平成30年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第34問目の解説。本問は、鋳鉄製ボイラー規制を問うの問題です。空欄穴埋めの問題です。2つはチョイ難しめですが、残る1つは、超絶基本事項です。解けるようになっておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
本問は、「鋳鉄製ボイラー」の「規制」がテーマの問題です。
知識問題であり、知っていないと解けません。憶えるのみです。
さて、当該鋳鉄製ボイラーの水管の規制ですが…、
鋳鉄製ボイラーにおいて、給水が水道その他の圧力を有する水源から供給される場合、給水管を『返り管』に取り付けなければならない。
…となっています。
絶対に憶えなくてはならないのは、「給水管を返り管に」のところです、
ここは、択一式でもよく出るので、ここだけは、憶えておきましょう。
なお、「返り管」ですが、鋳鉄製ボイラーは復水を循環使用するための管です。テキストに“必ず”記載があるはずです。何回も目を通しておきましょう。
空欄Aですが、先の解説で見たように、「給水」が入ります。
まあ、ここは、わからなくてもいいと思います。
空欄Bですが、「圧力」が入ります。
ここは、常識的に考えたら、憶えてなくても、判別できるかと思います。
もう片方の「濾過装置」だと、(なぜ、濾過装置付きの給水だと、返り管が必要になるのだろう?)と、意味不明になります。
空欄Cですが、「返り管」が入ります。
解説で見たように、「鋳鉄製ボイラー規制」の最大のキーワードが「返り管」です。
「鋳鉄製、給水管は、返り管」と、短歌風にガチ暗記しておきましょう。
これさえ憶えておけば、本問は、「50%」の確率で点が取れます。
本問は、「正しいものはどれか?」です。
「給水」と「圧力」と「返り管」となっているのは、選択肢の「3」です。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱・蒸気・・・「ふつう」
2問:ボイラー効率・・・「ふつう」
3問:貫流ボイラー・・・「ふつう」
4問:計測器・・・「ふつう」
5問:空気予熱器・・・「ふつう」
6問:給水系統装置・・・「ふつう」
7問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
8問:鏡板・・・「ふつう」
9問:水位検出器・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:ボイラー水の吹出・・・「ふつう」。
12問:燃料油用遮断弁・・・「難」
13問:ボイラー水位・・・「ふつう」
14問:キャリオーバ・・・「ふつう」
15問:スートブロー・・・「ふつう」。
16問:ボイラー清缶剤・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:水管理・・・「ふつう」
19問:点火前点検・・・「やや難」
20問:単純軟化法・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:重油・・・「ふつう」。
23問:石炭・・・「ふつう」
24問:重油加熱・・・「ふつう」
25問:気体燃料・・・「ふつう」
26問:低温腐食抑制・・・「ふつう」
27問:流動層燃焼方式・・・「ふつう」
28問:大気汚染物質・・・「ふつう」
29問:通風・・・「ふつう」
30問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
31問:伝熱面積・・・「ふつう」
32問:変更届・・・「ふつう」
33問:使用再開検査・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製ボイラー規制・・・「ふつう」
35問:鋼製ボイラー・・・「やや難」
36問:設置規制・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:定期自主検査・・・「ふつう」
39問:水面測定装置・・・「ふつう」
40問:掃除・修繕・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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