独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第2種電気工事士2015・候補問題‐2:確認表示灯(パイロットランプ:常時点灯とする)は丸暗記する

端的に結論を言うと、候補問題2は、ラッキー問題です。この問題に当たったら小躍りしてもいいでしょう。

しかしそれには、『丸暗記』という条件が付きます。

候補問題2の山場は、『確認表示灯(パイロットランプ:常時点灯とする)のスイッチ部分』なのですが、対策はカンタンです。

当該スイッチ部分は、『結線の仕方を丸暗記』してしまいます。

よーく考えたらできるのです。

配線の1本1本を丁寧に見て行って、常時点灯の理屈を1つ1つ追っていけば、誰だってできます。

しかし、時間に押される本試験では、「考える」のは得策ではありません。

結線の仕方を憶えてしまえば、考える分だけの時間を、見直しに使うことができます。ウンウン考えていたら、時間の浪費です。

試験対策としては『丸暗記』一本です。

当該常時点灯式のスイッチ部分は、5回作れば身体が憶えます。憶えられなかったら、憶えるまでやるだけです。

さて、本問題には、固有出題であるダブルコンセントが出てきます。

これは全く問題ではありません。

ダブルコンセント自体が完成品で、普通にケーブルを結線するのみです。

ぴょろっと伸び出るコンセントの付け方も、“普通”なので、問題ではないです。

先述したように、本問はラッキー問題なので、確実に作業をして、合格を確実なものにしましょう。

最後に蛇足を1つだけ。

何気にアレレとなるのが、「他の負荷へ」のケーブルの処置です。

青点線のところです。

「他の負荷へ」のところは、電源線の処置と同じで、「指定寸法+接続用の寸法」となるだけです。

しかし、時折、もともとが単純なだけに、「アレ?何するんだっけ?どうやってケーブル切ったっけ?皮膜は取るんだっけ?」などと、パニックに陥る可能性があります。

無用な焦りはミスの元。

1ミスが重大欠陥の元。

わたしはパニックが起きましたので、油断せず、「他の負荷へ」はどういう処置をするのかを「手順化」しておきましょう。

なお、「他の負荷へ」以外には「施工省略」もあるので、混乱しないようにしてください。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが…、

先のページで述べなかったものもあります。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

第2種電気工事士2015・候補問題‐1:NO.1はイロハで死ぬ。指差し確認最低3回

結論から言うと、候補問題NO.1はかなり落ちやすい部類の問題なので、「指差し確認最低3回」で確実に接続する、です。

候補問題の1は、一目見ると、シンプルな配線でカンタンそうですが、全然違います。

実は“ぞっとする”問題で、候補問題の中でも、ウッカリして落ちる「魔の問題」かと思います。

本試験にて、当該「鬼」が潜むNo.1に当たったら、ギンギンに要注意です。

「鬼」は、赤丸のイ・ロ・ハのスイッチのところに、います。

当該3つのスイッチの『接続』が、できるかどうかで、合否が分かれると思ってください。

スイッチが「2つ」はカンタンなんです。

しかし、これが「3つ」になると、難易度は破滅的に跳ね上がり、接続を超絶に間違えやすくなります。

器具やケーブルを1つの組み込む際は、かなり時間も押していて、(アアもうこんな時間)的に、“焦りやすく”なっていて、線がゴチャゴチャしていることも手伝って、スイッチと対応していない器具と接続するミスを犯します。

スイッチと器具との接続を間違えると、「回路間違い」となって重大欠陥を取られて、即落ちです。

また、接続を間違えてやり直すにしても、結構時間がかかるために(焦りで手が震えます)、終了時間が来てしまい、最悪「未完成提出」で、落ちることになります。

憶えておきましょう。「NO.1はイロハで死ぬ」と。

当該イロハの3つスイッチと、イに対応の引掛シーリング・ロに対応のランプレセプタクル・ハ対応のライトと、各スイッチとの『接続』は、全13候補問題の中で最も、慎重に作業しないといけません。

イロハスイッチ攻略

まず、イ・ロ・ハの各部分にケーブルを結線し終わり、同様に、枠組みにスイッチを取り付け、後はもうスイッチと器具とを接続するだけの段階になったら、まずは「深呼吸」です。

最初に着手するのは、中間の3心をはさまない「イ」の引掛けシーリングの接続からです。

で、リングスリーブなりコネクタで接続する際は…、

「スイッチ“イ”」と「引掛“イ”」、ヨシッ!!

「スイッチ“イ”」と「引掛“イ”」、ヨシッ!!

「スイッチ“イ”」と「引掛“イ”」、ヨシッ!!

と、スイッチの電線と器具のそれとを、3回指でたどって対応していること確認してから、ギュッギュなりズッポズッポと接続作業を施します。

次は、「施工省略」で何も付いてないので混乱しにくい「ハ」です。

「スイッチ“ハ”」と「3心○色」、「省略“ハ”」、ヨシッ!

「スイッチ“ハ”」と「3心○色」、「省略“ハ”」、ヨシッ!

「スイッチ“ハ”」と「3心○色」、「省略“ハ”」、ヨシッ!

と、スイッチの電線と、中間の3心の電線と、器具のそれとを、3回指でたどって対応していること確認してから、ギュッギュなりズッポズッポと接続作業を施します。

最後は残った「ロ」。

「スイッチ“ロ”」と「3心○色」、「ランプ“ロ”」、ヨシッ!

