独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

興奮・緊張の緩和(鎮静)‐チョウトウコウ・チャボトケイソウ・カノコソウ・ホップ・サンソウニン‐登録販売者 生薬の語呂あわせ

神経の興奮や緊張を緩和する生薬には、「チョウトウコウ」「チャボトケイソウ」「カノコソウ」「ホップ」「サンソウニン」があります。

これらの生薬は、語呂あわせでざっくり憶えることができます。

1つ1つを憶えるのは大変なので、「語呂あわせ」で楽してください。「暗記と記憶」の参考までに。

なお、問題文によっては、効能の「興奮・緊張の緩和」を、単に「鎮静」でまとめていることがあります。

興奮・緊張を緩和する生薬

最初に語呂から言うと、「蝶とチャボと鹿がホッピングしながら参加」で、「チョウとチャボとシカがホッピングしながらサン加」です。

語呂のイメージとしては、「動物」を頭に浮かべつつ、文言を憶えてください。

「チョウ」は、ちょうちょです。

「チャボ」は、鶏の品種名で、よく写真等で目にしているはずです。

参考:グーグル画像検索‐チャボ

「鹿」は、「カノコソウ」の漢字表記の「鹿子草」の「鹿」です。

さて、カタカナのところが、生薬の頭文字になっています。

チョウとチャボとシカがホッピングしながらサン加

1つ1つ見て行くと…、

チョウ・・・チョウトウコウ

チャボ・・・チャボトケイソウ

シカ・・・カノコソウ

ホッピング・・・ホップ

サン・・・サンソウニン

…といった寸法です。

先も言ったように、「動物」をイメージしつつ、語呂を頭に入れていってください。

イメージ暗記・・・いい休日

「鎮静」の生薬は、語呂合わせのほか、神経の興奮・緊張が緩和しそうな「いい休日」をイメージして、憶えることもできます。

イメージするのは…、

『燦々と輝くお日様。午後、庭でビールを飲む。ちょうちょがひらひら、バンビがこんにちわ。ひなのチャボがえさをついばんでいる。』

・・・です。夢のような休日です!

配偶者と買い物に行かないだけで、いい休日になりますが、こんな1日を持ちたいものです。

さて、先の下線部分が、生薬に該当します。

ちょうちょ・・・“チョウ”トウコウ

お日様→SUN→サン・・・“サン”ソウニン

バンビ→鹿の子→鹿子草・・・カノコソウ

チャボ・・・“チャボ”トケイソウ

ビール・・・ホップ

補足すると、「チャボ」とは、にわとりの1品種です。しっぽが特徴。ひながかわいい。

「ホップ」とは、ビールの材料です。今度、缶ビールの材料を見てみてください。必ず、表記されています。(逆を言えば、ビールと名乗るには、ホップが必要です。)

当該ホップによって、ビールは、配偶者のように苦味のある飲み物になりました。(ホップ登場前は、ビールは「エール」と言われており、甘い飲み物でした。)

「バンビ」は、言うまでもなく、「鹿の子 バンビ」です。

参考:グーグル画像検索 バンビ

こんな次第で、生薬の個々を、「いい休日」になりそうな、かわいいものや、気持ちのいいものでイメージしていく、といった次第です。

語呂あわせでないので、まとめて憶えるのは難ですが、試験問題等で遭遇したときには、たとえば、「ホップ」なら、「・・・確か、ホップはビールで、休日にビール飲むで、鎮静だったな」くらいに考えが及べば、選択肢の判別は付くように思います。

