独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

先送りも勉強のコツ

どこぞのメディアがお題目のように唱えておりますが、「先送り」の全てが悪いわけではありません。

なんだか、問題の解決を延ばすような言いですので、先送りにはよい印象がないように存じます。

しかし、先送りには、とてもよい面がございます。

それは、やる気の空回りの阻止することでございます。

力足らずのために、できないことは多々ございます。

できない、といって遠巻きにしていれば、できるようになるわけでもありません。

ですから時には、垂直にそびえ立つ壁を登るかのようなお勉強もしなくてはなりません。

なんども壁にぶつかって、うんうんと頭をひねることが、1番の勉強になることもございます。

壁を避けての成長なし、努力なくして伸びなし、これは真理なのでございます。

ただ、なのでございます。

物には限度がありまして、実力が足りないのに余りに過度に頑張ろうとするのは、車のエンジンを空回りさせまくるようなもので、あまり、よろしくないのでございます。

お勉強後に、とてもぐったりするときは、やる気や意欲が空回りしたときのお勉強でございます。できることなら、避けるべきお勉強でございます。

こちらの実力では歯が立たないときや、できそうにないところには、うだうだ・グダグダといつまでも拘泥してはなりません。

時間が変れば事情も変わる。

 この常識をわたしたちは、頭の片隅にでも置いていて、損はないように存じます。

目安は『1時間』でございます。

1時間、真剣に考えてみて、何1つ、ヒントも打開策も、方策も、突破法も見えてこないなら、まだ、できるような力が備わっていないと考え、そこでいったん区切りをつけてストップしましょう。

そして、他のところに、代表的なのは、復習でありましょうか、自分の現状の力が発揮できることに、着手すべきかと存じます。

わたくしたちには、本試験までの期限の利益があるのでございます。

本試験その日までにできるようになればいいのですから、到底できそうにないことは今やろうとせず、実力が付いているだろう将来にやるべきことに、ご分類くださればと存じます。 

積極果断に寝ましょう

寝ることは、独学のコツの1つでございます。

結論から申しましと、何もする気が出ないときは、特に何にもせず、そして、なんら奮起も期せず、さっくり寝巻きに着替えて寝ることを推奨するものでございます。

寝るより楽はなかりけり、でございます。

病気になると寝るのは、寝る状態が一番身体が楽で、負担がかからないからでありましょう。

一眠りすれば、身体の疲れはだいぶ取れるのも、寝転んだ状態がそれだけ負担が少ないからでございます。

何ともやる気の出ない、湿り気のある状態よりかは、一眠りでもして、しゃっきりぽんとした心の状態でお勉強をしたほうがいいのは、言うまでもございません。

いったん寝て、疲労やモヤモヤを取って、それからお勉強に着手するというのも、「手」なのでございます。

寝ることが、即サボるわけではないのでございます。

そして、もっと積極的な理由として、へろへろした状態でお勉強をしたとしても、少しも調子は上がらないことが挙げられます。

気分が優れなかったり、テンションが落ちていてお勉強をする気がないときに、無理やり勉強しようとしても、やはり、できないときが多いのでございます。

それどころか、ますますテンションは下がって、イライラが積もるばかりでございます。

結局、ゼロ勉強になるのが落ちですので、いっそのこと、止めて寝たほうがよいのでございます。

また、気が座らない状態でお勉強をしても、つまらないことで要らぬミスをして、更なるイライラが増すものでございます。

ならば、きっぱり床に就き、翌日の朝にでもスッキリした状態でやった方が遥かによいわけでございます。

今日のやる分や、計画の遅れが気になるかもしれませんが、できる状態じゃないのにやっても進まないのが現実。

お勉強が1つも進まないときは、寝るのが1番の処方箋のように存じます。

掃除をすればやることが

独学でのお勉強が続きますと、時折、何とも変な状態に陥るものでございます。

元気ではある。どちらかといえば、健康ではある。

もちろん、病気ではない。

頭がズキズキするわけでもなく、おなかがシクシクするわけでもない。

疲れてもいない。

ふとんに入ると、気絶するように寝ることもない。

何か心を塞ぐようなことがあるわけでもない。

別段に変ではないが、何とも気だるく、ぼんやりしてしまうのでございます。

長いお勉強期間でございます。

お勉強やれないことはないが、さりとて、やる気の出ないときがあることを、お見知りおきくださればと存じます。

こうした、どっちつかずの変な状態の際は、お掃除をお勧めするものでございます。

この掃除は、決して大がかりなものではありません。

次の日に支障が出てしまいますから、身の回りをざっと掃除、整理整頓するくらいでございます。

ただ、普段はいじらないところに、手を付ける次第でございます。

机の下や裏っ側、いつもはあけない引き出しや戸棚、トレイ、箱を点検いたします。

必ずや、使わなくなった道具類、使えなくなった文具類を発見するかと思います。

ひとまず、それら不用品・準不用品の類を、ざっくり整理するのでございます。

これで、多少の心の余裕が生まれるように思います。

次いで、古いメモやノート、書き切れ端などを見出すかと存じます。

それらも、ざっくりと捨てていきます。おそらく、今となってはほとんど意味のないものが大半であるかと存じます。

そして、ほこりが積もっているものがあれば、化学雑巾か科学はたきで拭います。

目にも「ほこり」があるものでございます。

古いものや不用品で視野が占められ、ほこりで視界がくすんでいるからこそ、物が見えてこないのでございます。

身の回りの物々のほこりを拭っているうちに、やるべきことが見えて来るように存じます。