午前第8問‐福島県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和4年度(2022年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「基本知識」の「乳児、小児の医薬品使用」への作用の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。

午前第8問‐乳児、小児の医薬品使用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「小児は、大人と比べて肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。難しく考えないで、解答してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い」のところです。

 正しくは、「腸が“長く”、服用した医薬品の吸収率が相対的に“高い”」です。

 小児は、「長く、高い」です。昔からよく出るところなので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「錠剤、カプセル剤等は、小児、特に乳児にそのまま飲み下させることが難しいこと が多い。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 まあ、常識的に判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「乳児向けの用法用量が設定されている医薬品であっても、基本的には医師の診療を 受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめるのが望ましい」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「乳児は医薬品の影響を受けやすく、また、状態が急変しやすく、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくいため、」

 「基本的には医師の診療を受けることが優先され、

 「一般用医薬品による対処は最小限(夜間等、医師の診療を受けることが困難な場合)にとどめるのが望ましい。

 …とあります。

 よく出るところなので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:セルフメディケーション

 5問:医薬品の副作用

 6問:免疫とアレルギー(過敏反応)

 7問:医薬品の使用

 8問:乳児、小児の医薬品使用

 9問:高齢者の医薬品使用

 10問:妊婦等の医薬品使用

 11問:一般用医薬品の使用

 12問:医薬品の品質

 13問:適切な医薬品選択と受診勧奨

 14問:一般用医薬品の定義

 15問:一般用医薬品の役割

 16問:医薬品販売時確認ポイント

 17問:販売時コミュニケーション

 18問:サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン及びスモン訴訟

 20問:HIV及びHIV訴訟

令和4年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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