独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

変更届のまとめ+語呂合わせ‐二級ボイラー技士の法令

「法令」の論点「変更届」ですが、効率が良いのは、「変更届は無用」の方を憶えることです。

テキストには、長々と書かれていますが、まずは、届出をしなくてよいケースを、憶えましょう。少ない労力で点が取れます。

変更届が無用

変更届が無用なのは…、

・水管

・煙管

・水処理装置

・給水装置

・空気予熱器

…となっています。

最初の2つの「水管」と「煙管」には、注意してください。

「水管」と「煙管」は、ボイラーにおいて、主要な部分ですが、任意に長さを変えられるため、変更届が必要ありません。

間違えやすいので、注意してください。

語呂合わせ

変更届は、「水と空気と煙は、要らん」くらいの語呂で、憶えるとよいでしょう。

語呂ですが…、

水・・・“水”管、“水”処理装置、給“水”装置

空気・・・“空”気予熱器

煙・・・“煙”管

…といった寸法です。

変更届が必要

変更届が必要な箇所ですが、よくよく考えれば、すぐわかります。

ボリュームもそこそこあるので、余裕のある人だけ、押えればいいでしょう。チェック用に見ておいてください。

変更届が必要な箇所は…、

胴、ドーム、炉筒、火室、鏡板、天井板、管板、管寄せ、ステー

エコノマイザ(節炭器)、過熱器

燃焼装置

据付基礎

…となっています。

どれも、ボイラーの重要な部分なので、大丈夫かと思います。

付属装置に注意!

付属装置のエコノマイザ(節炭器)、過熱器は、注意してください。

この2つは、変更届が「必要」です。

対して、同じ付属装置である「空気予熱器」は、届出が「無用」です。

以下のように…、

エコノマイザ(節炭器)、過熱器・・・変更届必要

空気予熱器・・・変更届無用

…整理して憶えましょう。

伝熱面積(丸ボイラー,鋳鉄製ボイラー,水管ボイラー,貫流ボイラー,電気ボイラー)のまとめ+語呂合わせ‐二級ボイラー技士の法令

「法令」の論点「伝熱面積」ですが、単純に、暗記なだけです。

試験では、「伝熱面積に算入するもの」と「伝熱面積に算入しないもの」を問うのがほとんどです。

試験では、後者の「伝熱面積に算入しないもの」がよく出るので、こちらを優先してください。

伝熱面積に算入しないもの

伝熱面積に算入しないものは…、

・水管ボイラーのドラム(水ドラム・蒸気ドラム)

・空気予熱器

・エコノマイザ(節炭器)

・過熱器

…となっています。

語呂合わせですが、「泥水、食えるか!」で、憶えます。

「泥水、食えるか!」の詳細

当該語呂合わせの「泥水、食えるか!」ですが、詳細は…、

泥水→ドロミズ→ドロ水→“ド”ロ“水”→“水”管ボイラーの“ド”ラム

食→く→空気予熱器の「く」

え→エコノマイザの「え」

か!→過熱器の「か」

…となっています。

補足ですが、「水管ボイラー」には、注意してください。

水管ボイラーのドラムには、水ドラムと蒸気ドラムが該当します。

これら、水管ボイラーの水ドラムと蒸気ドラムは、伝熱面積に参入されません。

他のボイラーだと、ドラムが算入されるものもありますが、水管ボイラーに到っては、算入されません。

ひっかけ問題として出しやすいので、「水管ボイラー・・・ドラム・・・算入しない」と、正確に暗記しましょう。

次に、「食えるか!」の「空気予熱器・エコノマイザ・過熱器」は、それぞれの頭文字なので、大丈夫かと思います。

強いて注意するなら、「エコノマイザ」くらいです。

当該エコノマイザは、別名の「節炭器」で出題される可能性があるので、併せて、押えておきましょう。

伝熱面積に算入するもの

さて、次は、「算入するもの」について、見ていきましょう。

テキストには、細かい記述がありますが、試験に出るポイントは、以下です。

水管ボイラー(貫流ボイラーを除く)

水管ボイラーで、伝熱面積に参入されるのは、「水管」や「管寄せ」などです。

逆に、先述したように、水管ボイラーの水ドラムと蒸気ドラムは、伝熱面積に参入されません。

「水管」ですが、「ひれ付き水管」や「耐火煉瓦で覆われた水管」でも、伝熱面積に参入されます。

当該論点で最もよく問われるのが「水管ボイラー」なので、される・されないを、正確に暗記です。

ところで、「水管」ですが、「外径側」の面積で計算します。

水管の周りに燃焼ガスがあるからです。これも、出ます!

