独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

登録販売者の「人体の働きと医薬品(人体)」のケラチン・セラミドの憶え方

まず、前提の知識ですが、皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなっています。これも、実によく出ています。

んで、本ページのテーマである「ケラチン・セラミド」が出てくるのは、「表皮」のところです。

当該表皮は最も外側にある「角質層」と「生きた表皮細胞の層」に分けられます。

で、この「角質層」は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されていて、皮膚のバリア機能を担っています。

過去問の例題

試験に出るのは、ケラチン・セラミドの区別です。

本試験では、「角質層は、細胞膜が丈夫な繊維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている」的な出題があります。

きちんと憶えてないと、(アレレ)となるはずです。

ケラチンの憶え方

憶え方は以下です。

ケラチンは、「Kつながり」で憶えます。

要は、板状の「角質細胞」なわけで…、

「ケラチン・・・角質細胞」→「“K”eratin・・・“K”akusitu_saibou」

…とこんな感じに、両者には「K」があるところに注目して、「ケラチン・・・角質細胞」と憶える寸法です。

セラミドの憶え方

セラミドは、「Sつながり」です。

要は、細胞間の「脂質」なわけで…、

「セラミド・・・“脂質”」→「“S”eramido・・・“S”isitu」と憶える次第です。

まとめ

こんな風に、ケラチンは「Kつながり」で、セラミドは「Sつながり」で憶えておくと、混同しなくなります。

さて、先に挙げた過去問の「角質層は、細胞膜が丈夫な繊維性のセラミドでできた板状の“角質細胞”と、ケラチンを主成分とする細胞間“脂質”で構成されている」ですが、もうお分かりでしょうが、「×」ですね。

