第7問は、炉筒煙管ボイラーの問題です。よく出る論点です。テキストをきちんと精読しておけば解けます。こういう問題を落とさないようにしましょう。ボーナス問題です。
(クリックして拡大。)
難易度は、「ふつう」です。
すべて、基礎・基本です。
テキスト等の画像で構造を押えておきましょう。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「内だき式ボイラーで、一般に径の大きい波形炉筒と煙管群を組み合わせてできている。」ですが、正しい記述です。
炉筒煙管ボイラーのキーワードは、「波形炉筒」と「煙管群」です。ここで正否を出せるようにしてください。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢2の「水管ボイラーに比べ、蒸気使用量の変動による圧力変動が大きい」ですが、誤った記述です。
よく出るところです。
炉筒煙管ボイラーは、水管ボイラーに比べ、保有水量が“大きい”ので、蒸気使用量の変動による圧力変動が“小さい”です。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
付け加えると、炉筒煙管ボイラーは、保有水量が大きいため、起動までに時間がかかります。
なお、水管ボイラーですが、「保有水量が“少ない”ので、起動に時間がかからないが、蒸気使用量の変動による圧力変動が大きい」という特徴があります。
これも、頻出論点なので、一緒に押えておきましょう。
選択肢3の「加圧燃焼方式を採用し、燃焼室負荷を高くして燃焼効率を高めたものがある。」ですが、正しい記述です。
炉筒煙管ボイラーのキーワード「加圧燃焼方式」の問題です。
加圧燃焼方式とは、炉内に空気を送り込んで、炉内の圧力を高めて、燃焼効率を高めることを指します。
炉筒煙管ボイラーというと、当該「加圧燃焼方式」なので、きっちり暗記です。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢4の「戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めたものもある」ですが、 正しい記述です。
先の選択肢と同様、炉筒煙管ボイラーのキーワード「戻り燃焼方式」の問題です。
戻り燃焼方式とは、燃焼ガスをボイラーの端で反転させることで、燃焼効率を高める方式です。
炉筒煙管ボイラーというと、当該「戻り燃焼方式」なので、きっちり暗記です。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢5の「鉛管には、伝熱効果の大きいスパイラル管を使用しているものが多い」ですが、正しい記述です。
これまた、炉筒煙管ボイラーのキーワードです。
炉筒煙管ボイラーといえば、「スパイラル管」なので、暗記しておきましょう。
スパイラル管は、「グーグル画像検索-スパイラル管」を参考にしてみてください。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱・蒸気・・・「ふつう」
2問:ボイラー効率・・・「ふつう」
3問:貫流ボイラー・・・「ふつう」
4問:計測器・・・「ふつう」
5問:空気予熱器・・・「ふつう」
6問:給水系統装置・・・「ふつう」
7問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
8問:鏡板・・・「ふつう」
9問:水位検出器・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:ボイラー水の吹出・・・「ふつう」。
12問:燃料油用遮断弁・・・「難」
13問:ボイラー水位・・・「ふつう」
14問:キャリオーバ・・・「ふつう」
15問:スートブロー・・・「ふつう」。
16問:ボイラー清缶剤・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:水管理・・・「ふつう」
19問:点火前点検・・・「やや難」
20問:単純軟化法・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:重油・・・「ふつう」。
23問:石炭・・・「ふつう」
24問:重油加熱・・・「ふつう」
25問:気体燃料・・・「ふつう」
26問:低温腐食抑制・・・「ふつう」
27問:流動層燃焼方式・・・「ふつう」
28問:大気汚染物質・・・「ふつう」
29問:通風・・・「ふつう」
30問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
31問:伝熱面積・・・「ふつう」
32問:変更届・・・「ふつう」
33問:使用再開検査・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製ボイラー規制・・・「ふつう」
35問:鋼製ボイラー・・・「やや難」
36問:設置規制・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:定期自主検査・・・「ふつう」
39問:水面測定装置・・・「ふつう」
40問:掃除・修繕・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
サブ機として、試験後も活躍するはずです。
amazon参考‐Fire HD
二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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