平成30年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第22問目の解説。本問は、重油の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「重油の密度は、温度が上昇すると減少する。」ですが、正しい記述です。
温度が高くなると、膨張するので、その分だけ、「密度」は減ります。
パンの生地と、焼けたパンとでは、後者の方がふっくらしています。つまり、密度が低いといった塩梅です。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢2の「C重油は、A重油より引火点が低い。」ですが、誤った記述です。
重油のランクは、燃えやすい順です。つまり、引火しやすい順・引火点が低い順です。
選択肢のように、C重油の方が引火点が低いと、C重油の方が燃えやすいことになってしまいます。
正しくは、「C重油は、A重油より引火点が高い。」です。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
なお、重油のランクですが、「A・B・C」のアルファベットのほか、「1種・2種・3種」のように、数字で現されることもあります。
選択肢3の「重油の比熱は、温度及び密度によって変わる。」ですが、正しい記述です。
熱の伝わり方は、温度と密度によって変わります。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢4の「重油の粘度は、温度が上昇すると低くなる。」ですが、 正しい記述です。
「粘度」とは、どろどろの具合です。高いほど、どろどろしています。
ふつうの「食用油」で考えてみてください。
フライパンに入れるときは、大概、どろっとしています。んで、フライパンがあったまってくると、さらさらします。重油も同様の理屈です。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢5の「A重油は、C重油より単位質量当たりの発熱量が大きい。」ですが、正しい記述です。
先も言ったように、重油のABCは、「燃えやすい順」です。
燃えやすいのですから、熱量もたくさん、です。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
なお、B重油は、現在、生産されていません。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
答え:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱・蒸気・・・「ふつう」
2問:ボイラー効率・・・「ふつう」
3問:貫流ボイラー・・・「ふつう」
4問:計測器・・・「ふつう」
5問:空気予熱器・・・「ふつう」
6問:給水系統装置・・・「ふつう」
7問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
8問:鏡板・・・「ふつう」
9問:水位検出器・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:ボイラー水の吹出・・・「ふつう」。
12問:燃料油用遮断弁・・・「難」
13問:ボイラー水位・・・「ふつう」
14問:キャリオーバ・・・「ふつう」
15問:スートブロー・・・「ふつう」。
16問:ボイラー清缶剤・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:水管理・・・「ふつう」
19問:点火前点検・・・「やや難」
20問:単純軟化法・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:重油・・・「ふつう」。
23問:石炭・・・「ふつう」
24問:重油加熱・・・「ふつう」
25問:気体燃料・・・「ふつう」
26問:低温腐食抑制・・・「ふつう」
27問:流動層燃焼方式・・・「ふつう」
28問:大気汚染物質・・・「ふつう」
29問:通風・・・「ふつう」
30問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
31問:伝熱面積・・・「ふつう」
32問:変更届・・・「ふつう」
33問:使用再開検査・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製ボイラー規制・・・「ふつう」
35問:鋼製ボイラー・・・「やや難」
36問:設置規制・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:定期自主検査・・・「ふつう」
39問:水面測定装置・・・「ふつう」
40問:掃除・修繕・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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