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消火器の色(赤・緑・ねずみ色)の憶え方-消防設備士:乙6の勉強

まず、消火器の色は、規格で定められています。

業者が好きに塗っているわけではありません。

消火器の色は、「消火器の外面は、その25%を赤色仕上げとすること」と定められています。

ですから、わたしたちが見る消火器は、大半が赤色となっている次第です。

なお、時折、いやらしい問題だと、25%のところを「50%」と変えてきたりするので、しっかり数字は頭に入れます。

さて、赤色ではない消火器があります。

ごぞんじ、高圧ガス保安法の適用を受ける「二酸化炭素消火器」と「ハロン1301消火器」です。

高圧ガス保安法にて、高圧ガスの容器にはそのガスの種類に応じて塗る色が決められています。

ちなみに、当該色論点は設備系資格の「冷3(第三種冷凍機械責任者)」でも頻出事項なので、これを機に憶えてしまいましょう。

さて、「二酸化炭素消火器」と「ハロン1301消火器」の色の憶え方ですが、ざっくり言うと…、

「二酸化炭素消火器」の「みどり色」は、「緑は森林、二酸化炭素」などと、こじつけて憶えます。

言うまでもありませんが、植物は二酸化炭素を吸って光合成をすることが、当該語呂の由来です。

「ハロン1301消火器」の「ねずみ色」は、「ハローといってきた千葉ねずみ」と、こじつけてしまいます。

言うまでもありませんが、千葉ねずみとは、ミッキーのことです。

こんな感じで頭に入れたら、消火器の色規定は、忘れないように思います。

さて、これら高圧ガス保安法適用の消火器は、「外面の2分の1以上」という規定があるので、あわせて憶えておきます。

通常の消火器が「25%」なので、注意が必要です。

ところで、当該消火器の色ですが、「写真鑑別」でも、重要な論点であることを頭に入れておきます。

消火器のカラー写真が出されて、当該消火器は何消化器か?なんていう問題が出るという塩梅です。

要は、『色で消火器を判別することもある』という次第です。

何気に、粉末消火器などと姿かたちが似ているので、『色』による違いを忘れていると、「アレレ」となりかねません。

繰り返しますが、「みどり色」をした消火器があれば、それは「二酸化炭素消火器」です。

「ねずみ色」をした消火器なら、「ハロン1301消火器」です。

以上、乙6の噴飯もののお勉強でした。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

ホースはジュース-消防設備士:乙6の勉強

消防設備士の乙種6類(乙6:消火器)では定番の出題が、「消火器のホースの長さ」です。

本論点が頻出なのは、「引っかけやすい」からで、たとえば…、

「ガス加圧式の粉末消火器のホースは、45センチ以内でなければならない」などと、さもありなんな選択肢を出題できる、という手合いです。

ご存知のように、ホースの規格は、『消化剤を有効に放射できる長さであること』となっています。

そう、原則として、ホースの長さには、具体的な長さ(数字)が規定されていない、という次第です。

本試験という緊張した時間だと、ウッカリした受験生なら、「ホースは何センチでなければならない」といった選択肢に遭遇すると、「アレレ」となりがちゆえ、出題者は狙ってくるわけです。

