平成30年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、本問は、通風について問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「炉及び煙道を通して起こる空気及び燃焼ガスの流れを、通風という。」ですが、正しい記述です。
「通風」の定義文がそのまま選択肢となっています。
テキストには、同様の記述があるはずです。確認しておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢2の「煙突によって生じる自然通風力は、煙突内のガス温度が高いほど大きくなる。」ですが、正しい記述です。
炉内ガスの温度が高いほど、熱膨張によってガスの密度が小さくなります。そのため、外気との密度の差が大きくなるので、風が通りやすくなる、ってな寸法です。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
なお、ひっかけ問題で、「煙突内のガス温度が“低い”ほど大きくなる」とか「煙突内のガス温度が高いほど“小さく”なる」といった感じで出題されます。
「高いほど大きい」と、正確に憶えましょう。
選択肢3の「押込通風は、平衡通風より“大きな”動力を要し、気密が不十分であると、燃焼ガスが外部へ漏れ、ボイラー効率が低下する。」ですが、誤った記述です。
正しくは、「平衡通風より“小さな”動力を要し」です。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
当該所要動力の『大小』は、よく出る論点で…、
誘引通風>平衡通風>押込通風
…となっています。
誘引通風が、最も大きな動力が必要です。
押込通風は、最小の動力で済みます。
順番を正確に、暗記しておきましょう。ここはよく出ます。
選択肢4の「誘引通風は、比較的高温で体積の大きな燃焼ガスを取り扱うので、大型のファンを必要とする。」ですが、正しい記述です。
選択肢の理由のほか、通風にも大きな動力が必要なので、大型ファンが必要となります。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢5の「平衡通風は、燃焼調節が容易で、通風抵抗の大きなボイラーでも強い通風力が得られる。」ですが、正しい記述です。
平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用する方式で、選択肢のいうような特長があります。
選択肢の特徴のほか、「燃焼ガスの外部漏れがない」があります。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
なお、現在は、多くのボイラーが平衡通風を採用しています。
本問は、「誤っているものはどれか?」です。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱・蒸気・・・「ふつう」
2問:ボイラー効率・・・「ふつう」
3問:貫流ボイラー・・・「ふつう」
4問:計測器・・・「ふつう」
5問:空気予熱器・・・「ふつう」
6問:給水系統装置・・・「ふつう」
7問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
8問:鏡板・・・「ふつう」
9問:水位検出器・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:ボイラー水の吹出・・・「ふつう」。
12問:燃料油用遮断弁・・・「難」
13問:ボイラー水位・・・「ふつう」
14問:キャリオーバ・・・「ふつう」
15問:スートブロー・・・「ふつう」。
16問:ボイラー清缶剤・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:水管理・・・「ふつう」
19問:点火前点検・・・「やや難」
20問:単純軟化法・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:重油・・・「ふつう」。
23問:石炭・・・「ふつう」
24問:重油加熱・・・「ふつう」
25問:気体燃料・・・「ふつう」
26問:低温腐食抑制・・・「ふつう」
27問:流動層燃焼方式・・・「ふつう」
28問:大気汚染物質・・・「ふつう」
29問:通風・・・「ふつう」
30問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
31問:伝熱面積・・・「ふつう」
32問:変更届・・・「ふつう」
33問:使用再開検査・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製ボイラー規制・・・「ふつう」
35問:鋼製ボイラー・・・「やや難」
36問:設置規制・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:定期自主検査・・・「ふつう」
39問:水面測定装置・・・「ふつう」
40問:掃除・修繕・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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