内服アレルギー用薬の抗ヒスタミン成分の語呂合わせ。「ピラニア取りのプロ」や「祖父の作ったナスがローラーで増えた」とか。本ページでは、ジフェニルピラリン酸塩、ジフェニルピラリンテオクル酸塩、トリプロリジン塩酸塩、メキタジン、アゼラスチン、ケトチフェン、エメダスチン、エピナスチン塩酸塩,フェキソフェナジン塩酸塩,ロラタジン,の語呂について見ていく。
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内服アレルギー用薬の抗ヒスタミン成分の語呂合わせです。
内服アレルギー用薬の抗ヒスタミン成分を挙げると…、
・ジフェニルピラリン酸塩
・ジフェニルピラリンテオクル酸塩
・トリプロリジン塩酸塩
・メキタジン
・アゼラスチン
・エメダスチン
・ケトチフェン
・クロルフェニラミンマレイン酸塩
・カルビノキサミンマレイン酸塩
・クレマスチンフマル酸塩
・ジフェンヒドラミン
…となっています。
そして、令和4年度の改正により、上記に加えて…、
・エピナスチン塩酸塩
・フェキソフェナジン塩酸塩
・ロラタジン
…の「3つ」が追加されました。
本ページでは、本成分のうち、「ジフェニルピラリン酸塩」「ジフェニルピラリンテオクル酸塩」「トリプロリジン塩酸塩」「メキタジン」「アゼラスチン」「エメダスチン」「ケトチフェン」と、新規に追加された「エピナスチン塩酸塩」「フェキソフェナジン塩酸塩」「ロラタジン」の語呂合わせを見て行きます。
語呂合わせの対象ではないのは、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩です。
これらは、語呂合わせより、「抗ヒスタミン成分の憶え方」で紹介する憶え方が格段に楽です。
本ページで紹介する語呂と、先のページの憶え方で、当該論点を消化してみてください。
最初に語呂から言うと、「ピラニア取りのプロが、目に汗が入ったので、けえった」です。
先の文言のうち、「“ピラニア”“トリ”の“プロ”が、“メ”に“アセ”が入ったので、“ケ”“エ”った」といった感じに、カタカナのところが語呂合わせの対象です。
医薬品成分の頭文字等になっています。
語呂のイメージとしては、アマゾン川の「ピラニア取りのプロ」が、目をしばたかせながら帰っているという荒唐無稽なシーンです。
語呂のコツは、後半の「けえった」と、なまっているところです。「かえった」じゃないので、注意してください。ここが苦労したところなんですよ。
1つ1つ見て行くと…、
・ピラニア・・・ジフェニル“ピラリン”酸塩、ジフェニル“ピラリン”テオクル酸塩
・トリのプロ・・・“トリプロ”リジン塩酸塩
・メ・・・“メ”キタジン
・アセ・・・“アゼ”ラスチン
・ケ・・・“ケ”トチフェン
・エ・・・“エ”メダスチン
…といった寸法です。
語呂の補足です。
「ピラニア」は、「ジフェニル“ピラリン”酸塩」と「ジフェニル“ピラリン”テオクル酸塩」に当たるわけですが、“ピラリン”を無理から「ピラニア」にしているので、脳内変換を願います。
んで、「アセ」ですが、「“アゼ”ラスチン」の「ゼ」から濁点を取って、「アセ」としています。これまた、脳内変換してください。
もう一度言いますが、語呂のポイントは、「ケエった」と、なまっているところです。「かえった」ではないので注意してください。
抗ヒスタミン成分の「メキタジン」は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、そして、血小板減少が生じます。
固有の副作用があるためか、当該「メキタジン」は、地味に問われています。チェックしておきましょう。
令和4年度の改正によって、追加された成分が「エピナスチン塩酸塩」「フェキソフェナジン塩酸塩」「ロラタジン」です。
当該3つの語呂は、「祖父の作ったナスがローラーで増えた」です。
語呂合わせの該当部分は、「“ソフ”の作った“ナス”が“ローラー”で“フエ”た」のカタカナ部分です。
語呂合わせの詳細ですが…、
・祖父・・・ソフ・・・フェキ“ソフ”ェナジン塩酸塩
・ナス・・・エピ“ナス”チン塩酸塩
・ローラー・・・ロラ・・・“ロラ”タジン
・増えた・・・フエた・・・フェ・・・“フェ”キソフェナジン塩酸塩
…といった寸法です。
「“フェ”キ“ソフ”ェナジン塩酸塩」には、語呂部分が2つありますが、憶えやすいようしただけのこじつけです。
「祖父の作ったナスがローラーで増えた」は、割かし意味不明ですが、頭には残るように思います。
成分中の文言にある、酸塩とか塩酸塩とかは、あまり意識しなくていいです。
本試験では、言うほど、いやらしい問題は出ないからです。
たとえば、「内服アレルギー用薬の抗ヒスタミン成分はどれか?」的な問題で、選択肢に「トリプロリジン」があったとします。
正式には「トリプロリジン塩酸塩」ですが、厳密に考えれば、「×」となります。しかし、試験的には、「トリプロリジン」が「×」になることはないでしょう。
酸塩や塩酸塩の有無をもって、選択肢を判別させる問題を、わたしは見たことがありません。
酸塩や塩酸塩には、薬学的には意味があるのでしょうが、試験的には、神経質にならなくてもよいと思われます。
試験勉強では、主要な名称だけ押えていきましょう。わたしは、酸塩や塩酸塩のところは、無視していました。
以上、医薬品成分「内服アレルギー用薬の抗ヒスタミン成分」の語呂「ピラニア取りのプロが、目に汗が入ったので、けえった」でした。
個人的には、そこそこ意味の通る語呂ができたので、満足しています。何回か唱えれば、頭に入ると思います。
この語呂で、ぜんぶで500個強ある医薬品成分のうち、7個を憶えることができます。
銀行のATMの待ち時間など、細切れ時間で、ブツブツ唱えて、警備員に声掛けされてください。
なお、先の抗ヒスタミン成分の個々に不安がある方は、以下の…、
…も、参考にしてください。
なお、勉強方法等は「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者 教材レビュー」を、参考ください。
2017年10月28日 1:17 PM
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