生薬の補足

「カノコソウ」ですが、当該「カノコソウ」の根・根茎を乾かすと、「キッソウコン」となります。

「カノコソウ」と「キッソウコン」は、元は同じ物です。

カノコソウ参考:「か」の付く生薬 その3

キッソウコン参考:「き」の付く生薬

別名の「キッソウコン」で出る可能性も、ゼロではないので、念のため、押えておきましょう。

キッと睨む鹿」くらいに、憶えるとよいでしょう。

配偶者のあの悪魔じみた視線を思い起こせば、すっと頭に入るはずです。

最後に、「サンソウニン」ですが、これは、漢方処方製剤「酸棗仁湯」の原料となっています。

テキストの「酸棗仁湯」のページも併せて読むと、記憶しやすくなります。

ブログの「登録販売者 漢方処方製剤の最低限の勉強‐「特徴系」」の方も、一読をば。

まとめ

以上、「興奮・緊張の緩和(鎮静)」の生薬の語呂「蝶とチャボと鹿がホッピングしながら参加」でした。

個人的には、動物のイメージが借りれたので、出来のよい語呂と思っています。すぐ、頭に入ると思います。

この語呂で、ぜんぶで100個ある生薬のうち、5個を憶えることができます。

銀行のATMの待ち時間など、細切れ時間で、ブツブツ唱えて、警備員に声掛けされてください。

また、配偶者が近くにいそうなら、唱えてもいいです。どこかへ逃げていきます。

なお、勉強方法等は「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者 教材レビュー」を、参考ください。

胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ

胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分の語呂合わせです。

当該抗コリン成分は、ややこしいものが多く、憶えるのに苦労します。

個人的には、好きな語呂なのですが、試験勉強的には、優れた語呂ではありません。

脳内変換』を、フル活用してもらえば、少しは「暗記と記憶」に役立つかと思います。

胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分の語呂

最初に語呂から言うと、「タコイチジクチキンにブチ切れたサイクロプスがサイクリングロードに出た」です。

カタカナのところが、医薬品成分の頭文字等になっています。

語呂のイメージとしては、食事がタコとイチジクとチキンだったため、不満を憶えたサイクロプスが、サイクリング専用の道に出現した、ってな狂的な場面です。

なお、サイクロプスとは、配偶者によく似た、一つ目の西洋お化けです。

参考:サイクロプス‐グーグル画像検索

タコイチジクチキンにブチ切れたサイクロプスがサイクリングロードに出た

1つ1つ見て行くと…、

タコ・・・オクトパス→メチル“オクタ”トロピン臭化物

イチジク・・・メチルベナ“クチジ”ウム臭化物

チキン・・・“チキ”ジウム塩酸塩

ブチ・・・“ブチ”ルスコポラミン臭化物

サイクロプス・・・ジ“サイクロ”ミン塩酸塩

サイクリング・・・オキシフェン“サイクリ”ミン塩酸塩

ロード・・・“ロート”エキス

これで、何とか、抗コリン成分を憶えることができます。

語呂の補足です。

「タコイチジクチキン」の「タコ」ですが、「脳内変換」が必要です。

「タコ」を英語に直して「オクトパス」にして、当該「オクトパス」の「オクト」を、「メチル“オクタ”トロピン臭化物」につなげる、ってな次第です。

次に、「イチジク」も、要「脳内変換」です。

「イチジク」の最初の「イ」を消去して「チジク」、んで「チ」を最後に持っていって「ジクチ」にして、「メチルベナ“クチジ”ウム臭化物」とつなげる塩梅です。本当に無理やりだと思っています。

「チキン」は、「チキジウム」の頭文字がうまく2文字被っているので、大丈夫かと思います。

「ブチ」も、「“ブチ”ルスコポラミン臭化物」と、頭文字です。

「サイクロプス」は、「ジ“サイクロ”ミン塩酸塩」の“サイクロ”のところで、「サイクリング」も同じ要領で、「オキシフェン“サイクリ”ミン塩酸塩」の“サイクリ”のところです。

