はやわかり宅建‐土地・建物コメント

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 宅地建物取引士(宅建)の試験科目「土地・建物」の難易度や特徴をコメントしたページ。初心者向け。独学者向け。宅建の「土地・建物」がどのような科目なのか、まあまあわかる。試験勉強序盤の情報収集の一環に有用。出題数や取るべき点数を併せて述べる。

一番重要なこと・知っておくべきこと

 まずもって、「土地・建物」について、知っておくべきことは、「得点源」であるということです。

 「その他」の他の科目同様に、ほとんどの受験生は、当該科目で「2点」を取るので、「落とすことのできない、精神的にプレッシャーのある科目」であるといえます。

 まあでも、当該科目も、「1週間」もあれば、完全に対策が取れるので、最初のうちは、「そんなに言うほど、気にしなくてよい」と、踏んでいてください。

点数計算

 「土地・建物」は、例年、それぞれ『1問』ずつ出題されます。

 よって、「土地・建物」では、「合計で2問出題」となります。

 目標点は、「2点」です。

 参考:宅建 予想得点計画

優先順位

 「土地・建物」ですが、優先順位は、「高くない」です。

 後述しますが、そもそも、「その他」は、公平性の観点から、難問や奇問を出しにくい科目のため、オーソドックスな問題・定番問題が多いです。

 参考:宅建「その他」の「土地・建物」の過去問リスト

 また、後述するように、「土地・建物」は、「過去問の使い回し」が実に多いので、過去問を解くだけで、かなり問題が解けるようになります。

 本科目は、油断は禁物ですが、「まあ大丈夫」と、“中船”に乗ったくらいに思っておきましょう。

前もってアドバイス

 「土地・建物」ですが、出題されるのは、土地・建物に関する知識問題です。

 たとえば、「土地」では、『扇状地は、宅地に最適だ』とか、『台地は安全だが、縁の方はそうではない』とか、『旧河道は、宅地に不適当だ』とか、『埋立地は液状化が起きやすい』といった感じの問題です。

 「建物」では、『高層建物には、鉄骨鉄筋コンクリート作りが多い』とか、『基礎には、○○基礎・××基礎などがある』といった問題です。

 ド素人の人は、無理そうな感じに見えますが、先に見たように、「過去問の使い回し」が多いのです。

 先の「台地」や「扇状地」などは、本当によく“使い回されて”います。

 よって、「土地・建物」は、過去問をキッチリ解いて、テキストを精読していれば、穏当に、点は取れるようになっています。

 勉強方法等は、「宅地建物取引士(宅建)の勉強方法:その他‐土地・建物」を、一読願います。

「その他」について

 宅建が初めての人に、「土地・建物」が属する試験科目の「その他」について、説明しておきます。

 「その他」ですが、これは、一口で言うと、「講習免除科目」です。

 そのまんまですが、ある一定の人(不動産業に勤めている人等)は、『講習』を受けることができ、当該『講習』を受けると、「その他」の「5問」が免除される、ってな次第です。

 つまり、『講習』を受けると、「その他」を勉強しなくていい、ってな塩梅です。

公平性は、“ちょっぴり”確保されて

 当該『講習』ですが、受講には、ある程度の条件があるため、皆が皆、受講できません。(お金もかかります。)

 当然、受講できない受験生からすれば、「不公平」でしかないわけです。

 しかし、試験の公平性を確保するためか、当該「その他」は、熾烈な点数競争のある「民法」や「法令上の制限」、「宅建業法」などと比べたら、段違いに「カンタン」です。

 「その他」は、「統計」を除けば、難問もあまり出ないし、凝った出題もないので、テキストを読んで過去問を解いていれば、穏当に「4~5点」は、取れます。

 まあ、「統計」だけは、テキスト・過去問で対策できませんが、それでも、「予想問題集・模試問題集」で対策可能です。

 参考:宅建:模試問題集・予想問題集レビュー

 こんな次第で、『講習』が受けられないからといって、格段に不利になるわけでもないので、満点の「5問」を、狙って行きましょう。

 「その他」で点が取れると、最終得点の計算が実に「楽」になります。

油断は禁物

 「土地・建物」ですが、比較的カンタンとはいえ、ほとんどの受験生が当該科目でで、「2点」を取ってきます。

 言い換えれば、「土地・建物」の存在が、自動的に、合格基準点を「2点」上げていることになります。

 そのため、「土地・建物」を、1つでも落とすと、致命的な失点となり、落とすことができません。

 受験生にとって、「必ず、正解しなければならない」は、精神的にきついものがあります。

 よって、アヤフヤな勉強はせず、きっちり、テキストと過去問をこなしておきましょう。

 「本試験」という土壇場で効を奏すのは、やっぱり「ちゃんとやったこと」です。

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