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天井隠ぺい配線(実線)の図記号の憶え方‐第2種電気工事士・筆記

このページでは、「天井隠ぺい配線(実線)」の憶え方を述べています。

かなり“こじつけ”が入っているので、公言すると笑われます。試験用と割り切ってください。

他の配線の図記号は、「ブログ記事:配線用図記号」を、一読ください。

天井隠ぺい配線(実線)

一口で言うと、先の画像のように、天井隠ぺい配線は、「実線」です。

過去問の「配線図」の資料を見てみましょう。

参考:H26筆記:配線図

参考:H27筆記:配線図

資料を一目見ればわかりますが、配線のほとんどは、「実線」です。

つまり、「天井隠ぺい配線」なわけです。

さて、ここで、皆さんの部屋を見回してみてください。

部屋のどこにも、むき出しの配線がないはずです。つまり、皆さんの部屋の配線も、「天井隠ぺい配線」ばかり、といった寸法です。

天井隠ぺい配線ばかりの理由

先の資料にしても、皆さんの部屋にしても、「天井隠ぺい配線」ばかりなのは、電路が危険だからです。

電気が流れているから、当然といえば当然です。

よって、電気が流れるところに、手が触れるのは危ないので、「隠ぺい」されている、ってな塩梅です。

憶え方

ここからが“こじつけ”付けなのですが…、

一番多用されている「天井隠ぺい配線」を、点線やら破線にすると、線を引きにくい。

よって、一番線を引きやすい「実線」を、「天井隠ぺい配線」にした。

…と、こじつけるわけです。

チラシの裏で実験してもらえば即解ですが、実線はさっと引けるのに対して、点線やら破線は、いざ引こうとすると、面倒です。

配線は、「天井隠ぺい配線」を一番多用する、だから、一番線の引きやすい『実線』としたってな風に“こじつけ”て、憶えてください。

電線管の種類と図記号の憶え方2‐PF管とCD管・VE管・HIVE管・FEP管‐第2種電気工事士・筆記

以下に述べるのは、憶えるためだけの“こじつけ”です。公言すると笑われるので、試験用と割り切ってご利用ください。

合成樹脂性可とう電線管の記号の憶え方

合成樹脂性可とう電線管の記号は、2つあって、「PF」と「CD」です。

PF管は…、

…といった感じです。

次に、CD管は…、

…といった形態をしています。

見ての通り、CD管はオレンジ色に着色されています。

amazon参考:未来工業 PF管

amazon参考:未来工業 CD管 コンクリート埋没専用

「PF管」と「CD管」の違い

「PF管」と「CD管」の違いは、耐熱かそうでないか、です。

PF管は、耐熱性があります。

しかし、CD管は、そもそもがコンクリート埋没用なので、耐火性がありません。

PF管等の合成樹脂性可とう電線管は、どこでも、工事が可能ですが、CD管は、そうではありません。

参考:施工場所と工事種類(合成樹脂管工事、金属管工事、2種金属可とう電線管工事、ケーブル工事)の語呂合わせ

こじつけ・憶え方

さて、憶えるために、どう“こじつけ”るかというと…、

「PF管」の「F」を「炎のFire」と“こじつけ”て、「PF管は、Fireの耐熱」と憶えます。

「CD管」は、コンクリートに埋め込んで使います。だから、耐熱でなくてもいいわけです。

CD管はコンクリート(concrete)が絡んでくるわけです。

・・・もうおわかりですね?

CD管のCと、コンクリート(Concrete)のCとを、“こじつけ”て憶えるという寸法です。

こんな次第で…、

PF管・・・FireのF・・・耐熱性

CD管・・・コンクリート埋設用・・・ConcreteのC

…ってな感じで、憶えるという次第です。

補足:正確なところ

上記は、試験のために“こじつけ”ていることを忘れずに、頭に入れていってください。

正しくは、PF管は、Plastic flexible(プラスチックフレキシブル)であり、CD管は、Combined duct(コンバインドダクト)です。

PF管のFはfireではないですし、CD管のCはconcreteでもありません。

くれぐれも、公言せず、脳内だけの利用にとどめてください。

なお、当該PF管は、技能試験の問題で登場します。

参考:H26技能試験候補問題5

つまり、技能試験用の教材に当該PF管があるので、(これがPF管か~)と実物を“にぎにぎ”すれば、すぐに頭に残ります。

基本、筆記は通るので、筆記の勉強のときから技能試験の教材を購入し、実物を元に勉強するのが、百聞は一見に如かずで、一番合理的かと思います。

参考:技能試験の教材

硬質塩化ビニル電線管の記号の憶え方

amazon参考:未来工業 VE管

硬質塩化ビニル電線管の記号は、ご存知の通り「VE」です。

さて、どう、“こじつけ”ましょうか?

塩化ビニルの「塩化」を「Enka」と“こじつけ”、そして、ビニルの「Vinyl」の「V」の字を“こじつけ”られそうです。

で、塩化ビニルをひっくり返し、「ビニル塩化」と“こじつけ”て、「VE」と憶えれば、スッと頭に入るかと思います。

なお、先に言ったように、“こじつけ”て憶えているだけの、“便宜上の言い方”なので、ご注意ください。

「VE」の「E」は、塩化の「E」だぜなんていうと、心底バカにされるので、絶対に公言してはいけませんw

耐衝撃性硬質塩化ビニル電線管の憶え方

耐衝撃性硬質塩化ビニル電線管の記号は、ご存知の通り「HIVE」です。

さて、どう、“こじつけ”しましょうか?

