候補問題の12番は、文系ド素人にとっては、やや難しい問題です。
難しさの元凶は「PF管」で、本問しかない固有部分のため、他の問題の練習が効きません。
文系ド素人は、後述するように、PF管を正しく取り付けられるように、練習しましょう。
そして、同時に、使用頻度の少ない工具のウォーターポンププライヤに慣れましょう。
本問は、これらを練習しておかないと、絶対に本試験で作業できません。
徹底して、PF管の取り付け方と、ウォーターポンププライヤの使用に、慣れておきましょう。
まあ、ねじなし管(E 19)に比べたら、PF管は遥かに「作業数が少ない」ので、本問に当たったら、胸を撫で下ろしてもいいです。
逆に言うと、本問は、PF管という難敵はいますが、それ以外は、“どうとでもなる”ものばかりなので、練習さえしておけば、合格一直線のラッキー問題と化します。
PF管で文系ド素人が間違うところは、以下の2つです。
まず、「ロックナット」の向きの間違えです。
もっというなら、「ロックナットには向きがある」ことを、文系ド素人は全く覚えていない、という次第です。
テキストにあるように、ロックナットの「つばのある方」をボックスに向けて取り付けなければいけません。
ここを間違うと軽欠陥ですので、注意です。
次に、ロックナットの締め忘れです。
単にロックナットを手でくるくる回しただけでは、きちんと締められていません。
①ロックナットを、②ウォーターポンププライヤで押さえて、③ボックスコネクタを手で回す、という寸法です。
以下、文系ド素人へのアドバイスです。
力を入れて作業をするとロックナットの角が「なめられて」ぐちゃぐちゃになり、「部品損壊」を取られかねません。
そんなに力は要らないので、肩から力を抜いて作業してください。
逆を言うと、「力を入れないとできない場合は、何かが間違っている」と思いましょう。
馬鹿みたいに力を入れると、わたしのように、アウトレットボックスからロックナットが取れなくなります。
いいですか、ウォーターポンププライヤは、ロックナットを「押さえるだけ」です。
ウォーターポンププライヤで、ロックナットを回すのではありません。
回すのはボックスコネクタの方です。回す方を間違えないでください。
ロックナットをぐいぐい回すと。ナットがバカになって、ボックスから取れなくなります。
上のミスはわたしもやってしまい、取れなくなってホント往生しました。今でも付いてます。
今後の練習にけっこうな支障が発生します。
テキストの手順を今一度確認して、正しく作業しましょう。
なお、PF管のボックスコネクタを付け忘れるという人は、まずいないと思いますが、「付け忘れ」は重大欠陥で即落ちですので、ご注意ください。
PF管はカンタンそうですが、ウォーターポンププライヤという使用頻度の少ない工具を使うのと、何気に作業に手間取るので、練習して手順をマスターしておく必要があります。
ま、先述したように、本問の難所はここだけです。
後は、IV線が単独の電線状態になっているので、少々物怖じするくらいです。
単独の電線トリオは、PF管に使うので、他の箇所に使ってはいけません。
まあ、1~2回練習しておけば大丈夫でしょう。
支給材料のうち、黒の電線だけ微妙に長い場合、そこから渡り線を取ります。
例年黒の電線だけが長いのですが、いつ、問題の指定が変わるかわかりません。
2電工の技能試験では、試験の開始前に、部品が揃っているかどうか、調べる時間が与えられます。
当該試験開始前の部品チェックのときに、IV線の長さを確かめ、どこから渡り線を取るのかを、確定させておきましょう。
例年黒のIV線から取りますが、『他の色のIV線から取る』ようになったり、他の問題のように『ケーブルから取る』ことも、十分に考えられるので、そのための措置です。
本問のPF管のように、『管』のある問題では、ケーブルの寸法の取り方が、絶妙に異なる場合があります。
各自で、お使いのテキストなり先生の言うことに従って、寸法を取ってください。
ぶっちゃけいうと、ケーブルの長さは、『極端に短くなければいいだけ』で、採点上、気にする必要ないのです。
問題が指定する長さの半分以下になってたらアウトなだけで、多少の長さ違いはOKとなっています。
じゃあなぜ、採寸のことについて言うのかというと、「本試験時に焦らないため」です。
テキストや、先生、講師、指導者によって「ケーブルのとり方について、言うことが違っている」ため、自分のだけ、ぜんぜん違う風になってしまう可能性があるのです。
自分のやり方を確定していないと、(え、なんであの人、あんな長さになってんの?)的な焦りが生じかねません。
本試験の最中に、(アレ、俺だけぜんぜん違うやん)と思ってしまうと、地面が抜けて落ちていくような感じになって、作業に絶大な支障が生じます。
ケーブルの採寸はかなりアバウトなので、つまり、人や物によっては、「作業しやすい長さ」で切る人もいれば、問題の指示通りに切る人もいるのが実情なので、自分の使っているテキスト通りにやることで、本試験時の動揺を防ぐことができます。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2016技能 | 2016年1月15日 12:36 PM |
