平成30年度(2018年)の「3月」に重要イベントのある資格をピックアップ。簿記2級は様子見。「3月」は、FP技能士は申し込み月で、2電工の申し込み月。危険物取扱者と消防設備士の受験申込可の都道府県は少ないので、忘れずに。宅建、通関士はボチボチ着手。
「3月」は、資格の重要イベントの多い月です。
簿記系、ビルメン・設備系、法律系の順番に、資格イベントを見ていきます。
簿記系資格では、簿記2級とFP技能士に、重要なイベントがあります。
従来なら、簿記2級の試験勉強を開始してもよい「3月」ですが、少し経過を見てください。
というのも、最後の改訂があるからで、それに対応した教材を使う必要があるからです。
新論点は、公式が公言しているように、常に「2~3割」が出題される傾向にあるので、絶対に勉強しないといけません。
今年の改定は、昨年度と比べて、そう大きくはないですが、そこそこボリュームのある論点が多くなります。
新教材は、おおむね3月初旬にかけて、販売されます。
簿記2級は、平成30年度の改定に対応したテキストや問題集が出揃ってから、着手してください。
なお、簿記2級の勉強方法は「簿記2級の独学」で…、
独学向け教材については、「簿記2級の教材レビュー」で、順次、追っていきます。
FP技能士の5月試験(2018年5月27日(日))の受験申込みが、3月より始まります。
期限は、『2018年3月16日(金)~4月6日(金)』です。
受験を考えている人は、忘れないよう申し込んでください。
FP技能士は、難易度・ボリューム的に「ゴリ押し」が効いて、『追い込み』で受かる試験なので、逡巡している方は、とりあえず申し込むだけ申し込むといいでしょう。
勉強方法や独学向けの教材については…、
3級は「FP技能士3級の独学」と「FP技能士3級の教材レビュー」を…、
2級は「FP技能士2級の独学」と「FP技能士2級の教材レビュー」を…、
1級は「FP技能士1級の独学」と「FP技能士1級の教材レビュー」をば、ご参考ください。
ビルメン・設備系では、最重要資格の「第2種電気工事士」の受験申込みが「3月」にあります。
定番の危険物取扱者(乙4)と消防設備士(乙6)は、相変わらずです。
第2種電気工事士の上期試験の申し込みが始まります。
もう一度言いますが、「第2種電気工事士の上期試験の申し込みが始まります。」
2電工の申込日時は『3月14日(水)~ 4月4日(水)』のおおむね3週間です。
なお、今年から、2電工は、上期と下期の両方を受けることができます。
つまり、上期で落ちても、即、下期の試験でリベンジができる、といった次第です。
「上期受験」なら、年に2回チャンスがあるわけですから、「上期受験」の一択です。
仕事等でどうしても受けられないなら仕方ありませんが、そう出ないなら、上期試験に申し込むのが絶対によいと思います。
さて、2電工の試験勉強ですが、おおむね、申し込んでから始めるのが定番です。とはいえ、早目にやるほど有利になるので、即申し込み→即勉強開始といきましょう。
勉強方法や独学向け教材は、「第2種電気工事士の独学」と「筆記試験の教材」、「技能試験の教材」を確認ください。
なお、勉強するヒマがないなどの事情にあるなら、「3月」は、漫画で予備知識を得ておくとよいでしょう。
ガチ文系のわたしは、最初は「マンガで゛そこそこ"わかる 新・第2種電気工事士 筆記+技能入門 改訂3版」を取っ掛かりに、2電工の勉強を始めました。ホント、そこそこですが、初心者には向いていると思います。
独学で取得できる資格の中では有数の求人数を誇る「宅地建物取引士(宅建)」の試験勉強を、ぼちぼち始めます。
とりわけ、法律知識がゼロの人は、“途中で必ず嫌になって休止するので”、時間的に余裕のある3月スタートがベストです。
とりわけ苦手な人の多い「民法」は、テキストには手をつけず、「3月」は、「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」や、「民法はおもしろい」といった入門書や解説書を読んで過ごすといいでしょう。他の科目は、後で何とかなります。
勉強方法や独学向け教材は、「宅建の独学」、「宅建教材レビュー」をば、お目汚しください。
そのほか、通関士も、3月スタートなら余裕のある試験勉強となります。勉強方法や独学向け教材は、「通関士の独学」と、「通関士の教材レビュー」で、確認ください。
年度末で忙しいですが、合間を見て、テキストと問題集を消化していきましょう。
登録販売者は、「3月」には、特にありません。
新年度は「4月」からで、4月の上旬には、「試験問題作成に関する手引き」の改定の有無が判明します。
それまでは、英気を養うくらいでいいでしょう。
官公署の年度末に当たる「3月」であるためか、受験の申し込みは少ないです。
端的に言うと、両試験とも「東京」くらいしか、受け付けていません。
よほどに早く受けたい人以外は、「4月」以降に延期した方がよいでしょう。
“何か資格を”と思っているなら、「危険物取扱者」と「消防設備士」を勧めます。
両資格とも、安定した求人があるので、世代や性別に関わりなく、取っておいて損のない資格で、知名度の低い無用な資格を取るくらいなら、絶対に「危険物取扱者」と「消防設備士」です。
双方とも、難易度は高くなく、「3月」からの試験勉強でも、十分に間に合います。
教材も1~2冊とリーズナブルなのも、推薦する理由です。
そして、何気に「総務系資格」なので、女性の方にもオススメ、といった次第です。
両試験の最大の特徴は、「受験の機会が多い」ことで、受験者の居住区以外の受験が認められている「越境受験」が可能です。
極端な例を言うと、「東京都」では、ほぼ毎月試験が行われているので、地方在住の方は、東京まで、観光のついでに受けに行けばいいわけです。
東京都は一例ですが、探せば近県で受験の申込をしているはずなので、間近の試験に申し込めばいいでしょう。
当該2資格は、類別・種別でたくさんの種類がありますが、最初に受けるのは、危険物取扱者は「乙種4類(通称:乙4。可燃性液体)」を、消防設備士は「乙種6類(消火器)」を推薦します。
理由は一番求人のある類・種だからで、応じて、受験者数も一番なのが、危険物取扱者は乙4で、消防設備士は乙6となっています。
基本的に、危険物取扱者は「乙4」だけ取っておけばいいです。消防設備士は「乙6」を取ってからその他(甲1、甲4、乙7)を考えたらいいです。
当該2資格の難易度は、試験勉強の負担も大きくないので、申し込んだときから試験勉強を開始しても、十分に間に合います。
「3月」に危険物取扱者試験の申込を受け付けている都道府県は…、
大阪、
…のみとなっています。
なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2ヵ月後」です。
危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
勉強方法等、その他注意事項:乙種4類の独学
独学向け教材:乙4のテキスト・問題集
「3月」に消防設備士試験の申込を受け付けている都道府県は、ありません。
何もしない「3月」です。
また、消防設備士について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「消防設備士:ブログ記事」をばお目汚しください。
資格のこまごましたことは、たとえば、「難化した試験は、元に戻らないどころか、さらに難化する」とかの記事を、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「資格の就職・転職事情」や「資格こもごも」で、ヒマな時間を潰してください。
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