独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

登録販売者の「人体の働きと医薬品(人体)」の白血球の憶え方とまとめ

「人体」の問題でよく目にするのが、「白血球」の種類とその形態・機能です。

意外に簡単に憶えられるので、参考にしてみてください。

なお、白血球とは、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞です。

上記定義文もよく出るので、テキストをしっかり読んでおきましょう。

好中球

好中球は、最も数が多いです。

白血球のうち、「約60%」を占めています。

試験に出るのは、先のパーセンテージの「60%」です。

くだらない憶え方ですが…、

好中球→こうちゅうきゅう→「こう」を無視→ちゅうきゅう→ち・ゅ・う・き・ゅ・う→6文字→60%の「6」

…ってな、強引な憶え方です。

こんな風にして、「中球‐ちゅうきゅう」の6文字から「6」の数字を憶えれば、「60%」と思い出せるように思います。

本試験にて、たとえば、「好中球は、白血球のうち約5%と最も少ないが、最も大きい」などと出題されても、「中球」の「ちゅうきゅう」の「6文字の60%」で、「×」と判別できると思います。

なお、好中球ですが、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する機能があります。

そして、好中球は、最も数が多いです。

こういう、基礎事項も、当然、押えておいてください。

リンパ球

リンパ球は、白血球の「約1/3」を占めています。

試験に出るのは、先の「1/3」の数字です。

くだらない憶え方ですが…、

リンパ球→球を無視→リンパ→リ・ン・パ→3文字→「1/3」の「3」

…ってな次第です。

頭痛がしている人もおられるでしょうが、「リンパ」の3文字で、「3」という数字を憶えてみてください。頭に残ります。

なお、当該リンパ球ですが、「リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識したり(T細胞リンパ球といいます。)、それらに対する抗体(免疫グロブリン)を産生します。(B細胞リンパ球といいます。)」のところもよく出ます。

T細胞リンパ球とB細胞リンパ球のくだらない憶え方は、以下です。

T細胞リンパ球は、異物等を「認識」するわけですから、「たいへん、たいへん(“T”aihen、“T”aihen)、ウイルスや雑菌が入ってきたよ!」の「T」と憶えます。

次に、B細胞リンパ球ですが、これは、抗体の「免疫グロブリン」と絡めます。

「免疫グロ“ブ”リン」の「ブ」に注目し、「ブ→“B”u」とひっかけて、「免疫グロ“ブ”リンの「Bu」は、B細胞リンパ球の「B」くらいに憶えます。

頭痛がしているでしょうが、もう少しの辛抱です。

単球

最後の「単球」です。

単球は、白血球の「約5%」と少ないが最も大きく、強い食作用を持ちます。当該5%の憶え方ですが…、

単球→たんきゅう→た・ん・き・ゅ・う→5文字の「5」%

…といった塩梅です。

当該単球は、普通に文字を数えるだけなので、カンタンですね!

なお、単球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中では「マクロファージ(貪食細胞)」と呼ばれています。

この「単球=マクロファージ=貪食細胞」も実によく出るので、押えておきましょう。

たとえば、「リンパ球は、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれている」といった感じに、入れ替えられて出題されます。当然、「×」です。マクロファージ(貪食細胞)は、「単球」でした。

以上、「白血球」の覚え方でした。少しでも楽ができそうなら、幸甚です。

登録販売者の人体のビタミン(ビタミンK、ビタミンD、ビタミンA等)の憶え方とまとめ

「人体」でよく出るビタミンの覚え方を、順に見ていきます。

ビタミンKと大腸

大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK等の物質も産生しています。

最も試験に問われるキーワードは、「大腸‐ビタミンK‐血液凝固・カルシウム定着」です。

くだらない、子供だましの憶え方です。

「大腸」ですが、これを、「大きな腸」と読み替えます。んで、これをローマ字にして、「OO“K”INATYOU」と読み替えます。

…もうおわかりですね。

「大きな腸」をローマ字にすると、「大きな」の「き」のところが「“K”i」となっています。

ここを暗記ポイントにして、「大腸→おお“Ki”な腸→ビタミンk」と憶えるってな次第です。

最後に、効果の「血液凝固・カルシウム定着」のところも、「K」つながりで憶えてしまいます。

…もうおわかりですね。

血液凝固・・・Ketuekigyouko・・・“K”あり。

カルシウム定着・・・Karusiumu・・・“K”あり。

…ってな感じで、「K」で憶えていくといった感じです。まあ、カルシウムは「calcium」ですが、このあたりは柔軟にアレしてください。

ビタミンDと腎臓

腎臓は、食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDを、活性型ビタミンDに転換し、骨の形成や維持を行ないます。

試験に出るキーワードは、「腎臓‐ビタミンD」です。

くだらない憶え方です。

腎臓を、強引に、「ぢんぞう」と、こじつけて読み替えます。

これを、ローマ字にすると「“D”inzou」です。

…もうおわかりですね。

腎臓→じんぞう→ぢんぞう→“D”inzou

…ってな次第です。

腎臓は、“D”INZOUなので、ビタミンD!!ってな次第です。さっくり頭に入ると思います!