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候補問題の10番は、文系ド素人にとっては、難しい問題です。
とはいえ、「確認表示灯・スイッチ・コンセント」の固有部分の結線を、丸暗記すれば、劇的に難易度は下がります。
当該作業は、“考えれば、”できるのです。
しかし、本試験では、「いちいち考えていると時間がなくなる」ため、落ちる可能性が劇的に高まります。
ですから、文系ド素人は、一度、自分で考えて、回路を組んで、同時点滅の理屈を理解したら、わたり線の通し方、わたり線の色、その他諸々、テキストのお手本をそっくり丸暗記です。
組む練習を5回もやれば憶えますが、憶えられなかったら「憶えるまでやるだけ」です。
まあ、表示灯とスイッチとコンセントの結線だけなので、練習自体は手軽にできます。
晩酌前なり、寝る前の儀式として、ちゃちゃと数分でできるので、何回も組み立てて、憶えてしまいましょう。
なお、本試験では、候補問題がそのまま出るのが慣例です。
つまり、「同時点滅」なら「同時点滅」が出ます。
候補問題が「同時点滅」だったのに、本試験では「異時点滅」になるってなことはないです。
今後、本試験がどう変わるかはわかりませんが、変わるとしたら、「アナウンス」があるはずなので、そっくり丸暗記で大丈夫かと思います。
文系ド素人の最後の手段「丸暗記」で、本問は凌ぎましょう。
さて、本問には、配線用遮断機が登場します。
当該遮断機には、極性があるので、注意です。
文系ド素人は、極性の存在を忘れているときがあります。
当該固有部分も、4~5回は練習して、身体を慣れさせておきましょう。
本問のケースでは、固有部分である「同時点滅」の回路に、神経の大半が行ってしまうため、ついうっかり、遮断機の極性を忘れてしまうことがあります。
油断は大禁物。
極性の間違いは「重大欠陥」で、即落ちします。
作業はカンタンですが、『やばい』ところなので、神経を払ってください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2016技能 | 2016年1月15日 12:13 PM |
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候補問題の9に当たると、ラッキーです。かなり楽な部類に入るので、ミスすることなく、絶対に合格しましょう。
本問の固有部分は、「EET(接地極付接地端子付コンセント)」と「丸型の引掛けシーリング」ですが、両方とも、難しくありません。
“普通に”挿し込むだけなので、お手本を見て2~3回作業すれば、文系ド素人でもまずできます。
また、本問では、「VVF 2.0-2c」が2つ使われるところが固有で…、
①使用電線の適否が問われるので、指定通りのケーブルを取り付ける。
②2.0と2.0の接続は、リングスリーブの「中」で接続される。
…ことに、注意をしなくてはいけません。
まあ、①は大丈夫でしょう。よっぽどでない限り、あれほど目立つ太くて青いケーブルを間違えることはないですが、本試験では何が起きるかわからないので、文系ド素人は、最強技『指差し確認』を行った上で、作業します。
意外にわたし、練習のときにポカをしています。
注意すべきは、②です。
接続がリングスリーブで指定されている場合、「VVF 2.0-2c」のからむ接続は、リングスリーブ「中」で行います。
「中」を使うのはそうないので、うっかり「中」そのものの存在を忘れがちなのです。
ついつい、いつものクセで「小」でガチャンと接続しかねないので、注意しましょう。
当該2.0同士の接続だけは『個別化』してしまい、『一番最初に接続する』とか『一番最後にやる』とか『皮膜を剥いだら即接続する』など、各自の好みで手順化しておくことを勧めます。
ホントついウッカリ、ミスしますので、「ミスする自分を見越して、手順化という対策を取っておきましょう。
繰り返します。
本問は、丸型引掛シーリングも癖はないし、EETも緑のアースも、間違えようがないので、ついうっかり、リングスリーブで油断して間違えます。
本問の最大の問題・最強の敵は、「ケアレスミス」と踏まえておきます。
普段できていることが、本試験だとミスします。
本問は、作業が単純なので、たいてい、時間が余るはずです。
焦らなくても、時間は十分にあります。心を落ち着けて、作業するようにしてください。
なお、「施工省略」は、時折アレレとなるので、やることを手順化しておきましょう。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2016技能 | 2016年1月15日 12:04 PM |
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