当該電線管は、文字からすると、先の硬質塩化ビニル電線管(VE)に「耐衝撃性」が付加された電線管と読み取れます。

つまりは、先のVE管に比べると、グレードが“高い”わけです。

おや、なんだか“こじつけ”られそうです。

「グレードが高い→ハイグレード→High grade」ってな感じで、“こじつけ”ましょう。

「High」の「HI」と、VE管の「VE」とが合体して、ハイグレードなVE管てな寸法で「HIVE」と頭に入れれば、さっと入っていくかと思います。

波付硬質合成樹脂管の記号の憶え方

波付硬質合成樹脂管(地中電線用保護管)の記号は、皆さんご存知のように、「FEP」です。

さて、どう、“こじつけ”て憶えましょうか?

アレコレ考えたのですが、いい“こじつけ”が浮かびませんでした。

ですから、当該波付硬質合成樹脂管(地中電線用保護管)は、「FEP」と、ブツブツ唱えて憶えるしかありません。

“消去法”で行くのもOKです。

これまでの電線管の記号をシッカリ頭に入れておけば、“消去法”で選択肢は潰せられます。

憶えるのに越したことはありませんが、憶えるのがメンドウなら、他の電線管の暗記に力を入れたらそれでいいです。

以上、「合成樹脂性可とう電線管:PFとCD」と「硬質塩化ビニル電線管:VE」と「耐衝撃性硬質塩化ビニル電線管:HIVE」と「波付硬質合成樹脂管(地中電線用保護管):FEP」の記号の憶え方メモでした。

なお、第2種電気工事士の試験勉強全般については、「第2種電気工事士の独学」を参考ください。

文系・ド素人でも大丈夫な独学向け教材については、「筆記試験の教材」を一読ください。

電線管の種類と図記号の憶え方‐薄鋼電線管・ねじなし電線管・2種金属製可とう電線管‐第2種電気工事士・筆記

以下に述べるのは、憶えるためだけの“こじつけ”です。公言すると笑われるので、試験用と割り切ってご利用ください。

薄鋼電線管の記号の憶え方

薄鋼電線管の記号は、「なし」です。

読んで字の通り、「うすこうでんせんかん」ですが、「薄鋼」を「はっこう」と“こじつけ”ます。

「はっこう」は、「薄幸」と読み換えられます。

記号すらない、薄幸の電線管」という風に憶えれば、スムーズに頭に入ります。

なお、あまり出題実績はないのですが、「厚鋼電線管」というものもあります。

カッコの中の数字が偶数なら「厚鋼」で、奇数なら「薄鋼」となっています。極まれに出る可能性があるので、余力のある人は押えておきましょう。

まあ、出るのはほとんどが「薄鋼電線管」です。

参考:平成29年度下期‐第19問の選択肢イ‐厚鋼電線管

ねじなし電線管の記号の憶え方

ねじなし電線管の記号は、ご存知の通り「E」です。

さて、どう、“こじつけ”しましょうか?

「ねじなし」が「ひらがな」で特徴がありますから、ココを“こじつけ”たいと思います。

「ねじなし」の「ね」は、ローマ字で打つと「NE」です。

「NE」の母音の「E」と、記号の「E」を“こじつけ”れば、スムーズに頭に残るかと思います。

なお、当該ねじなし管は、技能試験の問題で登場します。

E-ねじなし電線管

参考:H26技能試験候補問題12

ですから、当該ねじなし管が使われている問題を探してきて、複線図を読んだり作り方をなぞってみたりすると、すぐに頭に残ります。

基本、筆記は通るので、技能試験の教材を購入して、実物を手にしていじってみれば、百聞は一見に如かずで、即憶えられます。

参考:技能試験の教材

2種金属製可とう電線管の記号の憶え方

2種金属製可とう電線管の記号は、皆さんご存知のように、「F2」です。

さて、どう、“こじつけ”て憶えましょうか?

カンタンです。

電線管の中で「数字」が出てくるのは、当該“2”種金属製可とう電線管のみですから、ココを“こじつけ”します。

2種金属製可とう電線管の最初の「2」と、記号の「F2」と“こじつけ”ると…、

「2とF2」の“2がらみ”

…で、2種金属製可とう電線管の記号を頭に入れることができます。

試験問題にて、「2種金属製可とう電線管の記号はどれか?」と出たら、「2絡みだから、2がついたもの」を探せばよい、という塩梅です。

また、当該2種金属製可とう電線管は、「プリカチューブ」と呼ばれ、本試験では、後者の方でよく呼ばれています。

PF管とよく似ているので、プリカチューブはどれ?的な写真問題で、狙われやすいところです。

両者の区別が付くように、テキストの写真を凝視してください。

以上、「薄鋼電線管:なし」「ねじなし電線管:E」「2種金属製可とう電線管:F2」の憶え方でした。

なお、第2種電気工事士の試験勉強全般については、「第2種電気工事士の独学」を参考ください。

また、独学向け教材については、「筆記試験の教材」を一読ください。