目とビタミンA

目の論点ですが、ビタミンAが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じます。

当該論点は、「医薬品」でよく出る論点です。

参考:ビタミンA

憶え方は、「あれ(“A”re)?見えない」くらいに、こじつければ、さくっと頭に入ると思います。

まあ、試験では、単にビタミンの知識を問うだけなので、「目・・・ビタミンA不足・・・夜盲症」くらいに覚えておけば大丈夫です。

肝臓と脂溶性・水溶性ビタミン

あまり出ないのですが、ときおり出るので、押えておきたいのが、肝臓で貯蔵されるビタミンです。

よく出るのは、脂溶性か水溶性かの違いです。

脂溶性ビタミンは、ビタミンA、ビタミンD等です。

水溶性ビタミンは、ビタミンB6、B12等です。

くだらない憶え方です。

脂溶性ビタミンの方は、「脂ぎったAD」くらいに憶えます。「AD」は、アシスタントディレクター (assistant director)とか、アートディレクター (art director)でイメージします。

(きったねえね、このAD)くらいに憶えるといいでしょう。

水溶性ビタミンは、ビタミンB6は「ピリドキシン」です。ビタミンB12は「コバラミン」ですから、「ピリとした水を飲んでも小腹が空く」くらいに頭に入れておけばいいでしょう。

ここは、あまり出ませんし、出ても、知識問題だけなので、こんな風に語呂なりフレーズにして、憶えこんでみてください。

まとめ

「人体」で一番よく出るビタミンは、「ビタミンK」と「ビタミンD」です。

ビタミンKは、「大きな腸の、大“ki”な腸」です。

ビタミンDは、「ぢんぞうの、“D”inzou」です。

この2つだけは、確実に憶えておきましょう。

毒薬・劇薬の「譲渡手続」の整理+濫用の氏名・年齢

毒薬・劇薬の「譲渡手続」を憶えるためのキーワードは、「3S」です。

条文では…、

『毒薬・劇薬を、一般の生活者に対して販売または譲渡する際は、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、「譲受人の氏名、住所および職業が記入され、署名または記名押印された文書の交付を受けねばならない。』

…となっています。

どこも重要なのですが、試験で特に狙われるのは、「譲受人の氏名、住所および職業」のところです。

マムシのような出題者は、ここを、「(略)譲受人の氏名、住所および年齢…」とか、「(略)譲受人の氏名、年齢、勤務先…」とか、「(略)氏名、住所および年齢、生年月日…といった感じに、いじってくるといった次第です。

そこで、先の憶え方である「3S」が登場です。

条文にあるのは「氏名、住所および職業」です。これらをアレしていくと…、

氏名…めい…Simei

住所…じゅうょ…zyuuSyo

職業…ょくぎょう…Syokugyou

…と相なります。

そう、「氏名、住所および職業」には、3つのSがあるといった次第で、「3S」と憶える、という塩梅です。

…「住所…じゅうしょ…zyuuSyo」のところは、少々強引ですが、まあ、何とか頭に入れてください。まあ、「じゅうしょ」から濁点を取ると、「しゅうしょ」なので、これで憶えるのも一手です。

ところで、残った「品名、数量、使用目的、譲渡年月日」は、1つ1つの意義を考えてみれば、わかるはずです。

品名→What

数量→How(どれほど、どれだけの意味で)

使用目的→Why

譲渡年月日→When

まあ、こんな風に、「5W1H」に置き換えてみれば、すんなり、頭に入るかと思います。

絶対注意

当該規定「ホニャララが記入され、署名または記名押印された文書の交付を受けねばならない」ですが、間違えないでください。

要は、売り手側は、毒薬や劇薬を買った人から、かの文書を受け取らないといけないのです。要は、書かせるといった寸法です。

本試験では、ひっかけ問題として、「ホニャララが記入され、署名または記名押印された文書を交付をしなければならない。」と、なぜか、売り手が買い手(譲受人)に文書を渡す、主客転倒の問題が出ています。

また、ひっかけとして、「(略)品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲渡人の氏名、住所および職業が記入され、署名または記名押印された文書の交付を受けねばならない」などという出題も考えられます。

「譲受人」が、「譲渡人」になっています。売り手の店側が売り手の店側に交付するという、トンチンカンなことになってしまいます。

こんな風に、いろいろなひっかけが想定されます。(アレレ)とならないよう、テキストは精読しておきましょう。

濫用は2N

毒薬・劇薬をやったついでに、似たような規定である、「濫用のおそれのある医薬品」のところも見ておきます。

「濫用のおそれのある医薬品」の単元では、以下の論点があります。

「濫用のおそれのある医薬品を購入しようとする者が、若年者である場合にあっては、当該者の氏名及び年齢を、確認しなくてはならない。」

若年者」とは、中学生や高校生などで、彼らが買おうとした場合は、「氏名及び年齢を確認する」という規定です。

さて、当該「氏名及び年齢」の憶え方に、「2N」が登場するってな次第です。

氏名→なまえ→Namae

年齢→ねんれい→Nenrei

…といったように、Nが2つで「2N」です。

試験では、「当該者の氏名及び年齢、職業を…」とか、「当該者の氏名及び住所」とか「当該者の氏名及び年齢、生年月日」とか、「当該者の氏名及び年齢、両親の職業」といった感じで出題されています。

ここも、しっかり憶えていないと点が取れないので、「2N」の「Namae(名前)」と「Nenrei(年齢)」で頭に入れてみてください。

ところで、「濫用のおそれのある医薬品」では、「確認」までです。

文書の交付や、署名・記名押印などは求められないので、注意してください。

試験では、先の毒物・劇物の制度を加工した…、

濫用のおそれのある医薬品を、一般の生活者に対して販売または譲渡する際は、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所および職業が記入され、署名または記名押印された文書の交付を受けねばならない」

…といった出題があります。

意外に引っかかるので、注意してください。わたしはやられました。

「濫用のおそれのある医薬品」も、法規ではド頻出なので、憶えておきましょう。

なお、「濫用のおそれのある医薬品」とは、「エフェドリン」「コデイン」「ジヒドロコデイン」「ブロムワレリル尿素」「プソイドエフェドリン」「メチルエフェドリン」が該当します。

名称もよく出るので、頭に刻み付けておきましょう。