貫流ボイラー

貫流ボイラーは、水管のうち、燃焼ガスに触れる面の面積が、伝熱面積に参入されます。

貫流ボイラーですが、試験的には、ざっと読むだけでいいです。

問題を作り難いため、あまり出ないからです。

丸ボイラー・鋳鉄製ボイラー

丸ボイラー・鋳鉄製ボイラーですが、伝熱面積の対象は、「燃焼ガスに触れる面」です。

試験に出るのは、伝熱面積の対象です。

煙管の場合、管内に燃焼ガスが通るので、「内径側」の面積で計算します。

水管の場合、水管の外に燃焼ガスが通るので、「外径側」の面積で計算します。

電気ボイラー

電気ボイラーの伝熱面積は、「電力設備容量20kWを、1m2」と計算します。

これは、伝熱面積の論点ではなく、「ボイラー技士の選任」等で、出題されます。ガチ暗記しておきましょう。

参考:令和1年10月過去問‐37問:二級ボイラー技士の選任

施工場所と工事種類(合成樹脂管工事、金属管工事、2種金属可とう電線管工事、ケーブル工事)の語呂合わせ‐2電工学科

第2種電気工事士の学科試験の「電気工事」の「低圧屋内配線の施設場所による工事の種類」の憶え方等についてです。

要は、上記「表」を憶える論点です。

本ページでは、当該表の上から4つの「ケーブル工事、金属管工事、金属可とう電線管工事(2種)、合成樹脂管工事(CD管を除く)」について述べています。

当該ケーブル工事、金属管工事、金属可とう電線管工事(2種)、合成樹脂管工事(CD管を除く)の「4つ」は、「すべて工事可能」なので、まとめてドンで憶えるのがラクです。

本ページで述べる「語呂合わせ」は、選択肢を即答できるので、押さえておきましょう。

さて、対して、金属ダクト工事、金属線ぴ工事、ライティングダクト工事、バスダクト工事、セルラダクト工事、フロアダクト工事、平形保護層工事については、「施工場所と工事種類(金属ダクト工事、金属線ぴ工事、ライティングダクト工事、バスダクト工事、セルラダクト工事、フロアダクト工事、平形保護層工事)の語呂合わせとまとめ」の方を、参考にしてください。

ぜんぶ工事可能

先の「表」の“大きな○”を見てもらえばわかるように、ケーブル工事、金属管工事、金属可とう電線管工事(2種)、合成樹脂管工事(CD管を除く)の4つの工事は、どこでも工事が可能となっています。

以下、4つの電気工事の語呂合わせです。

合金2ヶ

結論から言うと、「合成樹脂管工事(CD管除く)、金属管工事、2種金属可とう電線管工事、ケーブル工事」の4つの語呂合わせは、『合金2ヶ』です。

語呂の詳細ですが…、

合・・・合成樹脂管工事(CD管除く)

金・・・金属管工事

2・・・2種金属可とう電線管工事

ヶ・・・ケ・・・ケーブル工事

…といった寸法です。

この語呂合わせがあれば、選択肢の1~2つを、即断できます。

過去問参考

「施工場所と工事種類」ですが、ほぼ毎年の如く出ていて…、

R1(2019年度)下期筆記‐20問:施工場所

H30(2018年度)下期筆記‐21問:施工場所

H29(2017年度)22問:屋側:施工場所

…といった出題で出ることが多いです。

先の4つの工事は、ほぼほぼ、試験問題に登場しています。

よって、選択肢に、「合金2ヶ」の合成樹脂管工事(CD管除く)、金属管工事、2種金属可とう電線管工事、ケーブル工事があれば、全部工事可能と即答できます。

合成樹脂管工事は、CD管ダメ

語呂の「合」は、「合成樹脂管工事」なわけですが、重要な条件があります。

CD管を除く」のところです。

当該CD管は、「コンクリートの埋め込み配線」に用いられます。

言うなれば、コンクリート専用なわけで、よって、他の工事では使えないといった寸法です。

本試験では、当該CD管で出題されることもあるので、注意してください。

たとえば、「乾燥した場所に合成樹脂管工事(CD管)を行った」などと出ます。

合成樹脂管は、「すべてOK」ですが、例外的に、CD管はコンクリート専用なので、「×」となります。

すべてOKな合成樹脂管は、「PF管」「VE管」です。「CD管」は別、と整理して憶えましょう。

金属可とう電線管工事は、2種!

語呂の「2」は、「“2種”金属可とう電線管工事」に該当するわけですが、「2種」なので、注意してください。

当該には、「1種」と「2種」とがありますが、すべての場所で電気工事が可能なのは、「2種」のほうです。

本試験にて、ここが突っ込まれたことはまだないと思いますが、いつ出てもおかしくないので、押さえておくべきです。

このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、再確認してください。

補足リンク:特殊な場所

なお、似たような論点に「特殊な場所と工事種類」というものがあります。

やることは、ほとんど同じです。

特殊な場所(爆燃性粉じん,可燃性ガス,可燃性粉じん,危険物)の工事と施行場所の語呂あわせとまとめ」にまとめているので、活用願います。