独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

消火器と書くときは『けす・ひ・うつわ』-消防設備士:乙6の勉強

消防設備士:乙6の実技試験では、消火器の名称を「漢字」で書かなくてはいけません。

重要なことを言いますが、本試験は言うまでもなく、実技の問題演習の際でも、「消火器」と書く際は、必ず『けす・ひ・うつわ』と思い浮かべながら、解答します。

ピンと来ている人が多いと思いますが、『けす・ひ・うつわ』とする理由は、漢字を間違えないためです。

乙6の合格率はおおむね「40%」で、高合格率の試験といっていいでしょう。

しかし、10人中6人は落ちているという塩梅であり、決して油断のできない試験です。

乙6に落ちる有力な原因として、「漢字の書き間違え」があります。そう、消火器の名称を書く際に、うっかり書き間違えている、という寸法です。

消火器という漢字は、ケアレスミスの宝庫であることを、肝に銘じておきましょう。

『消火器』は…、

①消火、と書いていることがあり…、

②消器、と書いていることもあり…、

③消化機、とも書いていることもあります。

これらは、無意識でこのように書いていることがあるので、配偶者並にたちが悪いのです。

わたしのケースだと、本試験の1週間前に、「消火機」と書いていて、冷や汗をどっとかいたものです。

言うまでもなく、「消火器」です。

このような漢字の書き取りミスを根絶するには、消火器の名称を書く際は、『けす・ひ・うつわ』と心中で唱えながら書くことです。

たとえば、(ちくあつしき、ふんまつ、しょうかき)ではないのです。

(ちくあつしき、ふんまつ、けす・ひ・うつわ)なのです。

試験勉強のときだけは、『けす・ひ・うつわ』を徹底するよう助言いたします。

本試験という、非日常の空間だと、普段やりもしないミスを犯すものです。

配偶者は選び間違っても、普段は漢字は書き間違えないのに、本試験の時には間違ってしまうのが、ケアレスミスというものなのです。

来世では、テストのときに配偶者を選ぶといいですね。

実技試験は、1問1問のウエイトが高いので、取れる問題を一切落としてはいけません。

漢字を間違えて、ぎりっちょで不合格になるのは無念極まります。

『けす・ひ・うつわ』、何気に効果があるので、お試しください。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

泡消火器は「感電して泡吹いた」-消防設備士:乙6の勉強

泡消火器(機械泡・化学泡)の適応火災は、ご存知のように、普通火災と油火災のみです。

つまり、「電気火災」には適応していません。

理由は、「感電してしまう」からで、泡を伝って電気が流れてくるため危ない、という次第です。

手前味噌ながら、当該論点を一瞬一発で憶えられる語呂を紹介します。我ながら、自信作です。

「感電して泡吹いた」

憶えられましたか?「感電して泡吹いた」です。

…もう、おわかりですね。

“感電”して“泡”吹いた」の「感電」は、電気がダメなことを示し…、

」は、機械泡と化学泡の両消火器を指しています。

「感電して泡吹いた」を2~3回唱えれば、電気がやばいことがイメージできますから、電気がダメなら他は良いってな次第となり、泡消火器の適応火災(普通○、油○、電気×)を忘れなくなります。

なお、消火器の適応火災は、憶えたての頃は区別が付いているのですが、なぜか、試験の中盤以降になると、どんどん混同が進んでくる論点で、故に“頻出”となっています。

何気にアレレとなりかねないので、試験の1週間前になったら、復習を兼ねて再記憶をしておくよう、助言いたします。

最後にもうちょっとだけ述べておくと、消化作用と適応火災は、機械泡消火器と化学泡消火器ともに『同じ』です。

手の込んだ問題になると、「機械泡消火器は電気火災に適応するが、化学泡消火器は電気火災に使えない」などと問われます。

意外にアレレとなってしまいます。

また、主論点の「電気火災に使えない」が転じて、普通の切り口で攻めてくることもあります。

たとえば、「化学泡消火器は、普通火災に使えない」とか「機械泡消火器は、油火災に適応している」などなどです。

「泡消火器→電気火災ダメ」としか憶えてないと、アレレとなって、足をすくわれかねません。

「感電して泡吹いた」で主要論点を押さえた後は、そこに付け足す感じで、泡消火器の消化作用や適応火災を正確に憶えていってください。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

棚卸減耗費?棚卸減耗損?-勘定科目の微妙な違いに不安になったら許容勘定科目表

本試験が近づくと不安になる”のが、勘定科目の表記です。

試験勉強の中盤になると、出版社の異なる教材に手を付けることが多くなります。

違う出版社の教材を使う際に遭遇するのが、勘定科目の“絶妙な違い”です。

たとえば、タイトルにありますように、棚卸減耗“費”は、棚卸減耗“損”でも表記可能なので、教材によっては、同じ勘定科目でも、『漢字』が違っていることがあるのです。

1~2文字の微妙な違いに、(たぶんこれでいいと思うのだけど…)的な、配偶者にお使いを頼まれたときの不安に陥りがちです。

(メーカーが違うだろ、これ(特定の商品名)でないとダメなんだよ、バカ!文字も読めないのかよっと、後でガチに怒られるのが定石で、次からは雑用すら頼まれない次第。)

さて、勘定科目に「アレレ~的な不安」に陥ったら、テキストなり問題集なりの最初の方を開いてください。

そこには、「許容勘定科目表」があると思います。

付いてない方は、「日商簿記 許容勘定科目表」とでも、検索を掛けてください。公式の該当ページにたどり着けます。

で、当該資料で、“微妙に違っている勘定科目”の当否を調べる、という塩梅です。

先の例で挙げた「棚卸減耗費」は、「棚卸減耗損」でも許容されていることが、「収益」の単元を見ればわかるかと思います。

ちなみに、わたしが受験生のときは、有価証券の売買にて、プラスなら「有価証券売却益」で、マイナスなら「有価証券売却損」と勘定科目を使っていたのですが、ある教材の解答には、「有価証券売買益」と「有価証券売買損」となっていて、もの凄く不安になった思い出があります。

細かく言うと、「雑損」と「雑損失」とか、「消耗品費」と「事務用消耗品費」とか、「為替差損益」と「為替差益」とか、結構、絶妙に違っていることが多いのです。

ちなみに先の勘定科目は、それらのどちらでも構いません。

勘定科目の絶妙な違いが気になり始めたら、先に述べた「許容勘定科目表」で確かめてみてください。

3分程度、時間を割くだけで、かなり不安が減ります。