独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

電流減少係数の数字の2つの憶え方:第2種電気工事士の筆記

第2種電気工事士の筆記試験では、「電流減少係数」がよく出ます。

数字だけ頭に入れたら点数になるので、ぜひとも以下に述べる憶え方で消化してみてください。

憶え方1‐「765」と「036」

上の画像を見てもらえばわかるように、電流減少係数は、上から順に、「0.70」「0.63」「0.56」となっています。

で、「765」と「036」の意味ですが…、

小数点第1位をまとめて「765」、小数点第2位でまとめて「036」という塩梅です。

語感がいいので、テンポよく「765に036」と唱えていれば、頭に残ることでしょう。

さて、当該論点が本試験に出たら、試験問題の端に「765」と「036」と“縦書き”メモして、数字を整理していけば、問題は解けます。

以下はアレですが、まず、縦に「765」とメモし…、

ほいで、隣に「036」とメモ…、

70

63

56

・・・さすれば、問題を解くのに必要な数字が登場、ってな次第です。

憶え方2‐「3456、0.7に0.07」

「さん・しー・ごーろく、れいてんななにれいてんれいなな」と読みます。

意外に語呂の語感がいいので、すぐ憶えられるはずです。

…当該語呂の説明をします。

前半の「3456」は、「同一管内の電線数」を現わしています。

それぞれ、「3本以下」と「4本」と「5本または6本」です。

「0.7」の部分は、「3本以下」の場合の電流減少係数である「0.70」を憶えるためです。

「0.07」の部分は、電流減少係数は、電線数が多くなるにつれて、「0.07」ずつ減っていくことを示します。

試験問題に遭遇したら、“縦に”「3456」とメモします。

んで、3の横に「0.7」とメモし、当該「0.7」を、「0.07」ずつ引き算していけばよい、てな寸法です。

以下はアレですが…、

3本

4本

5・6本

…などと、縦にメモ書きし・・・、

3本 0.7

…と、まず、基本となる数字「0.7」を、メモ書きして…、

3本 0.7

4本 0.63(0.7-0.07)

5・6本 0.56(0.63-0.07)

…という感じに、「0.07」ずつ引き算をしていく、ってな次第です。

まあこんな感じで、数字さえ憶えておけば1点取れる問題ですので、やりやすい方でお試しください。

補足

上記記述にはない「7本」が、試験に登場しています。

第8問‐令和5年度(2023年度)上期午前」の問題です。

当該問題では、「“ 7 本”を収めて施設した」とあります。

しかし、やることは先と同じで、「0.07」を引き算をするだけです。

「5・6本」の場合、係数は「0.56」です。

「0.56」から「0.07」を引けば、「0.49」となります。

当該7本のケースですが、問題文の但し書きに、「電流減少係数は 0.49 とする。」とあるので大丈夫ですが、いつ、出なくなるかわかったものではありません。

過去問にて、電流減少係数が問われたケースがあるので、「0.07」の引き算は、押えておくべきです。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

能力単位(水バケツ)の憶え方-消防設備士:乙6の勉強

まず最初に、恒例となったくだらない語呂を挙げておきます。これまた噴飯ものです。

蜂が3匹、水バケツ

…もう、お分かりの方もいることでしょう。

以下、当該語呂の説明に入ります。

乙6の規定では、「能力単位」という消化能力の基準単位があります。

文言だけからすると難しそうですが、憶えなくてはいけないのは、能力単位の「1単位」がどういうものなのか、だけです。

で、先述した『蜂が3匹、水バケツ』の登場です。

当該論点で何気に出るが、「8リットル以上の水バケツ3つ」で「能力単位1」とする規定です。

工場等で赤いバケツに水が入っているのを見たことのある人も多いと思います。(タバコの吸殻やゴミがよく捨てられているアレです。)

そのバケツは、当該規定を受けて設置されているという塩梅で、繰り返しとなりますが、8リットルの水バケツが3つあれば「単位能力1」となる次第です。

で、語呂の説明ですが…、

「蜂が3匹、水バケツ」の「蜂」は、「リットル」に対応し…、

「3匹」は、バケツが「3つ」であることを示しています。

イメージとしては、秋も重畳の名月にかかることに、ふと、バケツを見ると、夏の風物詩の蜂が3匹浮いていた的な情景です。

…くだらない語呂ですが、「蜂が3匹、水バケツ」で、能力単位の定番の出題を1つ、押さえられるという手合いです。

以上、乙6の噴飯お勉強でした。賢明な人は真似をしないでください。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

