ため息は命を削るカンナ(鉋)かな、なんて申します。
うまくいったものでございます。
まさしく、1つため息をつくたびに、元気がなくなっていくような気が致します。
ため息と深呼吸とは、似ていて実は違います。
ため息とは、思いに沈んでいるために、呼吸が低く、浅く、少なくなっているために起きるものでございます。
ですから、呼吸の質が悪化して、身体も心も低調な状態に到ってしまうのでございます。
深呼吸は逆で、自分から、身体中の酸素を入れ替えて、新しいエネルギーを取り出そうとする、積極的な行為でございます。
細胞の1つ1つに酸素を送り込まんと、深呼吸をゆっくりと、2回・3回すれば、それだけで、作業の色合いは変ってきます。
ぐっと目の前のお勉強に、身が入るように存じます。
わたくしたちは、きっちりと己の感情をセーブしなくてはなりません。
もちろんのこと、過剰に、過大に、スパルタ方式で心を扱い、感情を殺せなんてことは申しません。
ただ、「心配すれば良くなるのか」を考えるべきかと存じます。
合格するか不合格なのかわからず不安で、ため息ばかりをついていれば、状況は良くなるのでしょうか。
なるわけがありません。
それよりも、テキスト1ページでも、問題を1問でも、過去問1つやるほうが、はるかに合格に近づくことでしょう。
ため息だけで合格できるなら、皆、はあはあと言っていることでしょう。学校では、ため息の付き方を教える講座が出て来るでしょう。
ため息で合格するなら、肺活量の多い人が有利になるわけで、こんな馬鹿馬鹿しい試験もないし、その馬鹿馬鹿しい試験から得られるものも、やはり、馬鹿馬鹿しいものでありましょう。
これまで、心配してため息を付いてどうなるのか、どうなったのか、その点をご高察くださればと存じます。
2011年1月26日 8:00 PM
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