勉強不足の受験生なら、まあ、ひっかかることでしょう。

さて、原則として、「ホースの長さは決まっていない」のですが、ここに例外があります。

当該例外を覚える際に、タイトルの謎の文言「ホースはジュース」が出番、という手合いです。

その例外とは、『据置式消火器のみ、有効長が10メートル以上』と、具体的な長さが「10メートル以上」と決まっている次第です。

…もう、おわかりですね。

先の謎の「ホースはジュース」とは、当該据置式消火器のホースは10メートル以上の語呂合わせなのであります。

…うんざりしているでしょうが、もう少しです。

「ホース」とは、当該語呂が、ホースの語呂合わせであることを示す符号です。

時折、語呂合わせだけが頭に残っていて、それが何だったかを、よく忘れるからです。

で、「ジュース」とは、「ジュー」の部分が「10メートル以上」に該当し、「ス」が「据置式(えおきしき)」に対応している、ってな次第です。

…恥ずかしがらずに、「ホースはジュースで飲む」などと唱えてみてください。

赤面する一方で、ホースの規定が頭に刻まれるはずです。

以上、消防設備士:乙6の勉強でした。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

接地工事省略の憶え方-兄ちゃん0.1秒お漏らし:第2種電気工事士の筆記

「接地工事(D種接地工事)が省略できる場合」は、よくよく出題される重要論点です。

以下の「語呂合わせ」で…、

乾燥イチゴを摘む兄ちゃんが、0.1秒でお漏らし。切ない。

キンカン4個、イチゴは8個

…憶えてください。

当該語呂合わせで、ほとんどの出題に対応できると思います。

接地工事が省略できるケース

接地工事が省略できるのは…、

対地電圧150V以下の機器を、乾燥した場所に設置。

低圧の機械器具を乾燥した木製の床など、絶縁性のものの上で取り扱うように施設する場合。

水気のある場所以外に設置した機器に、漏電遮断器(感度電流15mA以下、動作時間0.1秒以内)を施設。

二重絶縁構造の機器。

金属製の電線管や線ぴは、乾燥した場所で、管の長さが4m以下。

金属製の電線管や線ぴは、対地電圧が150V以下で、管の長さが8m以下のものを、乾燥した場所または簡易接触防護措置を施す場合。

…となっています。

まず、上記リストのうち、上のこまごました「4つ」と、下の金属管系の「2つ」整理します。

んで、上の「4つ」は、「乾燥イチゴを摘む兄ちゃんが、0.1秒でお漏らし。切ない。」で…、

下の「2つ」は、「キンカン4個、イチゴは8個」で、頭に入れてしまおうという算段です。

「乾燥イチゴ」の解説

語呂の詳細を説明します。

乾燥イチゴ」のところは、「“乾燥”した場所に、対地電圧“15”0V以下の機器を設置」に当たります。

「乾燥」が「乾燥した場所」に、「イチゴ」が「対地電圧150V」のいち・ごに係っています。

そして、「乾燥」ですが、「“乾燥した木製の床”など、絶縁性のものの上で取り扱う。」の「乾燥した木製の床など」の語呂でもあります。

加えて、当該「イチゴ」は、漏電遮断器の感度電流の「15mA」にも係っています。

乾燥イチゴ 過去問対策

「乾燥した場所」の「対地電圧150V」ですが、問題文の数字をチェックしてください。

「乾燥した場所に使用電圧200Vの機器を施設」などと出題されます。

「乾燥した場所」でも、対地電圧が150Vを超えているので、「×」となります。

次に、「乾燥した木製の床など」の規定ですが、これは、よくよく「コンクリート」に変えられます。

たとえば、「〇〇××な機器を乾燥したコンクリートの床に施設した」といった感じです。

コンクリートは、吸湿性があるために、絶縁性がないです。よって、「木製の床など」に、該当しません。

よって、「×」となります。

当該コンクリートが、「接地工事省略」の論点でよくよく出るので、「コンクリートはダメ!」という風に、憶えてしまいましょう。

最後に、漏電遮断器ですが、その数字の「単位」にも、注意してください。

mA」です。「15A」とかに変えられるので、「ひっかけ」に注意してください。

「兄ちゃん」の解説

兄ちゃん」の解説に入ります。

「兄ちゃん」の「にい」は、「“二”重絶縁構造の機器」の「二」に当たります。

正直、記述がそのまま出るくらいでしょう。問題の作りようがないです。

突っ込んだ出題は、まあまず「ない」ので、ざっくり押えておけばいいです。

「0.1秒でお漏らし」の解説

0.1秒でお漏らし」を見ていきましょう。

ここは、漏電遮断器の規定「漏電遮断器(感度電流15mA以下、動作時間0.1秒以内)」です。

「0.1秒」が漏電遮断器の動作時間で、「お漏らし」の「漏」が「“漏”電遮断器」に該当します。

なお、漏電遮断器には「15mA」という感度電流が定められていますが、当該数字は、先述した「乾燥イチゴ」の語呂で賄ってください。

0.1秒でお漏らし 過去問対策

過去問のポイントは、まずもって、漏電遮断器の「数字」です。

本試験では、「数字」をいじった選択肢がしばしば登場します。

たとえば、「漏電遮断器(感度電流“30”mA以下、動作時間0.1秒以内)を施設」とか「漏電遮断器(感度電流15mA以下、動作時間“0.5”秒以内)を施設」とかです。

キッチリと、「イチゴ(15mA)と、0.1秒でお漏らし」で、暗記しましょう。

あと、忘れてはいけないのが、「水気のある場所以外に設置した」のところです。

水気のある場所“以外”の設置です。

当然ですが、“水気のある場所”に設置した機器は、感度電流15mA以下、動作時間0.1秒以内の漏電遮断器を施設しても、接地工事を省略できません。

意外に盲点になるので、ガチで押えておきましょう。

「切ない」の解説

最後の「切ない」の解説です。「切ない」の「せつ」は、当該語呂合わせが、「接地工事の省略(“せっ”ちこうじ)」であることを識別するための符号です。

ときどき、「語呂合わせ」だけ頭に入っていて、それが何の語呂だったか、忘れているときがあります。そのための保険です。

「キンカン4個、イチゴは8個」の解説

ようやく最後の語呂です。

キンカン4個、イチゴは8個」ですが、「金属管工事の接地工事省略」の語呂です。

再度、規定を挙げると…、

・金属製の電線管や線ぴは、乾燥した場所で、管の長さが4m以下。

・金属製の電線管や線ぴは、対地電圧が150V以下で、管の長さが8m以下のものを、乾燥した場所または簡易接触防護措置を施す場合。

…となっています。

まず、「キンカン4個」の語呂ですが…、

・キン…“金”属製の電線管や線ぴ

・カン…“乾”燥した場所

・4本…“4”m以下。

…となっています。

次に、「イチゴは8個」ですが、

・イチゴ…対地電圧が“15”0V以下

・8個…管の長さが“8”m以下

…となっています。

語呂のテンポがいいので、すぐ頭に入ると思います。

金属管工事 過去問対策

当該論点は、本試験では、「数字」を問うことがほとんどです。

例題を挙げると…、

「乾燥した場所に、長さ“4mの金属管”を、接地工事をせずに施設した」とか…、

「乾燥した場所に、“対地電圧150V”の機器に接続する、長さ“8mの金属線ぴ”を、接地工事をせずに施設した」とかです。

両方とも、「〇」です。

試験対策ですが、4m以内の方は、対地電圧の規定がないです。

よって、対地電圧が200Vの機器だろうが三相電源だろうが、乾燥した場所で、金属管等の長さが「4m以内」なら、接地工事を省略できる、と相なります。

逆を言えば、管の長さが「4m」を超えるときは、対地電圧「150V」の表記に気を付けなくてはいけません。

管の長さが「4m」を超えても、対地電圧「150V」以内なら、「8m」までの管ならOKです。

管の長さが「4m」を超え、対地電圧も「150V」超なら、接地工事が省略できません。

このあたり、ややこしいので、過去問の表記に慣れておきましょう。

参考:R3 上期午後筆記 第22問 D種接地工事の省略

参考リンク

以上が、「接地工事省略の語呂合わせ」です。

上記以外の勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。