分岐回路の数字の憶え方‐イチローが一路とか:第2種電気工事士の筆記

電灯やコンセントの分岐回路の設計は、筆記の超頻出事項です。

しかし、表を丸ごと覚えないといけないという、なかなかの難物論点、憶えるのに手間がかかります。

「電線の太さの最小値」には、語呂合わせもありますが、他の規定には、うまい憶え方もないので、「表」を何度も見て、数字を憶えていく必要があります。

暗記はしんどいのですが、ほぼ毎回出ているので、費用対効果は高いです。

このページをブックマークして、何度も、目を通してみてください。

以下、憶え方の参考例をあげていきます。

分岐回路の種類は「テンポ」

まず、分岐回路の種類は、“テンポよく声に出す”ことで憶えます。

分岐回路には、「15A」「B20A」「20A」「30A」「40A」「50A」の回路がありますが、これらを順番どおりに…、

じゅうご・にじゅにじゅ・さんじゅ・よんじゅ・ごじゅってな感じで、テンポよく唱えて、頭に放り込みます。

じゅうご・にじゅにじゅ・さんじゅ・よんじゅ・ごじゅが頭に入ると、「分岐回路の種類」のみならず、「過電流遮断器の定格電流」も、頭に修まったことになります。

過電流遮断器の定格電流の憶え方

先の「じゅうご・にじゅにじゅ・さんじゅ・よんじゅ・ごじゅ」が頭に入ったら、細かい規定を仕上げていきます。

注意すべきは…、

B20Aの回路では、「配線用遮断器に限る20A以下」という規定があり…、

20A回路では、「20Aのヒューズに限る」と規定されているところです。

この文言が出ることもあるので、丁寧に押えておきましょう。

コンセントの定格電流

先の「じゅうご・にじゅにじゅ・さんじゅ・よんじゅ・ごじゅ」がベースです。

この数字を、テンポよく頭に入れて、細かなところを仕上げます。

憶え方としては、「前半:15A・B20A・20A」と「後半:30A・40A・50A」で、分けて考える方法です。

前半の15A・B20A・20Aは、分岐回路の種類と同じ数字なので、あまり、問題ではありません。

ただ、15A回路・B20A回路は、それぞれ「15A以下」と「20A以下」となっているので、たとえば、10Aのコンセントでも、1Aのコンセントでも、OKなのです。

しかし、ヒューズの20A回路だけ、「20A」と数字が“固定”されているので、注意してください。

ヒューズの20A回路では、1Aや15Aのコンセントではなくて、「20A」のみとなっています。

ひっかけ問題で、出たことがあるので、注意してください。

さて、後半の30A・40A・50Aの憶え方は、「-10」と憶えます。

詳細は以下。

おそらく、多くのテキストの表記は、30Aの回路は「20~30A」、40Aの回路は「30~40A」、50Aの回路は「40~50A」となっているはずです。

まず、数字をひっくり返します。

30Aの回路は「30~20A」、40Aの回路は「40~30A」、50Aの回路は「50~40A」と相なります。

…もうお分かりですね。

後半の30A以降の回路のコンセントの数字は、分岐回路の数字が最大値で、最小値は、マイナス10したものになっています。

最大値は、分岐回路の数字と同じなので、暗記の必要はないです。

最小値は、分岐回路の数字から、「マイナス10する」と、憶えるってな塩梅です。

これで、コンセントの定格電流を、憶えることができるかと思います。

電線の太さの最小値

長くなりましたが、あと少しです。

電線の太さですが、これには語呂があります。

イチローが一路、兄さんと二路。8月14日に墓参り

「15A」「B20A」「20A」「30A」「40A」「50A」のそれぞれの回路の電線の太さは…、

それぞれ、「直径1.6mm-直径1.6mm-直径2.0mm-直径2.6mm-断面積8mm2-断面積14mm2となっています。

…もうお分かりですね。

イチロー一路」は、「直径1.6mm-直径1.6mm」で…、

兄さん二路」は、「直径2.0mm-直径2.6mm」です。

8月14日」のところは、「断面積8mm2」と「14mm2」に該当します。

なお、8月14日と墓参りは、“こじつけ”なので、無理やり憶えてください。いい憶え方が出てきませんでした。

語感はいいので、先の「イチローが一路、兄さんと二路。8月14日に墓参り」で、頭に入れてください。

補足1:直径と断面積

先の表は、直径と断面積の数字が混在しているので、注意してください。

「15A」「B20A」「20A」「30A」は、「直径」です。

「40A」「50A」は、「断面積」です。

「ひっかけ」問題で、「50A」回路の電線の太さは、「直径14㎜」などと出そうなので、単位は、意識して憶え込んでください。

補足2:括弧書きの断面積について

先の表の「直径1.6mm-直径1.6mm-直径2.0mm-直径2.6mm」のところには、断面積の括弧書きが傍記されています。

当該断面積も、出たことがあります。

ド頻出ではないのですが、保険の意味で、当該括弧書きのところまで、押えておきましょう。

憶え方ですが、「直径1.6mm」の断面積は、憶える必要がありません。

円の面積を計算すればいいからです。

直径1.6mmの半径は、「0.8mm」です。よって、「0.8*0.8*3.14」で「2.0096」、ほぼ「2m㎡」となります。

直径1.6mmの断面積は、円の面積を求めればいい、と押えておきましょう。

さて、問題なのは、次の「直径2.0mm」と「直径2.6mm」です。

これは、円の面積を計算しても、表の数字の「3.5m㎡」と「5.5m㎡」にならないため、憶えなくてはなりません。

しかし、頻出でもないので、費用対効果が悪いです。

よって、「午後(55)のサンゴ(35)礁」くらいの下手な語呂で憶えるか、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えてください。

断面積はそう出ませんが、出るときもあるので、文系ド素人の人は、確実な1点のために、押えておきましょう。

憶え方は、以上です。

さて、第2種電気工事士の勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。