2016年(平成28年度)の第2種電気工事士の技能試験の候補問題の、個々の「固有部分」を述べていきます。
時間がなくても、「ここ」さえやっておけば、何とかなるので、参考にしてみてください。
このページでは、NO.5からNO.8までの4候補問題の固有部分です。
NO.5の固有部分は、「三相3線式200V」の作業です。
言ってしまえば、手間的には、No.4の固有部分と同じです。
電源部分の漏電遮断器と配線用遮断器は、「ねじが5つある端子台」で代用されるので、端子台の作業に『慣れ』ておけば大丈夫です。
なお、接続箇所は、問題文で必ず指定されるので、絶対に間違えないようにしてください。
端子台の作業は、見た目は「シンプル」ですが、接続する場所と器具を1つでも間違えると『重大欠陥で即落ち』なので、実は“ヤバイ”ところです。
指差し確認をしながら、慎重に作業してください。
こんな次第で、時間がないときは、NO.5は「端子台」に絞って、練習しておけばいいでしょう。
NO.6の固有部分は「メタルラス」のところです。
絶対に何度も練習です。
メタルラスの作業はそう難しくはないです。
しかし、油断は禁物です。
メタルラスは「重大欠陥」ポイントだからです。
カンタンな故に軽視してしまい、存在自体を忘れるという、ケアレスミスを犯しかねません。
(あーできるできる)などと油断していると、本試験で「ド忘れ」して即落ちします。
落ちる人がいるから、出題者は「出す」ということを忘れてはいけません。
なお、メタルラスの練習でバインド線が足りなくなったら、追加購入できます。
参考:電気工事士 バインド線
こんな次第で、時間がないときは、NO.6は「メタルラス」に絞って、練習しておけばいいでしょう。
NO.7の固有部分は2つあって、「3路スイッチ」と「アウトレットボックス」のところです。
No.7は、本年度の候補問題のうちで、格段に「難」で、受験生にとっては「鬼門」です。
NO.11と並んで、双璧の難解さです。
当該候補問題は、通しの練習を、何度も練習しておきましょう。
固有部分のうち、「3路スイッチ」は、「丸暗記」で作業を憶えてしまいます。
本問では、難敵「アウトレットボックス」が後ろに控えているので、「考えて作業」していてはだめです。
工程や作業は丸暗記して、何度も組む練習をして、身体に「三路スイッチ」の作業を、叩き込みます。
次に「アウトレットボックス」です。
「アウトレットボックス」の作業は、ゴムブッシングの取付など、細々した作業があるので手間を食います。
慣れていないと、かなり時間を食って、本試験では、見直し時間や修正時間が足りなくなってしまいます。
アウトレットボックス固有の作業に、まずは、慣れましょう。
んで、次の課題は、「結線」です。
ケーブル同士を、正確に結線しないと、本試験は「誤接続」で即落ちします。
当該結線も、何回も練習していないと、素早くかつ正確に作業できません。
練習時は、「使い終わったケーブル」を、5本用意して、「このケーブルはランプの、このケーブルは施工省略の…」といった感じに見立てて、結線の練習をしてください。
こんな次第で、時間がないときは、NO.7は「3路スイッチ」と「アウトレットボックス」に絞って、練習しておけばいいでしょう。
NO.8の固有部分は「端子台」と「アウトレットボックス」のところです。
当該候補問題の「端子台」は、「ねじが6つある端子台」になります。
他の候補問題でも「端子台」は登場しますが、要領が1つ変わるだけで、作業は結構手間取ります。
「ねじ6つバージョン」の端子台も、スラスラ作業できるよう、練習です。
なお、6つの端子台は、「結線」が「難」です。
他の候補問題と比べて、ケーブルの数が多いため、練習不足だと、即混乱します。
「使い終わったケーブル」を、数本用意して、「このケーブルはランプの、このケーブルは引っ掛けシーリングの…」といった感じに見立てて、結線の練習をしてください。
また、指差し確認をする、結線の準備を練習時に決めておくなど、自分なりの手順と要領を整えておけば、万全です。
次に、「アウトレットボックス」です。
NO.7でも述べたように、「アウトレットボックス」の作業は、ゴムブッシングの取付など、細々した作業があるので手間を食います。
