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電気工事士でなければできない作業(独占業務)の憶え方3-「テキストを思い出せ」:第2種電気工事士の筆記・法令-電気工事士法

電気工事士でなければできない作業(要は、独占業務)は、試験で頻出事項です。

憶え方のコツは3つあって…、

①技能試験の教材で勉強する。

②造営物。

③テキストを思い出せ。

…となっています。

本ページでは、「③」の「テキストを思い出せ」を説述します。

「独占業務」の記事一覧はこちら。

テキストを思い出せ

「電気工事士でなければできない作業」を勉強する際は、これまで勉強してきた筆記のテキストを思い出しながら、取り組みます。

大事なことを言います。

テキストには、第2種電気工事士に関係することが、掲載されています。

もう一度言います。

テキストには、第2種電気工事士に関係することが、掲載されています。

逆を言うなら、第2種電気工事士に関係のないことは、テキストには載っていない、という塩梅です。

テキストの絵写真を思い出す

たとえば、『電線管の曲げ、ねじ切り、電線管相互または電線管とボックスなどを接続する作業』です。

下線のところは、電気工事用の道具の章なり単元で、説明があったはずです。

電線管を曲げるには「パイプベンダ」を使いました。

「油圧式のパイプベンダ」もありました。

「ダイス」を使ってねじ切りしました。

先の下線の作業が、電気工事士の独占業務に使用されるからこそ、テキストには写真入りで説明されていたのです。

後半部分も見てみましょう。

『電線管の曲げ、ねじ切り、電線管相互または電線管とボックスなどを接続する作業』ですが、電線管相互の接続の際に用いた材料が、テキストでは絵入り・写真入りで説明がされてましたよね?

そう、カップリングとか、コンビーネーションカップリングとかノーマルベンドとかユニバーサルとかです。

電線管とボックスの接続には、ロックナットとか絶縁ブッシングとかボックスコネクタとかを使っている様子が掲載されていましたよね?

言うまでもなく、それらの器具・部品を使う作業が、電気工事士の独占業務だからこそ、テキストで説明されていたのです。

最後に、「がいし」です。

がいしに電線を取り付ける(取り外す)作業」は、「電気工事士でなければできない作業」となっています。

「がいし」は、テキストの「電気工事」の「がいし引き工事」の箇所で、工事の概要が事細かく、たとえば、支持点間の距離云々が、説明されているはずです。

まとめ

理想を言えば、テキストの記載事項の1つ1つを憶えることです、

しかし、正直、メンドクサイです。

んなもんで、独占業務は、「テキストにあったな感」で、突破しましょう。

(あれー、これ、テキストであったような気がするなー)的に、思い出し思い出しすれば、厳密に憶えてなくても、選択肢の1~2つ、潰せるように思います。

電気工事士でなければできない作業(独占業務)の憶え方2-「造営物」:第2種電気工事士の筆記・法令-電気工事士法

電気工事士でなければできない作業(独占業務)は、試験で頻出事項です。

憶え方のコツは3つあって…、

①技能試験の教材で勉強する。

②造営物。

③テキストの電気工事を思い出せ。

…となっています。

本ページでは、有効性の高い「②」の「造営物」を説述します。

「独占業務」の記事一覧はこちら。

造営物に着目する

独占業務かどうかを判断するキーワードは、「造営物」です。

選択肢にて、『造営物』という語句が出てきたら、かなり高い可能性で、電気工事士でなければできない作業に該当します。

『造営物』に関係する独占作業は…、

・電線を、直接造営物その他の物件(がいしを除く)に、取り付ける(取り外す)作業。

・配線器具を、造営物その他の物件に、取り付け(取り外し)、またはこれに電線を接続する作業。

・金属性ボックスを、造営物などに、取り付ける(取り外す)作業。

・配電盤を、造営物などに、取り付ける(取り外す)作業。

…となっています。

時間のない人は、選択肢のなかに、「造営物」と出てきたら、独占業務と判断するとよいでしょう。

ときおり、ひっかけ問題で、間違うことがありますが、それでも、選択肢の1つか2つは、潰せるはずです。

時間のある人は、まず、『造営物=独占業務(電気工事士でなければできない作業)』と、ざっくり憶えて、後は、各作業の詳細を、押えていってください。

補足

「造営物」ですが、テキストの挿絵を、これからは、注視してください。

特に、何かを取り付けている画像は、まじまじと、見ましょう。

そう、それこそ、先に見た「造営物」への取り付けであり、「独占業務」に、該当するからです。

当法のテキストの挿絵には、ケーブル工事の挿絵に、柱などに、サドルやコンセントが取り付けているものがありました。

言うまでもなく、それらは「独占業務」です。

こんな風に、テキストの挿絵を意識してみていけば、「造営物」の論点のマスターが楽になります。

電気工事士でなければできない作業(独占業務)の憶え方1-「技能試験で勉強」:第2種電気工事士の筆記・法令-電気工事士法

電気工事士でなければできない作業(独占業務)は、最頻出事項です。

憶え方のコツは3つあって…、

①技能試験の教材で勉強する。

②造営物。

③テキストを思い出せ。

…となっています。

本ページでは、「①」の「技能試験の教材で勉強する。」を説述します。

「独占業務」の記事一覧はこちら。

技能試験の教材で勉強する

噛んで含めて言います。

技能試験は、言うまでもなく、「第2種電気工事士」の試験です。

ですから、「第2種電気工事士」に大いに関係すること・重要なことが、本試験で問われます。

反対に言うと、「第2種電気工事士」に無関係なことは、問われないということです。

…見えてきたでしょうか?

