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指定可燃物の横断まとめ-消防設備士:乙6の勉強

乙6で指定可燃物が出題されるのは、「消火器の設置義務」と「大型消火器の設置義務」の2点くらいしかありません。

ですから、きちんと整理して憶えれば、それだけで点数になります。

キーワードは「5」です。

指定可燃物は、まず数字の「5」を憶えます。

以下、そのからくりです。

消火器の設置義務

消火器が関わる指定可燃物の規定は以下の通りです。

『指定可燃物の数量を、政令で規定された数量の「0倍」で割った値以上の能力単位の消火器具を設ける』ってな次第です。

試験でよく問われるのは、「50(倍)」のところです。

先述したキー数字の「5」がらみの「“5”0倍」と憶える、という次第です。

大型消火器の設置義務

大型消火器にかかる指定可燃物の規定は以下の通りです。

『防火対象物またはその部分で、指定可燃物を政例で定める数量の「00倍以上」貯蔵し、または取り扱うものには、大型消火器を設置する』という塩梅です。

試験でよく問われるのは、「500(倍)」のところです。

…もうおわかりですね。

「5」がらみの「“5”00倍」ってな次第です。

まとめ

指定可燃物のキーが数字の「5」である理由は、出題ポイントそれぞれに、「50」と「500」と、「5」が入っているからです。

とりあえず、指定可燃物の論点を勉強する際は、「5」を頭に入れておいて、それから、細かい論点を押えていくといいでしょう。

以上、シンプルながらも、かっつりと指定可燃物の論点が押さえられる勉強方法でした。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

「生産されていない」は出題されないわけではない-消防設備士:乙6の勉強

消防設備士の乙6のテキストでは、多くの消火器が紹介されています。

で、「現在ではほとんど生産されていません」との文言に接するかと存じます。

確かに、現在では、「粉末式消火器(ABC消火器)」しか生産されていません。

しかし、試験勉強上、絶対に勘違いしてはいけない注意点があります。

それは、「生産されていない」からといって、試験には出ないわけではない、ということです。

まず、生産されていないとはいえ、未だに流通しているので、試験の対象となります。

そして、法令なり省令なりで、「規格」が定められている以上は、「試験対象」であり続ける、という次第です。

当該生産されていない消火器が、ほとんど姿を消しても、法令なり省令が『廃止』されない限り、本試験にて問われる可能性はある、という寸法です。

なぜなら、生産されなくて姿を消したにせよ、『再生産される可能性』があるからです。

先述したように、法令等が『廃止』されたなら、「試験に出ないもの」として取り扱っても構いません。

しかし、法令等が残っていて、依然として監督官庁の規制対象となっているなら、「試験に出る」ものとして、一通り、勉強しておく必要はあります。

わたしもそうだったのですが、「現在ではほとんど生産されていません」の記述に接すると、(なあんだ、もう作られてないなら、ざっくり見るだけでいいな)と考えがちです。

しかし、それは、全くの考え誤りであるので、修正してください。

作られていなくても、試験には出ます。

“もう作られていない消火器”でも、油断せず、規格や構造等を押さえるようにしてください。

まあこれは憶測ですが、出題者側は、素人なら「生産されていない消火器」は知る必要はないが、消火器のプロである消防設備士なら、生産されていない消火器でも、一通り知っておくべきだ、と考えているように見受けられます。

なお、わたしの受けた本試験では、「泡消火器」の出題が多かったので、消火器の規格等は、「生産動向」に関係なく、出題されているようです。

以上、消防設備士の乙6試験勉強の注意点でした。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

大型消火器の薬剤充填量のくだらない憶え方-消防設備士:乙6の勉強

大型消火器には、以下のように薬剤を充填しておかねばなりません。

・機械泡消火器・・・20リットル以上

・粉末消火器・・・20kg以上

・ハロゲン化物消火器・・・30kg以上

・二酸化炭素消火器・・・50kg以上

・強化液消火器・・・60リットル以上

・水消火器と化学泡消火器・・・80リットル以上

全部ではないですが、いくつかは簡単に頭に入る語呂があるので、参考にしてみてください。くだらないので真剣に読まないでください。

粉末消火器の20kg以上

粉末消火器の憶え方ですが、まず、「ひらがな」で考えます。

「ふんまつしょうかき」です。

・・・もうお分かりですね。

「ふんましょうかき」の「つ」と…、

「20kg以上」の「2」の「2=ツー=two」と掛け合わせる、という塩梅です。

ふんま“つ”で、「20キロ以上」ってな風に、頭に入れます。

くだらないですね…。

強化液消火器の60リットル以上

強化液消火器の憶え方ですが、これまた、「ひらがな」にします。

「きょうかえきしょうかき」です。

今回、注目するのは、「きょうかえき」のところです。

…もうお分かりですね。

「きょうかえき」は、「き・ょ・う・か・え・き」で『6文字』です。

『6文字』の「6」と、「60リットル以上」の「6」とを、掛け合わせるといった塩梅です。

…なんだか空しいですね。

二酸化炭素消火器の50kg以上

二酸化炭素消火器の憶え方ですが、「ニコニコ」的な語呂で憶えます。

…もうお分かりですね。

「ニコ」とは、「2」と「5」です。(「5」の「ご」から濁音を取りました。)

「2」とは、ご存知「二酸化炭素消火器」の「二」で…、

「5」とは、薬剤量の「50kg以上」の「5」に対応します。

「大型の二酸化炭素消火器があれば、これで安全、ニコニコ」などのフレーズで頭に入れてください。

なお、大型の二酸化炭素消火器は、当該薬剤量の数字が、実技でよく問われるので、確実に頭に入れてください。

特に、単位に注意で、「キログラム」です。「リットル」ではないので注意が必要です。

ハロゲン化物消火器の30kg以上

ハロゲン化物消火器は、どきっとする語呂で憶えます。

その語呂とは、『会社が破産』です。

使うところは、『破産』の語句です。

…もうお分かりですね。

『破産→はさん』で…、

「は」は、「ハロゲン化物消火器」の「ハ」と…、

「さん」は、「30kg以上」の「3」と、掛け合わせるといった塩梅です。

わたしのケースですが、身につまされる経験があったので、「(会社が)破産」で10秒で憶えられました。静かなんですよね、意外に。運命を受け入れた感じで。

残りの大型消火器

さて、残るは、「機械泡消火器」と「水消火器と化学泡消火器」が残っています。

「水消火器と化学泡消火器」は、定番テキストの語呂を参考にしてみてください。「水泡に化けるでやんす」は、語呂として最上です。

参考:わかりやすい! 第6類消防設備士試験

「機械泡消火器」は、いいのが思いつかなかったので、各自で考えるか、機械的に数字を暗記してください。

なお、引っかけ問題として、単位をいじってくる可能性があります。

たとえば、「大型の粉末消火器には、20リットル以上の薬剤を充填しなくてはならない」などの選択肢が考えられます。

規格は「20kg以上」であり、「リットル」ではなくて、「キログラム」で充填しなくてはいけません。

他の消火器も同様です。「リットル」と「キログラム」を混同しないで、きっちり憶えてください。

水系は「リットル」で、その他が「キログラム」でざっくり憶えるといいでしょう。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。