セラミドは「Sつながり」なので、「細胞間脂質」と対応します。んで、ケラチンは「Kつながり」なので、「角質細胞」と対応です。よって、「誤り」といった次第です。

ケラチン・セラミドは、あまり出ないのですが、選択肢の1つで目にします。こんな風に憶えておけば、憂いなしです。

なお、皮膚に物理的な刺激が繰り返されると、「角質層」が肥厚して、たこやうおのめができます。外皮用薬の「イオウ」で出ます。

当該イオウは、ケラチンを変質させることにより、角質を軟化させます。

「人体」の血液の循環量15%、酸素の消費量20%、ブドウ糖の消費量約25%の憶え方‐登録販売者

「人体」の「脳」のところでは、数字問題が出ます。

出るのは、『血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%』のところです。

これは、そこそこ簡単に憶えられます。

まず、「酸素の消費量は全身の約20%」から見てきましょう。

酸素の20%

くだらない憶え方です。

酸素の化学式は、「O2」です。

…もうお分かりですね。

「O2」の「2」と、「20%」の「2」を絡めて憶えるってな寸法です。

ブドウ糖の25%

次に、「ブドウ糖の消費量は全身の約25%」ですが、これは、こじつけです。

ブドウ糖は、ご存じのように、「甘いもの」です。結晶ブドウ糖を、ドラッグストアで買ってきて、舐めてみてください。

アマゾン参考‐結晶ブドウ糖

一般的に、甘いものを目にしたり食べたりすると、“ニコニコ”します。

…もうおわかりですね。

ニコニコ→2525→25」ってな塩梅です。

「2525」は、「2」の「に」と、「5」の「ご」から濁点を抜いたものです。

くだらないですが、こんな風に、「甘いブドウ糖を食べると、ニコニコで、25%」くらいに、こじつけて憶えるといいでしょう。

いい大人が何やってんだ!ですが、続けます。

血液の循環量の15%

最後に「血液の循環量は心拍出量の約15%」です。

「血」といえば、「献血」です。

・・・もうおわかりですね。

献血、いこー」と憶えます。

「いこー」の「い」は、「1」の「いち」です。

「いこー」の「こーは、「5」の「ご」から濁点を取ったものです。

くだらない憶え方ですが、「献血、いこー」と何回か唱えれば、頭に入ると思います。

まとめ

以上、『血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%』の憶え方でした。

出題率は高いので、「酸素はO2の20%」「甘いものでニコニコで、ブドウ糖は25%」「献血いこーで、血液循環量は15%」ってな感じで、押えて見てください。

結構、重宝するかと思います。

高齢者と新生児・乳児・幼児・小児の年齢の憶え方‐登録販売者

今では、選択肢の1つくらいにしか出ませんが、以前は、1問丸ごとで出たことのある、『年齢区分』です。

過去問等では、何気に目にするので、「高齢者」と「新生児・乳児・幼児・小児」の各数字をキッチリ憶えてしまってください。

高齢者

「高齢者」は、「65歳以上」の者をいいます。

くだらない憶え方ですが、「老後の65」と憶えます。

いうまでもなく、「6」は「ろく」で、「老後のろ」に当たります。

「5」はそのままで、「老後のご」に該当します。

こんな次第で、「65」を「老後」として覚えるってな塩梅です。

新生児・乳児・幼児・小児

新生児・乳児・幼児・小児の年齢区分ですが、

新生児は、生後4週未満で…、

乳児は、生後4週以上、1歳未満で…、

幼児は、1歳以上、7歳未満で…、

小児は、7歳以上、15歳未満となっています。

結論から言うと、「新生児」は「新生児を申請する」で憶え、「乳児・幼児・小児」は「1年生になったら行こう」で憶える、ってな次第です。

新生児

「新生児」は、先に見たように、「生後4週未満」です。

当該「4」という数字ですが、語呂の「新生児を申請する」で憶えます。

「新生児」は、そのまんまの「新生児」です。

「申請」ですが、ひらがなにすると「し・ん・せ・い」と「4文字」となります。

「し・ん・せ・い」の「4文字」で、「“4”週未満」と憶えるってな次第です。

くだらない語呂ですが、意外に語感がいいので、すぐ頭に残るかと思います。

なお、大丈夫と思いますが、「4“週”未満」と「週」なので、注意してください。

「ひっかけ」で、「4“”未満」と出そうな感じがプンプンします。

乳児・幼児・小児

それぞれ、「1」「7」「15」の数字を憶えないといけないわけですが、くだらない憶え方は、以下のとおりです。

“1”年生に、“な”ったら、“行こ”う

“1”のところは、説明は無用でしょう。そのまま、乳児の「生後4週以上、“1”歳未満」の「1」です。

“な”も、おわかりでしょう。「7」は「ななつ」と読めるので、幼児の「1歳以上、“7”歳未満」に当たります。

“行こ”ですが、これは「いこ」で、「い」は「1」の「いち」で、「こ」は「5」の「ご」から濁点を取ったもので、合わせて「い・こ=1・5」となり、小児の「7歳以上、“15”歳未満」に該当します。

こんな次第で、「1年生に、なったら、行こう」で、乳児・幼児・小児の年齢区分を覚える寸法です。

補足1‐未満と以上に注意

試験にはまず出ないでしょうが、国語の問題として、出る可能性はあります。

未満と以上の使い分けには、少しばかり注意が必要です。

「高齢者」は、「65歳以上」の者です。「以上」なので、「65歳」の人は高齢者です。

乳児は、「生後4週以上、1歳未満」です。

「未満」なので、1歳児は乳児ではありません。

幼児は、「1歳以上、7歳未満」です。

「未満」なので、7歳児は幼児ではありません。よって、「1~6歳児」が幼児です。

小児は、「7歳以上、15歳未満」となっています。

「未満」なので、15歳児は小児ではありません。よって、「7~14歳児」が小児です。

たとえば、「7歳児は、幼児である」などという出題が予想されるので、未満と以上の使い分けでアレレとなった人は、正確に押えておきましょう。(なお、7歳児は、「小児」です。)

参考:「以下」「以上」「未満」「超える」

補足2‐改正について

令和4年の改正で、手引きには、以下の…、

『ただし、一般的に15歳未満を小児とすることもあり、』

具体的な年齢が明らかな場合は、医薬品の使用上の注意においては、「3歳未満の小児」等と表現される場合がある

…文言が加筆されました。

個人的な意見ですが、上記但し書きは、「適正使用」との整合性を取りたかったのだと思っています。

使用しない 小児」のように、「適正使用」では、「15歳未満の小児」と表記されています。

「基本知識」では、「小児」は「7歳以上、15歳未満」なので、「7歳以上」がいるんじゃ?的な混乱があったのです。

上記但し書きは、「基本知識」の幼児等の定義は、完全無欠のガチなものではない、すべてに当てはまる定義ではない、ということを言いたいのだと思われます。

試験的には、先の文言に、突っ込んだ出題はないと思います。記述の丸ごとが出るくらいが関の山かと思います。

よって、記述そのものを、ざっくり押えておけばいいかと思います。

ちなみに、「3歳未満の小児」が登場するのは、ヒマシ油類の「3歳未満の小児は、使用しない」です。