慣れていないと、かなり時間を食って、本試験では、見直し時間や修正時間が足りなくなってしまいます。
アウトレットボックス固有の作業に、まずは、慣れましょう。
んで、次の課題は、「結線」です。
ケーブル同士を、正確に結線しないと、本試験は「誤接続」で即落ちします。
当該結線も、何回も練習していないと、素早くかつ正確に作業できません。
端子台の練習と同じように、「使い終わったケーブル」を、何本か用意して、「このケーブルはランプの、このケーブルは施工省略の…」といった感じに見立てて、結線の練習をしてください。
「アウトレットボックス」を通すと、ゴムブッシングが取れたりと、「予想外のトラブル」が生じるので、そのカバーも併せて、練習です。
こんな次第で、時間がないときは、NO.8は「端子台」と「アウトレットボックス」に絞って、練習しておけばいいでしょう。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 2電工技能, 2016技能 | 2016年11月6日 10:06 PM |
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2016年(平成28年度)の第2種電気工事士の技能試験の候補問題の、個々の「固有部分」を述べていきます。
時間がなくても、「ここ」さえやっておけば、何とかなるので、参考にしてみてください。
このページでは、NO.1からNO.4までの4候補問題の固有部分です。
NO.1の固有部分は「3個のスイッチ」のところです。
最大のポイントは、「わたり線」の作業です。
ここが「難」なので、「わたり線」の採寸とつなぎ方の要領を、しっかり練習しておきます。
あと、何気に、取付枠の上下と裏表を間違えるので注意です。
時間がないときは、NO.1は「3個スイッチ」絞って、練習しておけばいいでしょう。
NO.2の固有部分は、「常時点灯」のパイロットランプ部分です。
ぶっちゃけ、『組み方を暗記』です。
本試験では、考える時間がほとんどないです。
もっというと、本試験とは、考える時間があるくらいなら、見直しに時間を割けるべきなほど“シビアな試験”です。
時間がないときは、NO.2は「常時点灯のパイロットランプ」だけ、練習しておけばいいでしょう。
NO.3の固有部分は、タイムスイッチの「端子台」です。
ぶっちゃけ、『端子台の作業だけ練習』です。
タイムスイッチには小難しい説明書きがありますが、作業そのものはカンタンです。
ただ、ケーブルや電線の切り方と接続如何によっては、「重大欠陥」が取られるので、正確に作業できるように練習しておきます。
慣れたら「カンタン」なので、NO.3はラッキー問題です。
時間がないときは、NO.3は、「端子台」に絞って、練習しておけばいいでしょう。
NO.4の固有部分は、「三相3線式200V」の作業です。
難しい漢字が並んでいるので、やばそうに見えますが、難しいところは「ねじが5つある端子台」で代用されるので、結構カンタンです。
とはいえ、当該候補問題では、電源線といっしょに組むので、そこそこ手間を食います。
ですから、端子台の作業に『慣れ』ておくべく、練習です。
なお、本試験では、必ず接続指定があるので、注意です。結線の相手を間違うと、『重大欠陥』で落ちます。作業はカンタンでも、ゆめ油断してはいけません。
こんな次第で、時間がないときは、NO.4は、「端子台」に絞って、練習しておけばいいでしょう。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 2電工技能, 2016技能 | 2016年11月6日 10:05 PM |
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乙4を受けるのであれば、「消防法での、危険物の定義」を、絶対に憶えてください。
「消防法の危険物とは、常温(20度)・常圧(1気圧)で、液体または固体」です。
とにもかくにも、この文言は出ます。乙4のみならず、他の1~6類、甲種でも問われる超絶・頻出案件です。
特に、数字の部分を必ず記憶してください。これで「1点」取れます。
当該「消防法の危険物とは、常温(20度)・常圧(1気圧)で、液体または固体」が頻出なのは、普通に使われている『一般的な危険物』と、一線を画すためです。
