独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お勉強を長続き

お勉強が長続きしない人もおられるかと存じます。

基本的に、お勉強は長丁場・長期間に到るものでございます。

ですから、(がんばろう!)(やろう!)といった気合1つでしのげるものではないのでございます。

1時間や2時間のお勉強ならば、功を奏しますが、今後の数ヶ月を乗り越えるには、役には立たないことでしょう。

気合など毎日入れていたら、すぐに効かなくなるものでございます。

さて、では、どうすればよいか、という次第でございます。

長続きしない理由として、やることが決まっていないということが、挙げられるように存じます。

何をしたらいいか、ぼんやりとしているからこそ、続かないのでございます。

人は、想像もしないことはできません。

逆を言いますれば、わたしたちができるのは、想像できる事のみ、でございます。

まずは、あーしてこーしてという、「自分なり」の手順を作るべきかと存じます。

とはいいましても、そう簡単に自分なりの手順など作れません。

ですから、まず、最初にやるべきことを明確にしておくように、ご助言させていただきます。

これだけでも、以降のお勉強は、違ってくるように存じます。

たとえば、まず、暗記事項のチェックから始める、とか、テキストを準備運動代わりに軽く読む、とかでございます。

また、過去問数問を解いてみる、問題州に挟んだポストイット問題をやってみる、とかでも、よろしいように存じます。

ある程度、定型的なお勉強メニュウを『設定』しておくだけでも、お勉強の着手率は変わります。

なぜなら、頭ではイヤイヤで気が乗らなくても、身体のほうが動いてくれるからでございます。

身体が動くと、頭もイヤイヤながら付いてくるものでございます。

自縄自縛、なんて申します。

よい意味の四字熟語ではありませんが、この言を逆手に取るわけでございます。

やること何も決まっていないと、身体は動きません。

逆に、何かしら決まっていると、身体は動くもの。

自分で手順を作って、それで自分を縛るといった塩梅でございます。 

フェレンギ人のバイブル69〜70

『69. もし政府のためになろうがなるまいが、船を持つことは出来る。』

この文章なら、政府というのは、「規制」と読み替えてもよい。

商売の精神は、規制がある・なし云々のものではない。

また、規制を司る公権力のために商売をするわけじゃない。

商売は、やる側の意思1つ、自由意志1つであると、フェレンギ人は高らかに謳うのだ。

規制頼みの商売もよくはあるが、その規制がいつなくなるか、いつ緩和されるかが大きな問題となる。

規制は往々にして、競争力を奪う。規制がはずれた途端、あっというまに落ちていく企業や業界は後を立たない。

商売とは、政府保証の船に乗るわけじゃない。

商売人は、自分の名前の付く「船」に乗り込んでいることを、改めて知っておくべきであろう。

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『70. まず金を受け取れ。そのあとで買い手に商品の心配をさせればいい。』

買う前に、よくよく、よくよく検討すること。

わたしたちにできることは、これぐらいである。

よく調べる、実物に触れる、『識者』に聞く。

失敗しない買い物のためだが、返金には結構な手間がかかる。

100%に近い不良品でない限り、たとえば、輸送や保存が杜撰で腐っていたとか、最初から壊れていた、動かないなどの症状がない限り、売り手側は返金を受け付けない。

返金にすぐに応じるケースは、「まれ」であることを、わたしたちが知っておくべきである。

それか、金額が些少である場合だけだ。

返金が早々に行なわれない理由の1つに、不良客の存在がある。

わたしたちは潔白だし真っ白だが、世の中には意図的に不良品をつかませて金銭をせしめる輩もいる。

店からすれば、そんな手口1件に付き同商品を数十個は売らないと利を出せず、誠に無駄である。

だから、相応に返金には高い敷居を設けている。

数千円の買い物なら、即受け付けるだろうが、万を超えるあたりから、決裁権者は上級管理職に移行すると思われる。

受付の人は、上司を呼びに行くだろう。チェックは入れられるだろう。

そして、返金が遅れがちな理由のもう1つは、不良従業員の存在で、返金制度の組織内での悪用が考えられる。

大口ならばれるし、また、頻繁にやればバレるだろうけれども、小口で目立たぬ偽の返金をやられると、手の出しようがない。

通例月当たり10件の返金事例があるとして、当月は4件しかなかった。なら、残り6件は偽装しても『わかりにくい』というわけである。

返金というのは、実にデリケートで、実に複雑な利害と組織管理とが絡んでくる。

こちらとしては、そういうものに関わらないようにするのが1番賢い。

1番嫌な目に遭うのは、こちら側である。

物を買うときは、特に高い買い物になるほど、わたしたちは注意しなくてはいけない。

申込者数・受験者数の増減

お勉強に疲れたら、願書を手にし、そこにあるデータで遊ぶのが1番でございます。

まず見るべきは、申込者数と受験者数の増減でございます。

どのくらい減ったり増えたりしているかは、試験の難易度を考えるよきデータでございます。

人数が増えていると、試験問題は難問化いたしますので、合格は相対的に厳しくなります。

なぜ難問化するかというと、受験生を選別しなくてはならないからでございます。

合格者は一定の数しか出すことができません。

だから、試験問題を意地悪くひねって、受験生が落ちやすくする工夫をするわけでございます。

もし、受験者数が増加傾向にあって、かつ、試験問題に変な問題が多数出題されているようでしたら、気を抜いてはならない試験状況でございます。

まだまだやばい、油断はできない、といった感じで、気を引き締めたり、やる気を取り戻してくださればと存じます。

さて、逆に、申込者数と受験者数が減っているようでしたら、油断は禁物ではありますが、軟化傾向にあるかもしれません。

というのも、受ける人が少なくなっても合格者は出さねばならないわけで、あまり難しい問題を出題すると、受けた受験生が落ちまくってしまうわけでございます。

ですから、減少傾向にある試験では、試験を易しくして、合格者の門を開けるわけでございます。

先と逆ですが、もし、申込者数と受験者数が減少傾向にあって、試験問題が易しくなっていたり、もしくは、それほど凝った問題・ひねくれた問題が出ていないようでしたら、それほど、試験試験と考えずに良いかと存じます。

そうした状況下の試験では、普通の穏当な努力をしていれば、受かるように存じます。

試験の全てが全て、一様に難しいわけではございません。

データから、お勉強の緩急をお付けくださればと存じます。