「スイッチ“ロ”」と「3心○色」、「ランプ“ロ”」、ヨシッ!

「スイッチ“ロ”」と「3心○色」、「ランプ“ロ”」、ヨシッ!

と、先と同様にスイッチの電線と、中間の3心の電線と、器具のそれとを、3回指でたどって対応していること確認してから、ギュッギュなりズッポズッポと接続作業を施します。

っとこんな風に、指差し確認を3回して、接続するという次第です。

他のページでも言っているのですが、「本試験は本当に特殊な時間」で、普段なら絶対に間違わないことをやりかねない“時間”です。

だから、練習で1度も間違わなかったことを、本試験でやっちゃう可能性は『大』です。

ですから、念には念を入れて、「指差し確認を3回」し、100%確実に接続する寸法です。

逆を言うと、器具作りやケーブル取り、スイッチ取り付けでは混乱しないんです。普通だから。

混乱するのは、『接続』とだけ憶えておけば、無用な焦りやミスは生じないと思います。

後は蛇足ながら…、

最初のうちにやるのが、「連用枠」の上下を“無視というか、存在そのものを忘れる”ミスです。

「スイッチ」は、配線図の通りに取り付けないとダメ(間違えると多分重大欠陥)なので、上下を確認してから取りつけ、お手本どおりになっているかどうかを確かめてください。

わたしこれやりました。枠に「上」ってあるんや、みたいな。

そして、施工省略です。

施工省略の部分(青丸のところ)は、「手順化」しておきます。

技能試験では、「施工省略」のほかに「他の負荷へ」という形式もあり、やることは変わらないのですが、本試験というあの緊張する時間だと、「アレ?何するんだっけ?どうやってケーブル切ったっけ?皮膜は取るんだっけ?」などと、パニックに陥る可能性があります。

個人的には、練習中にこれでパニックになったことがあります。

無用な焦りはミスの元。

1ミスが重大欠陥の元。

「施工省略」と「他の負荷へ」の場合のやることを、明白に「手順化」しておきましょう。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが…、

先のページで述べなかったものもあります。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

民法の勉強は管理業務主任者で

今となっては昔の話ですが、かつて、民法の勉強に“丁度よかった”と言われていたのが、宅建と行政書士でした。

そう、かつての両試験は、今と比べると遥かにやさしい出題であったのです。

出題の大半は、①基本的な条文知識か、②代表的な判例知識で、本当に法律初学者に適した内容であったのです。

一時など、“国家公務員試験の力試し”として扱われていたくらいです。

しかし今では、両資格とも、難問化の波に襲われ、加えて、専門的な出題も増えたため、そうそう簡単には受からない資格となってしまいました。

応じて、民法の難易度は、かつてと比較にならないほどに、上昇しました。

以前なんて、「債権の譲渡」に債務者の同意はいるか?で1点取れたくらいです。

今では、1つの選択肢がつぶれるかどうか、くらいになっています。

言うなれば、かつてのように、法律の初学者の「入門」にはならなくなっているという塩梅です。

もちろん、しっかり勉強したら、初学者でも理解できないことはありません。

しかし、『壁』が大幅に高くなったのは、事実です。

では、じゃあ、「民法の勉強」で手ごろなものはないか?という寸法です。

その答えが、「管理業務主任者」という資格試験です。

管理業務主任者は、マンション管理に深く関わっている資格で、一定規模のマンション管理業者に設置が義務付けられています。

宅建が、一定規模の不動産業者に設置が義務付けられているのと、同じ“システム”な寸法です。(管業は宅建のパクリなどとはいいませんが、大きく参考にしたことは否めないでしょう。)

ま、資格そのものの説明は「管理業務主任者 独学資格ガイド」に委ねるとして、管理業務主任者の試験について、述べておきます。

管理業務主任者の試験科目に、民法があります。

しかし、出題は、到って基本的な問題が多く、頭を抱えるものではありません。

管理業務主任者固有の論点もあります。たとえば、マンションの管理でとても重要な、管理費や修繕積立金の徴収ですが、これらの金銭債権は「定期給付債権」であり、他の債権と比べて時効が短くなっている云々です。

身に憶えのある方もおられるかもしれませんが、一度でも管理費等の支払いが遅れると催促の電話や手紙が『山』と来ます。

これは、管理費等の債権が、他の債権に比べて時効が「5年」と短いのを受けた、正しい管理行為なのです。

まあ、ややこしいのはこのあたりで、他は、かつての、宅建や行政書士で問われていた、基本的でオーソドックスな民法知識が問われます。

このため、民法の基礎基本的な内容を修めるのに適した試験となっています。

管理業務主任者では、民法以外に、区分所有法の出題があり、「一般法と特別法」の関係を押さえるのに有意義ですし、「標準管理規約」という、法律の契約への落とし込み過程が見える科目があるので、実践的法律解釈とでもいいましょうか、より現実に即した法律の勉強が出来る点で、とても優れていると思います。

管理業務主任者の合格率は、30%~40%台なので、がんばれば「合格証書」というご褒美ももらえるので、励みになります。

下手に法律入門書を読んでも、法律の知識はそう身に付きませんが、「試験」を絡ませると、憶えは大変よくなります。

管理業務主任者自体は、そう求人数もなく汎用性にも欠けるので、宅建に比べるとアレですが、それでも必置資格なので、取っておいて損はありません。

宅建だと何だかなーという方は、管理業務主任者から挑戦してみるといいかと存じます。