想定されるケースとしては、「危険物取扱者」の免状で、高圧ガスや火薬等々の、消防法の対象ではない「危険なもの」を取り扱ったり運んだりさせないための、予防策であることが考えられます。
言うなれば、あれー「危険物」取扱者ってあったんでー、オレ的にはー、火薬とかのー、あるじゃないですかー、そういうー危険なものもー、取り扱えるかなーって思ってましたー的な言い訳を、絶対に許さない、という次第です。
当該危険物の定義を、試験で問うことで、有資格者を『知らないとは言わせない』状況に置き、先のような言い訳を封じて即処分できるようにしている、ってな寸法です。
以下は、試験対策の雑文です。
「消防法の危険物とは、常温(20度)・常圧(1気圧)で、液体または固体」の部分は、一字一句、憶えておきます。
というのも、形を変えて、本当によく問われるからです。
「常温」は「20度」です。
常温(0℃)などと、数字が変わって問題に出ます。また、「常温」が「絶対零度」になっていることもあります。
「常圧」は「1気圧」です。ここも狙われるので注意です。
また、「常圧」が「高圧」となっていることもあり、たとえば、「危険物とは、“高圧”で液体および固体のものをいう」などと出される塩梅で、本当に油断ができません。
本試験でよくあるのは…、
「危険物に該当するものとして、1気圧において、気温20度で気体状のものがある。」
…などと出題されています。
本当、「液体または固体」のところが問われます。
つまり、「消防法の危険物とは、気体ではない。消防法の危険物に気体は存在しない。」という次第です。
本当に、何回も何度も、本試験では、「危険物とは、常温・常圧で気体のものをいう」という問題が出ています。もちろん、「間違い」です。
出題者の、「高圧ガス(常温で気体)と一緒にさせない」意図を、非常に強く感じます。
おそらく過去、危険物取扱者の免状で高圧ガス(プロパンガスや水素ガス、天然ガス)を取り扱った人がいて、大きな事故でもあったのでしょう。
高圧ガスは、「高圧ガス保安法」で規制されており、それ相応の資格が必要となります。(たとえば、第3種冷凍機械責任者など-冷3の独学)
こんな次第で、危険物取扱者試験に出る「危険物」は、「固体または液体」であることを、頭に刻んでおきましょう。ほぼ毎回、間違いなく試験で問われます。
上記論点は、こんな風にも出されます。
「危険物には、放射性物質も含む」
「危険物とは、石油類、アルコール類、火薬類、高圧ガス類に分類される」
「危険物とは、引火性の気体である」
…といった風に、姿と形を変えて、問いに問われています。
すべて「×」です。
きっちり憶えこんで、1点を確保しましょう。
「危険物」という言葉は、何気に耳目にするものです。
バスや大八車、電車・汽車、汽船や連絡船のアナウンスで、たとえば、「社内で危険物を見かけた方は乗務員か駅員にご一報ください」と、言われたり記されているのを、よく見たり聞いたりするはずです。
しかし、それら「一般の危険物」は、非常に広対象です。
ガソリンや灯油といった可燃物はもとより、銃器、火薬、高圧ガス、劇薬・毒薬、課金スマホゲーム、扇情的な映像物、配偶者等々、危険と思われるものはすべてがその対象となっています。
で、危険物取扱者の「危険物」ですが、試験において、明白に「消防法別表に定める」とあり、上記の一般的な危険物は違うことを、殊更に強調しています。
先の述べたように、「危険物」取扱者の危険物は『消防法での危険物』だから、これ以外の「危険なもの」は、当該免状では、絶対に取り扱っちゃいかんよ、といった次第で、このような「法趣旨」の徹底という目的から、当該論点が試験で頻出になる寸法です。
しっかり憶えて、貴重な「1点」を確保しましょう。
まあ、試験対策としては、「消防法の危険物とは、常温(20度)・常圧(1気圧)で、液体または固体」を、きっちり憶えておくだけです。
『心の軍師』に、『常温常圧で液体または固体だけ。』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐法令, 危険物取扱者 | 2016年10月31日 11:50 AM |
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