「ロード」の「ロートエキス」は、そのままなので、問題ないかと思います。

っとまあ、こんな風に、大量に「脳内変換」がありますが、意外に語感がいいので、“語呂自体”は、頭に残ります。

語呂は覚えてるが成分の名称が出ず

語呂そのものは、2~3回ブツブツ唱えれば、頭に残るのです。

しかし、厄介なのは、成分名です。耳慣れない名称ばかりのために、本当に記憶に残らないのです。

“サイクリ”のところって何だっけ?ってな次第です。

抗コリン成分のそれぞれの名称は、自然に憶えられるものではないので、何度も、見て、読んで、書いて、声に出して憶えて行ってください。

1個につき、30回ほど声に出せば、記憶に残るかと思います。

ド頻出のロートエキス

抗コリン成分の「ロートエキス」ですが、実によく問われる成分です。要ガチ暗記です。

当該「ロートエキス」で頻出なのは…、

母乳中に移行して、乳児の脈が早くなる(頻脈)のおそれがある。母乳を与える女性は使用を避けるか、使用期間は授乳を避ける。母乳が出にくくなることもある。

…です。

特に、「頻脈」なので注意です。

よくあるひっかけ問題では、「ロートエキスのため、乳児の脈が遅くなる(徐脈)」などと出題されます。さっくり引っかかるので、要注意です。

まとめ

以上、医薬品成分「胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分」の語呂「タコイチジクチキンにブチ切れたサイクロプスがサイクリングロードに出た」でした。

個人的には、そこそこ意味の通る語呂ができたので、満足しています。何回か唱えれば、頭に入ると思います。

ただ、先述したように、抗コリン成分の成分名は、実に頭に入らないため、「語呂覚えて成分名出ず」が予想されます。

何度も声に出すなりして、記憶に勤めてください。

この語呂で、ぜんぶで500個強ある医薬品成分のうち、7個を憶えることができます。

通勤・通学時間などの細切れ時間で、ブツブツ唱えて、警備員に声掛けされてください。

また、配偶者が近くにいそうなら、唱えてもいいです。どこかへ逃げていきます。

なお、勉強方法等は「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者 教材レビュー」を、参考ください。

ピレスロイド系の殺虫成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ

ピレスロイド系の殺虫成分の語呂合わせです。

3つしかないので、暗記は苦労しませんが、即効で憶えたいなら、参考にしてみてください。

なお、ピレスロイド系の殺虫成分は、一般家庭用の殺虫剤のメイン成分なので、よく目にします。

殺虫剤の成分表示を見ながら憶えていきましょう。

ピレスロイド系の殺虫成分の語呂

最初に語呂から言うと、「ペリーがふたりに増えた」で、「ペリーがフタリにフエた」です。

カタカナのところが、医薬品成分の頭文字等になっています。

語呂のイメージとしては、あの黒船のペリーが分裂して2人になった情景です。

相変わらず荒唐無稽ですが、意外に頭に入ります。

ペリーがフタリにフエた

1つ1つ見て行くと…、

ペリー・・・ペルメトリン

フタ・・・フタルスリン

フエ・・・フェノトリン

…ってな寸法です。

語呂の補足です。

「ペリー」ですが、「ペルメトリン」の「ペル」を、もじったものです。脳内変換願います。

それか、「ペルメトリン」の「“ペ”ルメト“リ”ン」で、把握してください。どっちでも大差ないです。

次に、「フタ」ですが、言うまでもなく、「フタルスリン」の頭文字で、「ふたり」のところに該当します。

最後に、「フエ」ですが、「フェノトリン」の「フェ」のうち「ェ」を大文字にして、「フエ」としています。

強引なところもありますが、「ペリーがふたりに増えた」と、何度も唱えてみてください。

個人的には、よくできた語呂だと自負しております。

頻出ポイント

「ピレスロイド系の殺虫成分」で、一番よく出るのは、「フェノトリン」です。

時間がなくて、語呂さえ間に合わないようなら、当該「フェノトリン」だけは、暗記しましょう。

本試験では、「フェノトリンは、カーバメイト系の殺虫成分だ」なんて選択肢が出ます。

「フェノトリン」は「ピレスロイド系」なので、先の選択肢は「×」となります。

最低限、「フェノトリン」は「ピレスロイド系」と憶えておくと、運がよければ、1点取れます。

まとめ

以上、医薬品成分「ピレスロイド系の殺虫成分」の語呂「ペリーがふたりに増えた」でした。

この語呂で、ぜんぶで500個強ある医薬品成分のうち、3個を憶えることができます。

殺虫成分は、テキストの最後の方なので、手が回らない人もいるかと思います。

とりあえず、語呂だけでも、頭に入れておけば、選択肢の1~2つは判別できます。

試験会場の行き時間のときでも、ブツブツ唱えてみてください。

なお、勉強方法等は「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者 教材レビュー」を、参考ください。