりに目が行きがちですが、このあたりも、ガッツリ出題されるので、テキストを何度も精読して憶えていきましょう。
なお、勉強方法等は「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者 教材レビュー」を、参考ください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 登録販売者, 登録販売者 憶え方, 登録販売者-医薬品 | 2017年10月28日 1:12 PM |
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登録販売者の試験科目「人体の働きと医薬品」の論点である、胃・胆嚢・大腸・腎臓では、「ビタミン」について問われます。
そこで、「ビタミン」に関するものについて、横断的にまとめています。
試験勉強の整理にお目汚しください。
胃そのものは、ビタミンを産生したりしませんが、「胃粘液に含まれる成分が、小腸におけるビタミン12の吸収に、重要な役割」を果たしています。
憶え方ですが、「ビタミン12」は、別名「コバラミン」です。
当該「コバラミン」の「コバラ」を、「小腹(こばら)」くらいに読み替えて、「小腹→胃」をひっかけて、「胃粘膜でビタミン12」くらいに憶えます。
んで、後半部分の「小腸におけるビタミン12の吸収」ですが、小腸の「小(しょう)」を、「小(こ)」と読み替えます。つまり、「しょうちょう」ならぬ「こちょう」です。
こうすることで、「ビタミン12」の別名「コバラミン」の「コ」と、「小腸(こちょう)」の「コ」とを繋げて、憶えることができます。
胆嚢は、ごぞんじ肝臓で産生された「胆汁」を濃縮して蓄える器官です。
胆嚢の「嚢(のう)」は、「袋:ふくろ」を意味します。胆汁を蓄えるから「ふくろ」なわけです。
さて、当該胆汁ですが、これに含まれる「胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸)」は、脂質の消化を容易にし、脂溶性ビタミンの「ビタミンA」と「ビタミンD」の吸収を助けます。
憶え方としては、ビタミンAとDなので「AD(あしすたんとでぃれくたー)」くらいにもじって、「堪能なAD」といった語呂で憶えてしまいます。
言うまでもなく、「堪能」は「“たんのう”」で、「胆嚢」を示します。
なお、本試験では、「胆嚢は、胆汁を産生する」などと出題されます。もちろん「×」です。
胆汁は、肝臓で産生されます。
「胆嚢」は、先述したように、胆汁を貯蔵する「ふくろ」です。
大腸そのものは、ビタミンを産生したりしていません。
が、大腸にいる「腸内細菌」が、「血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK」を産生しています。
憶え方としては、「細菌」の「菌」の「KIN」の「K」と、ビタミン「K」を繋げて憶えます。
また、試験では、ビタミンの用途?も、問われます。
先述したように、ビタミンKは、「“血”液凝固や骨への“カ”ルシウム定着に必要なビタミン」です。
…もうおわかりですね。
「血液凝固」の「血」の「KETU」の「K」と、そして、「カルシウム」の「KARUSIUMU」の「K」を、ビタミン「K」と繋げて憶える、ってな塩梅です。
腎臓は、「ビタミンDを、活性型ビタミンD」に転換して、「骨の形成や維持の作用」があります。
憶え方ですが、「腎臓」→「ぢんぞう」→「DINZOU」と、無理やり読み替えます。
…もうおわかりですね。
「腎臓」は「DINZOU」で、当該「D」を、ビタミン「D」と繋げて憶える、ってな寸法です。
なお、後半の「骨の形成や維持の作用」部分は、「ビタミンD」の勉強と絡めて憶えましょう。
「ビタミンD」は、「カルシフェロール類」で、腸管でのカルシウム吸収や尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助けます。
キーワードは、「くる病の予防」「骨歯の発育不良」などです。
「“カルシ”フェロール類」は、おなじみ「“カルシ”ウム」の「“カルシ”」と繋げて憶えます。
っと、ビタミンDの特徴は斯くの如しで、「カルシウム」や「骨」と強い関わりがあることが頭に入れば、自然と、腎臓が「骨の形成や維持の作用」していることも、憶えられるかと思います。
各器官に関するビタミンのまとめは以上です。
試験では、ビタミンの数字の部分が変えられて出題されたり、作用・効能を違ったものにして出題されたりします。
整理して憶えておけば大丈夫なので、正確に覚えていきましょう。
試験勉強の詳細や医薬品の勉強については「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者の教材レビュー」を参考をば。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者:語呂合わせ」などがある「登録販売者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 登録販売者, 登録販売者 まとめ, 登録販売者 人体, 登録販売者 憶え方 | 2017年10月27日 11:23 AM |
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