答えを言うと、『技能試験で問われる諸作業は、電気工事士でなければできない作業であることが多い』という次第です。

反対に言うと、『技能試験のテキストにて、詳細な説明のなかったものは、ド素人可の作業であることが多い』という塩梅です。

ド素人ができることを、なぜ試験で問わないといけないのか?、テキストでわざわざ説明をしないといけないのか?という塩梅です。

たとえば、本単元で頻出の「電線相互を接続する作業」です。

いま手元に、技能試験のテキストがある方は早速開いてみてください。ない人は、どのみち買うことになるのですから、これを機に注文しましょう。

参考:技能試験の教材

電線を接続するには、リングスリーブや差込コネクタを用いるのですが、テキストには、そのやり方が写真入りで説明されています。

電線の接続が、第2種電気工事士にとっては、とても重要な作業だからこそ、つまり、電気工事士にしかできない独占業務だから、絵入り写真入りで、テキストに掲載されているのです。

電線を収める作業

次の、わかりやすい例を挙げます。

電線管、線ぴ、ダクトなどに電線を収める作業」も、典型的な「電気工事士でなければできない作業」です。

さて、技能試験のテキストで調べてみましょう。

技能試験では、例年「IV 1.6(E19)」という記号の付された候補問題があるはずです。

「E」とは、ねじなし電線管のことで、IV1.6とは、1.6ミリのIV線のことです。

技能試験では、当該ねじなし電線管に、IV線を入れる作業が問われます。

電線管の中に電線を収めるのは、「電気工事士しかできない=素人はやってはいけない」からこそ、技能試験にて問われている、という次第です。

配線器具に電線を接続する作業

配線器具とは、スイッチやコンセントのことです。

ちょっと長いですが引用します。

配線器具を造営物その他の物件に取り付け(取り外し)、又はこれに電線を接続する作業」という文言が、テキストにはあるかと思われます。

さて、下線を引いている作業は、技能試験のテキストや教材を見てもらえば即解しますが、技能試験の試験勉強で腐るほどやる作業です

繰り返しますが、電気工事士にしかできない作業だからこそ、技能試験で嫌になるほど問われている、という塩梅です。

コンセントは、技能試験では、「欠陥」を取られるところで、接地極への結線を間違うと「欠陥」で即不合格です。

試験の採点基準からも、「配線器具に電線を接続する作業」が、電気工事士にとって重要な作業=素人にはできない作業であることがわかるかと存じます。

電線管とボックス

「電線管とボックスなどを接続する」のも、技能試験で問われます。

該当箇所を引用しますと…、

…『電線管の曲げ、ねじ切り、電線管相互または電線管とボックスなどを接続する作業』です。

技能試験では、「アウトレットボックス」に、ねじなし電線管を接続する問題と、PF管を接続する問題が、それぞれ1問出ます。

繰り返すように、当該作業が、電気工事士の独占業務だからこそ、問われている、という次第です。

メタルラス壁

最後に「メタルラス壁」について、述べておきます。

「金属管の電線管、線ぴ、ダクトなどを、建造物のメタルラス張り、ワイヤラス張り、または、金属板張りの部分に取り付ける(取り外す)作業」は、2電工の独占業務です。

かつての技能試験では、「メタルラス壁貫通部分に防護管を取り付ける」作業が、出ていました。

今では、出題されないため、技能のテキストには、載ってないことが多いです。

「メタルラス壁の工事・・・独占業務」と、これだけは、意図的に憶えてください。

まとめ

こんな風に、「電気工事士でなければできない作業」とは、技能試験にてよく問われる作業である、という次第です。

漢字だらけの文章に辟易している方は、「電気工事士でなければできない作業」リストの1つ1つを、技能試験のテキストの諸作業と、照合してみてください。

4~5個くらいは、「ああ、これは技能試験で問われるとこなので、電気工事士オンリーの作業なんだな」的に、憶えることができます。

技能試験でやることを参考にすると、ぐんぐん頭に入っていくはずです。漢字より、画像や写真の方がよほどに頭に残ります。

先述しましたが、どのみち、技能の教材を買うので、先に買って、筆記の勉強に役立たせてください。

参考:技能試験の教材